みなさまこんにちは！街の屋根やさん和歌山店です。
今回ご紹介する現場ブログは『雨漏り調査』の様子についてです！

和歌山市在住M様は、以前訪問業者で嫌な思いをしたそうで、
今回、街の屋根やさん和歌山店へご相談してくださいました！

街の屋根やさん和歌山店では、しつこい営業や工事の強制などは一切しませんのでご安心ください。

≪関連記事≫

悪質な訪問業者には気をつけましょう！

和歌山市在住M様邸　雨漏り調査の様子をご紹介！

雨漏り箇所の和室を調査します

まずは、雨漏りしている箇所を調査させていただきました。
2階の和室の天井全体に雨染みが発生していました。
雨染みだけでなく、天井板の表面も最近めくれてきたそうで、隙間ができていました。

和歌山市在住M様邸の天井板は、プリント合板と呼ばれる合板を使用しており、
そのプリント部分がめくれていました。

プリント合板とは、薄くスライスした板(ベニヤ)を多層にした合板の表面に
木目や色柄を印刷した化粧シートを貼って作られた建材製品です。

好みのデザインが選べて、経済的にも使い勝手に優れています。
他にも、表面保護のために仕上げ塗装されているので、お手入れしやすい特徴があります。

続いて、梯子を使って屋根の調査を行いました。

梯子を使って屋根の調査をします

M様邸の屋根はスレートで葺かれていました。
スレート屋根の場合、屋根材と屋根材の取合いに【棟板金‐むねばんきん‐】と呼ばれる板金が取り付けられています。
その棟板金がM様邸では飛散しており、棟板金を固定する下地となる【貫板‐ぬきいた‐】がむき出しになっていました。

また、むき出しになっている貫板も雨水などが原因で腐食し、ボロボロになっていました。

≪関連記事≫
★棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決！
★スレート屋根（コロニアル、カラーベスト）のチェックポイントとメンテナンス方法

棟板金が飛散していない箇所もありましたが、棟板金を固定している釘が抜けかかってました。
棟板金を固定する釘が抜ける原因はいくつかあります。

棟板金を固定している釘が抜ける原因

①風圧により釘が浮く
　棟板金は風の影響を受けやすい部分にあり、長年風を受けていると風圧により釘が浮いたり、
　抜けたりします！

②気温の影響で釘が抜ける
　棟板金は金属でできており、暖かい時は膨張し、寒い時は収縮します。
　だからと言ってすぐに影響は出ませんが、何年も膨張・収縮を続けるうちに少しずつ釘が緩んできます。

③貫板の腐食により釘が抜ける
　棟板金の下にある貫板は木材なので、腐食してしまうと釘が抜けてくることがあります。


これらの原因は経年劣化で起こることですので、家を建てて10年程経過している場合は
一度メンテナンスを行うことをおススメしています！

≪関連記事≫
★季節別・築年数別知っておくべき住まいのメンテナンスサイクル完全版