生駒市にて屋根の葺き替え工事用の足場組み
更新日：2021年6月24日
奈良県生駒市にて、
屋根の葺き替え工事の為の足場を組む作業
をさせていただきました。
瓦を効率よく、上げ下げするために「瓦上げ機」を使用します。
それを載せるステージ台も設置いたしましたので
その模様をご紹介させていただきます。
まず大事な支柱となる『単管パイプ』
画像右側の棒です。
鋼管で作られたパイプになります。
そして、画像左側に立てかけているのが『踏板』
足場で職人たちが歩く床となる部分です。
『足場板』、『アンチ』とも呼ばれます。
『固定ベース』
単管パイプを地面などに固定する土台です。
『水平器』
正確な水平や垂直、または勾配などを測ること
のできるツールです。
『クランプ』
単管パイプを
緊結するための器具です。
交差角度が直角に固定されている「直交クランプ」、
交差角度が自由に調整できる
「自在クランプ」
の2種類があります。
『単管ジョイント』
単管パイプを直線上に繋いで
固定する緊結具です。
『ブラケット』
直角三角形の形をした、
踏板を支える部材です。
他にも使用材料があります。
『手摺』、『筋交』、『鋼製階段』
などなど沢山の部品を用いて足場を組んでいきます。
まずは、『固定ベース』と『単管パイプ』を使用して
土台を作っていくことから始まります。
『クランプ』など様々な部品を用いて
どんどんつなぎ合わせていきます。
屋根の葺き替え工事に必要な足場を組んで、
次に瓦の上げ下げの作業時に効率的な
「瓦上げ機」を載せるステージ台を仕上げていきます。
『踏板』を上手く利用していきます。
重量がかなりありますので、『単管パイプ』に引っ掛けるだけでしっかりと安定します。
その為には土台が重要です
家をぐるっと囲うように
足場を設けます。
ステージ台が
出来てきました。
こちらは防塵シートです。
作業中の細かい破片や、ホコリやゴミなどが
周囲に飛散してしまわないように
お庭やご近所様に出来るだけ掛からないように養生します。
一枚ずつ丁寧に結んでいきます。
足場が完成しました。
「瓦上げ機」を載せるステージ台も完成です。
これで、作業効率が格段に上がります。
いかがでしたでしょうか。
今回は屋根の葺き替え工事前の足場組みの
模様をご紹介させていただきました。
現在では「瓦上げ機」という電動で瓦を上げ下げできますが、
少し前までは人手で行っていました。
「瓦上げ機」が置けない環境の所では、今でもバケツリレーをしていますが…
人件費や工期のことを考えると「瓦上げ機」の威力は凄いです。
足場にも感謝です。
木材で足場を組んでいた頃は
安定させるのに相当な苦労がいったと思います。
今はハンマーなどの工具であっという間に組み立てられます。
もちろん技術も必要ですし、
組み立てや解体には「足場の組立て等作業主任者」という
国家資格を有した人の指揮のもとに行うことが義務付けられており、
作業員全員、特別教育を受けているのです。
安定の足場があるからこそ、安心安全に次の作業もできるのです。
では、この「瓦上げ機」を使用した屋根の葺き替え工事の記事も是非ご覧くださいませ。
数日後には仕上げます。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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