アパートの棟板金の飛散調査で偶然見つけた廃版の角樋ナショナルN40Ⅱ|習志野市
更新日:2015年12月29日
もういくつ寝るとお正月~♪といった残り日数になりましたが、住宅のお困りごとは時を選ばず、と言ったところで本日もお問い合わせいただきまして誠に有り難うございます。本日は千葉県習志野市のアパートをご所有のお客様より棟板金の飛散の修理についてお問い合わせを頂きまして調査に伺って参りました。ご所有のアパートの定期巡回に行った際に偶然棟板金が落ちているのを発見してお問い合わせをしていただいたようです。

お問い合わせいただきましたお客様の建物は崖の際に建っているアパートでした。その為屋根には上りやすく助かりました。南側は崖に面しているため陽当たり最高!ですね。この季節にはありがたいでしょう。また風の通りも激しそうです。そんなこともあって今回の風で棟板金が飛散してしまったのかもしれません。

飛散した棟板金は敷地内に保管していただいておりました。早速調査を行わせていただきます。屋根の形状は親棟が長い寄棟になっています。今回棟板金が飛散してしまっていたのは親棟と呼ばれる屋根のてっぺんの部分の板金約2mでした。他の部分は飛散はありませんでした。

全般的な状態も確認してほしい、とのことで他の棟板金、屋根全体の状態、雨樋など屋根に関わる部分の点検も行う中で棟板金の飛散につながった原因ではないかと思われるものを発見いたしました。寄棟ですので隅棟と呼ばれる建物の角に向かって下りている棟がありますが、そちらの板金を下地木材の貫板にとめている釘の浮きがほとんどの棟で発生していました。それもほぼ抜けかけているくらい出てきてしまっている物が多く、立地的に風がまともにあたってしまうのが原因の一つとしてありそうです。

屋根面に関しては数年前に塗装済みとのお話でまだ苔などは生えておりません。屋根材の化粧スレートも大きく損傷している部分は有りませんでした。最後に雨樋の確認をいたしましたところ、はっきりとわかる雪害とおもわれる歪みを二カ所発見いたしました。

角樋と呼ばれるタイプの軒樋です。角樋は廃版になっている物も多くあります。その為、必ず品番やメーカーの確認をしておかないと補修の際に大変なことになってしまいます。品番や名称はこの「止まり」と呼ばれる雨樋の角の部分や集水器などに書かれていることが多いので見てきます。止まりの内側にこの樋の名称の記載がありました。「N40Ⅱ」と見えます。この樋はナショナル、いまはパナソニックと社名が変更になっていますが、の角樋です。アイアンどいと言われており縁に鉄が入っていて歪みなどには強いものなのですが、一度歪んでしまうと逆に戻りません。雪害の影響はやはりすごいものですね。廃版の樋の場合は、形状が合わないため悪い部分だけを切ってつないでができません。その為、修理を行う際にはつながっている部分、縁が切れている部分まで交換が必要となります。もちろん、火災保険の自然災害への補償に入っておられれば対象になりますのでご安心ください。
お客様には棟板金の状況と雨樋の状況のご報告をさせていただき、今後どのような工事をおこなっていくのかを話し合って参ります。予算、優先順位等お客様のご希望にベストマッチな工事をご提供致しますので、屋根でお困りのお客様は「街の屋根やさん」にお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2015年12月29日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
習志野市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
【棟板金】釘浮き・錆 雨漏りを防ぐ棟板金チェックポイント【プロが解説!アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介

棟板金交換の施工事例一覧
習志野市で棟板金交換を行ったお客様の声






















































































































