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和泉市でセメント瓦からコロニアルグラッサに葺き替えました!
和泉市 台風 台風
【工事のきっかけ】
和泉市にお住いのM様より「台風で瓦が割れてしまったので、この機会に塗装か葺き替えを考えてるんです」というご相談をただいたことがきっかけで屋根の葺き替えを行いました!
セメント瓦からケイミュー株式会社のカラーベスト「コロニアルグラッサ」に葺き替えた事例をご覧下さい!
基本情報
- 施工内容:台風 台風
- 施工期間:7日間
- 築年数:約26年
- 施工費用:足場費用・23.5万円 屋根葺き替え費用・・199.5万円(すべて税込み)
- 使用材料:コロニアルグラッサ・野地板・ガルバリウム鋼板・水切り・ポリカ波板他
和泉市の皆さまこんにちは!
「屋根が瓦なので、台風とか地震で落ちないか心配・・」
「屋根に土が載ってて重いので地震で倒れないか心配・・」
など、ご自宅の屋根のことで心配なことはありませんか?
和泉市のM様も台風で瓦が割れたことをきっかけに、屋根を葺き替えることになりました。
今回は、厚みのあるセメント瓦を軽いカラーベストに葺き替えた
「屋根葺き替え」の様子を施工事例でご紹介したいと思います!!
「屋根の葺き替えって、どんなことを行うの?」
と興味がある方はぜひご覧になって下さいね!

◆ M様邸の既存の屋根にはオレンジ色のセメント瓦を葺いていました。
この工事で厚みのあるセメント瓦から軽い板状のカラーベストに葺き替えます。
重い屋根材から軽い屋根材に葺き替えるとどんな効果があるの??
屋根が重いと、建物の重心が上がるので、地震などの揺れを受けた時に倒壊しやすくなります。
屋根を軽量化することで、建物の重心が下がるので安定し、揺れで倒壊しにくくなります!
「ソフトクリーム」で例えると分かりやすいかもしれません。
ソフトクリームは頭が重いので、重心が上がり、机に置くとすぐに倒れてしまいます。
ですが、クリームの部分を食べると軽くなり重心が下がるので、安定しますね!
屋根も同じ理由で、重心を下げることで建物が安定するということになります。
続いて、和泉市M様邸の既存の屋根材「セメント瓦」についてお話したいと思います。

◆ セメント瓦とは、文字通りセメントを主原料にした屋根材(瓦)のことです。
耐久性は30年~40年程と言われていて耐久性に優れていますが、
セメントでできているので衝撃に弱く割れやすいというデメリットもあります。
また、セメントは水分を吸い込み性質があるので、塗装で防水していますが、
塗膜が傷むとセメント瓦が雨水などを吸収し、瓦自体が脆くなってしまいます。
その劣化症状を抑えて防水性を向上させるために定期的な塗り替えが必要な屋根材になります。
M様邸のセメント瓦も現時点では塗り替えでのメンテナンスが可能でしたが、
最近は台風が頻繁に上陸しますし、地震もいつ発生するか分からないので、
屋根を葺き替えて備えることになりました。
◆ 屋根葺き替え工事で使用する足場を設置しました。
屋根の工事を安全に、そしてスムーズに行うためには足場が必要になることがほとんどです。
足場を屋根の上まで立ち上げて、周囲にメッシュシートを張ることで職人や道具が落下するのを防止することができます。

◆ 既存の瓦をめくって撤去していきます!
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材をめくって新しい屋根材に取り替える工事になります。
この日は屋根の上に5人の職人が上がり、下で1人の職人が待機して作業を進めました。
瓦を1枚1枚めくって、地上まで下ろしていきます!
M様邸は葺き土(瓦を葺くための下地の土)を使用していないので、
瓦をめくるだけで解体できますが、土が載っていると土も撤去しないといけないので、
土埃がたくさん舞い、作業時間もかかります。
◆ 既存の瓦をめくると、棟に雨水が入った形跡がありました!
棟とは・・屋根の頂点の水平部分のこと
瓦をめくると、下地が腐食して傷んでいました。
お部屋の中には雨漏りしていないということでしたが、小屋裏には雨水が浸入していた可能性があります。
◆ 棟瓦をめくると、中に鳥の巣があるのを見つけました!
瓦の隙間などに鳥やイタチなどの小動物が入り込み、巣をつくることを「鳥獣被害」と言います。
鳥はダニやノミを持っていることがあるので、人の体の健康を害しますし、糞や尿でもその影響を受けてしまいます!
◆ 軒先(のきさき・屋根の流れの一番低いところ)にも鳥が巣をつくっていました。
M様邸は鳥が巣をつくっていましたが、天井裏にイタチなどの小動物が入り込むと、糞や尿で天井に染みが付いたり、ニオイでの被害を受けることがあります!
新しく葺く屋根材(カラーベスト)は板状の屋根材を直接屋根面に葺くので、隙間のない屋根になり小動物が入ることができなくなります。

