高崎市のお客様の建物の屋根を調査しています。

写真中央には外壁のクラック(ひび割れ)ができていることが確認できます。これ以上ひどくならないように外壁の塗装をして補修をしておきたいですね。

また水切りの板金と土居のし瓦との間にはすき間ができています。横風を伴う雨の場合、水が入ってくると思われます。

瓦と瓦との間も結構すき間ができていますので平瓦の葺き直しをする必要があるように思われます。

壁際の土居のし瓦の下にはシーリング剤が厚く塗られていました。ここは通常漆喰が塗られていることが多いです。

シーリング剤も耐用年数が過ぎれば、ひび割れなどが生じて雨水が侵入してくる原因となりますのでメンテナンスは必要です。

平瓦は角度を変えて見ると全て少しずつずれが生じています。

このずれが瓦と瓦のすき間を生んでいるようです。おそらく大雪の時に雪と共に全体的に瓦がずれてしまったと考えられます。

屋根に積もった雪は重さで下へ下へとずり落ちてきますので一番瓦のずれが大きくなるのが軒先のところになります。

写真でも雨樋を覆うようにせり出てしまっている軒先の平瓦が確認できます。

また次に大雪があれば間違いなくこのせり出ている瓦は落下しますので一度全体的に瓦を外して葺き直しをした方が良いと思います。