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西宮市瓦屋根の修理ができるか点検してほしい
更新日：2021年10月8日
西宮市にて
瓦屋根の劣化が気になるお客様宅にお伺いさせて頂きました。
築30年ほど経過している木造住宅になります。
はしごをかけようと思いましたが軒樋が劣化でゆがんでしまっていたので破損の恐れがあると判断し、二階のベランダから
脚立を使用して屋根に登る事にしました。
瓦屋根に登ると所どころに漆喰が落ちていたり、瓦が破損している箇所がありました。
まずは瓦屋根に発生している劣化状態を把握していきたいと思います。
瓦屋根に発生している劣化状態その① 瓦屋根表面に小さなヒビが入っている。
瓦屋根表面に小さなヒビが入っている。
瓦表面はとても丈夫になっています。瓦を作る過程で瓦表面には焼き付け塗装を施してあるためです。
やはり30年も経過してしまうと瓦表面に施されている焼き付け塗装の塗膜効果は軽減してしまいます。
焼き付け塗装の塗膜効果が軽減することにより瓦表面に小さなヒビが発生してしまいます。
瓦屋根には瓦本体と漆喰が取付られています。
漆喰とは消石灰（水酸化カルシウム）を主原料とした塗り材になります。
漆喰は調整機能に優れていて湿気を吸って吐いてくれ、水分を溜めずらいようにしてくてれいます。
ただ漆喰も10年以上になると固くなってきます。
固くなった漆喰は密着効果も低下し瓦から外れやすくなります。
外れた漆喰は軒樋に詰まったり、地面に落下してしまう危険があります。
30年ほど経過している瓦屋根の瓦は経年劣化によりズレてきます。
ズレが大きくなるほど瓦の間に隙間ができ、瓦の可動範囲が広がります。
可動範囲が広がると瓦同士がぶつかった時の衝撃が大きくなり瓦が欠けるという現象が発生してしまいます。
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