◆ 既存の瓦をめくって撤去した後、下地を設置して屋根の高さを調整しました。
M様邸は厚みのあるセメント瓦から厚みが薄いカラーベストに葺き替えるので、
そのまま野地板(のじいた・屋根の下地)を張ってカラーベストを葺くと、
破風板(はふいた)や鼻隠し(はなかくし)に当たって雨水が樋に流れません。
そのため、下地で高さを調節してから野地板を張らないといけません!
「破風板・はふいた」「鼻隠し・はなかくし」について、ご理解いただけると、
その構造がよく分かると思いますので、下記の写真を参考にご説明させていただきますね。
◆ 破風板とは・・屋根の雨樋が付いていない三角になった面に取り付ける板のこと(青い点線部分)
◆ 鼻隠しとは・・軒先の雨樋が付いている面のことで、雨樋の下地の役割もある(黄色い点線部分)
今まではセメント瓦の高さに合わせて野地板を設置していたので雨水を樋で受けることができましたが、屋根を葺き替えると高さが低くなるので、破風板や鼻隠しにぶつかってしまいます。
そうすると、雨水を樋に流すことができないので、鼻隠しの上に野地板を渡して設置しないといけません。
そのために下地を設置して高さを調節し、野地板が鼻隠しの上をまたぐように張る方法を取ります。
◆ 下地で高さを調節したあと、野地板を張りました。
野地板とは・・屋根を葺くための下地の板
野地板は屋根を維持するための重要な役割があるので、耐久性がある構造用合板を使用しました!
構造用合板は、どの方向から力を受けても抵抗し、支えることができるので、屋根や壁、床などの耐力面材として使用されています!
◆ 野地板は継ぎ目をずらして張りました。
継ぎ目が揃うと、地震などの揺れが発生した時に、力が集中するので動きやすくなってしまいます。
目地をずらすことで外部からの力を分散させることができるので、耐久性が向上します。
※板チョコと同じ原理で、目地がある部分は割れやすくなるので、継ぎ目を揃えないように配置しました。
☆野地板は屋根材の下に隠れていますが重要な部分です!

◆ 野地板を張った後、ルーフィングを敷いて屋根全体を防水しました!
ルーフィングとは、防水シートのことです。屋根を雨水から守っているのは屋根材だと思われがちですが、
実はこの「ルーフィング」が防水の要なのです。
ルーフィングは「ゴムアスルーフィング」「アスファルトルーフィング」「透湿ルーフィング」など種類があり、それぞれ性能があります。M様邸で使用したのは「ゴムアスルーフィング」になります。
ゴムアスルーフィング(改質アスファルトルーフィングとも言います)はアスファルトに合成繊維や合成ゴムなどを混ぜて作った耐久性のある防水シートです。
屋根を防水した後ケイミュー株式会社のコロニアルグラッサを葺きました!

◆ ここまでくると、いよいよ屋根材を葺く工程になります!
M様邸ではケイミュー株式会社の「コロニアルグラッサ」を葺きました。
コロニアルグラッサは商品名で、「化粧スレート」「スレート瓦」「カラーベスト」「コロニアル」とも呼ばれています。
厚みが5mmくらいの板状の屋根材で、1枚1枚釘で固定して葺くので、風や地震の揺れに強く、
自然災害に備えることができます!
また「グラッサコート」という特殊な工法により、色褪せや変色が抑えられるのできれいな状態が長持ちします。
◆ 屋根のケラバや軒先に水切りを取付けてからコロニアルグラッサを葺きました。
水切りとは、雨水が内部に浸入するのを防止するための金物のことです。
ケラバや軒先は雨水が染み込みやすいので金物でそれを防止しないと下地が傷んでしまいます。
ケラバ・・屋根の流れの一番端
軒先・・屋根の流れの一番低いところ

◆ コロニアルグラッサを軒先から順番に1枚1枚釘留めしていきます。
コロニアルグラッサなどのスレート系の屋根は、雨水が継ぎ目を流れる形状になっています。
継ぎ目が揃うと、雨水が屋根材の内側に流れ込んでしまうので、
必ず継ぎ目が交互になるように葺かないといけません!

