依頼内容：向日市の屋根の樋から水漏れがしているため、原因を究明して修理を依頼された。

調査場所：向日市の屋根現場

調査方法：ドローンを使用した視覚調査

調査結果： 屋根の現場には直接ハシゴを立てることができなかったため、ドローンを使用して視覚調査を行いました。


樋の外観を確認した結果、明らかな割れや外れは見られませんでした。樋の表面にも目立った傷や破損はありませんでした。また、周辺の屋根面にも特定の異常は見られませんでした。

雨漏りしている箇所を確認すると、傾きが不十分なように見えます。雨水は高い場所から低い場所に流れないと十分に排水されませんので、傾きが重要です。

樋全体を注意深く見ていくと、いくつかの場所でうっすらとホコリのような汚れが漏れていることが確認できます。樋の内部に薄い汚れが付着しており、微細な粒子が目に見える範囲で広がっています。これはおそらく風や雨によって持ち込まれた塵や花粉、葉っぱのかけらなどが原因と考えられます。また、樋の接続部分や継ぎ目の周辺にも微量の汚れが見られます。これらの汚れは樋の外観を損なうだけでなく、水の流れを妨げる可能性があります。

先ほどの情報に基づいて、雨漏りの原因が樋の勾配不良にあることが分かりました。勾配不良によって雨水の流れが悪くなり、樋の機能が低下している可能性があります。そのため、軒樋の交換を提案させていただきます。

軒樋の交換によって、新しい樋を設置することで勾配を正確に調整し、雨水のスムーズな流れを確保することができます。また、新しい樋は汚れや劣化が少なく、耐久性が高いため、長期的なメンテナンスの頻度を減らすことができます。

交換に際しては、専門の施工業者に依頼することをお勧めします。適切な勾配の設定や施工技術が必要であり、安全面や品質面を考慮する必要があります。また、適切な素材やデザインを選ぶことで、建物の外観にも影響するため、十分に検討してから決定することが大切です。

軒樋の交換によって、雨漏りの原因を解消し、建物を守る効果的な対策ができるでしょう。