更新日：2021年10月28日

 普段、紫外線や雨水などあらゆるダメージから私達を守ってくれている大切なお住まいですが、お住まいには様々な部位がありますよね。そして、それぞれ大切な役割を担ってくれています。皆様のお住まいの玄関ポーチや窓の上などに、突き出すように設置された小さな屋根が設置されていませんか？これは、「庇」といい、もちろん庇も大切な役割を担っているのです。では、庇の役割とは一体何でしょうか。

庇（霧除け）の役割

 庇の大切な役割の一つとして挙げられるのが、やはり雨除けでしょう。庇は「霧除け」と呼ばれる場合もあります。庇があることで、小雨程度であれば室内への雨水浸入を防ぐことができます。特に、玄関ポーチ部分の庇は、雨除けにおいて特に重要でしょう。庇があることで、濡れずに傘を畳むことができますし、玄関の中まで雨が吹き込みにくくもなりますよね。また、庇は太陽光を遮り日陰を作ってくれます。そのため室内温度の上昇や、紫外線によって室内の床や家具の日焼けを防ぐことにも繋がるのです。そして、外壁へ雨だれや埃などの汚れの付着を防ぐという役割もあります。

庇（霧除け）のメンテナンス方法

 庇もお住まいの中で大切な役割を担っていることがわかりましたが、メンテナンスはどのように行なえば良いのでしょうか。庇は、メリットも多いですが屋根よりも勾配が少ないことがほとんどのため、シーリング部分や庇表面下の防水紙が劣化すれば雨漏りの原因になってしまうこともあります。庇の表面にはガルバリウムやトタンなどの板金が使用されていることが多いです。トタンやガルバリウム製で塗装されている場合には再塗装をすることで防水性能を維持します。傷みが顕著な場合には、カバー工事や取り替えなども必要になるため、屋根などと同様、庇も定期的な点検とメンテナンスが大切になります。  私達、街の屋根やさんでは、庇の修理も承っております。皆様の大切なお住まいのことで何かお困りの際には、街の屋根やさんにお気軽にご相談ください。