◆ コロニアルグラッサを棟まで葺き上げた後、棟に板金を取付けました。
棟は二つの屋根面の取り合いで隙間が生じるので、板金を被せて雨仕舞(あまじまい)されています。
雨仕舞とは・・雨水が内部に浸入しないようにすること
棟板金を取付けることで屋根の取り合い部が隠され、屋根材を固定することができます。
棟に取り付ける板金のことを「棟板金」と言います。

◆ M様邸はお隣の住宅と繋がった形状で、屋根にも取り合いがあります。
M様邸の屋根を葺き替えたことで、お隣の住宅の屋根に問題が発生するといけないので、
きちんと雨仕舞しないといけません!
二つの屋根の取り合い部の仕上をどうするか検討して、既存と同じセメント瓦を葺くことになりました。
取り合い部に水切りを取付けて、仕上げの瓦を固定するための下地を設置!
◆ 二つの屋根の取り合いになんばんを敷き、その上にセメント瓦を載せて下地に向かってしっかりとビス留めします。
なんばんとは、石灰にスサと糊などを混ぜた葺き土のことで、瓦を固定したり隙間を塞ぐ役割があります。
◆ なんばんを敷いて、既存の瓦を載せてビスで固定しました。
この瓦は、瓦をめくる時に再利用することを前提に保管していました。
屋根の取り合いを瓦で覆い、きちんと雨仕舞したので安心です!
◆ 棟には補強金具を取り付けて瓦を復旧しました!
M様邸はお隣の棟とは繋がっていませんが、屋根面の勾配は揃っています。
取り合い部の関係で、棟の一部が瓦の仕上になるので、瓦をきちんと固定できるように下地を設置しました。
棟は屋根の一番高い位置にあり、風の影響をまともに受けるので、瓦が下地ごと飛ばされないように補強金具を取付けました。
◆ 棟にもなんばんを敷き、瓦をのせてビスでしっかりと固定しました!
なんばんを下に敷いたので、屋根面の瓦の隙間も塞がれ、なんばんで対応できない箇所はシーリングを充填して防水しました。

◆ 棟を板金で仕上げた部分との取り合いには隙間が大きくあいてしまうので、板金を被せて防水しています。
M様邸はお隣と繋がっている形状なので、どちらの屋根も雨水の影響を考慮してきちんと雨仕舞させていただきました!

◆ M様邸は2階の屋根から1階にかけて設置された屋根と外壁の取り合いに壁際水切りを取付けます!
壁際水切りとは・・外壁を伝ってきた雨水が内部に浸入するのを防止する金物のこと
既存の壁際水切りは、施工する時に壁の中に埋め込まれているので、撤去しないでそのまま残します。
そうすると、屋根面と水切りとの間に大きな隙間があいてしまうので、隙間を塞ぐために大きな水切り板金を被せることになりました。(M様邸は分厚いセメント瓦から薄いコロニアルグラッサに葺き替えたので屋根面が下がり、既存の水切りとの間に隙間が生じます)

◆ 既存の水切りを下に下ろして、大きな水切りを被せて取付けました!
コロニアルグラッサを葺く時に、既存の水切りの下に新たに水切りを取付けているので
雨水が入らない形状になっていますが、板金と屋根面との間に隙間がある状態だと
見た目に悪影響を与えてしまうので、この方法で仕上げています。
上から被せて取付けた壁際水切りと外壁との取り合いから雨水が入らないように
シーリングを充填し、きちんと防水しました。

◆ 屋根の葺き替え完了です!!
セメント瓦から軽くて丈夫なカラーベスト、コロニアルグラッサに葺き替え、
見た目が一新されて屋根を軽量化することができました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
M様邸の屋根葺き替え工事を下記のリンクより工程ごとに詳しくご紹介しています!
☆ 街の屋根やさん岸和田店は、屋根の葺き替え・修理・塗り替えなどのご相談を承っております。
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という方はこちらをご覧になって下さい。
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お電話でのご相談 0120-169-747(フリーダイヤル)
屋根の葺き替えに伴い、雨樋を一部交換しました。
この雨樋はっ苔がびっしりと詰まって垂れ下がり変形していました。
コロニアルグラッサに葺き替えることで、屋根面が平らになり雨水の流れが速くなるので、変形した樋では雨水をきちんと受けることができないと判断し、新しい樋に交換しています!
1階に設置されているテラスの波板も、ポリカ波板に張替えたので見た目もきれいに仕上がりました!
【工事完了後】

屋根の葺き替えに伴い、雨樋を一部交換しました。
この雨樋はっ苔がびっしりと詰まって垂れ下がり変形していました。
コロニアルグラッサに葺き替えることで、屋根面が平らになり雨水の流れが速くなるので、変形した樋では雨水をきちんと受けることができないと判断し、新しい樋に交換しています!
1階に設置されているテラスの波板も、ポリカ波板に張替えたので見た目もきれいに仕上がりました!

1階に設置されているテラスの波板も、ポリカ波板に張替えたので見た目もきれいに仕上がりました!
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