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岸和田市のALCパネルの目地シーリングのメンテナンス
更新日:2025年9月12日
岸和田市で外壁塗装前のシーリング工事を行いました。
Y様邸は鉄骨造の3階建ての住宅で、外壁にはALCパネルを張った仕上げです。
屋根はスレート葺き(平型の薄い屋根材)で、数年前に塗り替えをされていることから、
今回は外壁のみ塗装のご依頼がありました。
☆ 塗装を行う前に外壁の継ぎ目や窓周りなどの取り合い部を防水している
シーリングをメンテナンスして建物の防水性を確保します。
Y様邸の外壁はALCパネルを張った仕上げです。
ALCパネルとは「軽量気泡コンクリート」のことで、コンクリートの中に気泡がたくさん入っていますので通常よりも軽くなっています。
ALCパネルのメリットとして「耐久性」「耐火性」「防火性」「断熱性」などがありますが、デメリットもあります。
それはパネル同士の「目地(継ぎ目)」が多いことです。サイディング張りの外壁の場合は「縦目地」か「横目地」のどちらか一つになりますが、ALCパネルは構造上、縦目地と横目地の両方ができてしまいます。
⚠ 目地の数が多いということは、その分雨漏りのリスクが高くなり、メンテナンスの費用も掛かってしまいます。
目地は外壁材の継ぎ目になりますので、防水処置しないとそこから雨水が浸入して内部に雨漏りしたり、
目に見えない部分の木部を腐食させて建物の耐久性を脅かしてしまいます。
☆ その目地部分を防水するためにシーリングが充填されているのです。
ALCパネルはコンクリートでできていますので、
吸水性があります。パネルの表面は塗膜で保護されていますが、内側はそのままですので、
目地部分から雨水が入り込むとALC内部の気泡に雨水が浸入して膨張し、ひび割れなどの劣化症状を引き起こしてしまいます。
塗装だけでは目地の防水性を確保できないので、防水前にシーリングを増し打ちすることになりました。
シーリングは施工した当初は弾力があり地震などの揺れを受けた時に柔軟に対応できますが、
紫外線などの影響で劣化が進むと硬くなって割れやすくなります。
Y様邸のシーリングも劣化により硬化して痩せてきていました。
ALC外壁の場合、目地部分に幅がありますので、既存のシーリングの上から新しいシーリングを充填しても十分な厚みを付けることができることから、増し打ちでメンテナンスすることがほとんどです。
シーリング工事は防水専門の職人が作業を行います。
外壁の目地は既存のシーリングの上に新しいシーリングを充填する「増し打ち」で行います。
シーリングを充填する前に、目地の溝にプライマーを塗布します。
プライマーとは・・一番初めに塗る塗料の総称です。接着効果がある塗料で、下地とこの上に充填するシーリングの両方をしっかりと密着させてくれます。
●●●● プライマーはシーリングの下に隠れますが重要な工程です ●●●●
プライマーは透明ですし、上にシーリングを充填すると隠れて見えなくなりますが、重要な役割を担っています。
プライマーの工程を省いたり、塗りムラがあると、シーリングがしっかりと密着しないので、浮いたり剥がれてきてしまいます。そうするとシーリング自体は健全でも防水性が確保できなくなり、打ち替えないといけなくなってしまいます。
⚠ シーリングの性能を発揮させて長持ちさせるために、プライマーの工程は欠かせません!
プライマーを丁寧に塗布した後、シーリングを充填していきます。
シーリングの種類は様々で、今回は上に塗装をかけるので塗装により不具合が生じないシーリングを使用しました。
専用のガンにシーリングを詰めて目地部分に多めに充填していきます。
シーリングを充填した後、ヘラで押さえて表面を美しく整えました。
シーリングを充填しただけでは奥に空洞ができてしまいますので、シーリングをしっかりと密着させることができず、気密性を確保できません。また、シーリングは充填した後すぐに乾燥してくることから、乾ききる前にヘラで押さえないと見た目をきれいに仕上げることができません。
☆ 防水の職人は何度もこの作業を行っていていますので、
このように美しく仕上げることができるのです。
◆ シーリング工事は外壁の目地部分だけではありません ◆
「窓」「庇」「換気フードカバー」など、外壁に開口をあけて設置されている設備の取り合いにもシーリングが充填されています。(取り合い部分を防水するため)
建物全体の防水性を向上させるためには、こういった部分のシーリングも
きちんとメンテナンスしないと雨漏りしてしまいます。
窓周りに充填されているシーリングは外壁の目地よりも比較的肉痩せしていなかったので、新規のシーリングの厚みを確保するために「打ち替え」でのメンテナンスとなりました。
窓周りのシーリングは状態を見極めて打ち替えか増し打ちか工法を決めさせていただきます。
ALC外壁の窓周りにはその形状からシーリングが2箇所充填されています。
それは「窓周り」と「サッシの下端の水切りの取合い」です。
2箇所ともシーリングを打ち替えるので既存のシーリングを撤去します。
庇周りの既存のシーリングも撤去します。
シーリングが劣化して硬化が進んでいると、撤去する際に短く切れて作業に時間がかかります。
既存のシーリングを撤去した後、サッシを汚してしまわないようにマスキングテープを貼って保護し、目地と同様にプライマーを丁寧に塗布しました。
プライマーを塗布した後、シーリングを充填!
窓や庇は外壁に開口をあけて設置されていますので、防水が切れると部屋内に雨漏りしてしまいます。
雨漏りのリスクを少なくするためにも、シーリング工事が欠かせません。
サッシと水切りとの取り合いは塗装しないので、シーリングが目立たないようにブロンズ色のシーリングを使用しました。
また、上に塗装をかけないので紫外線に強いシーリングで防水しています。
このように、防水だけでなく性能や見た目を考慮してシーリング工事を行っています。
窓や庇周り、その他のシーリング工事完了です!
Y様邸は築26年が経過する中、一度外外壁塗装をされたそうですが、その時はシーリングのメンテナンスをされなかったそうです。今回はシーリング工事も同時に行ったので、防水性が向上しますね!
外壁を塗装すると見た目がとても美しくなるので満足するかもしれませんが、建物の防水性を確保しているシーリングが劣化したままだと雨漏りなどの不具合を引き起こしてしまいます。また、建物の中で修繕が必要な箇所を処置してから塗装することで「防水性」「耐久性」を維持することができます。
★★ 大切な住まいの劣化を遅らせて自然災害や雨漏りから守るためにも
定期的なシーリングのメンテナンスをお勧めします ★★
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街の屋根やさん岸和田店は、事前に現地調査を行い、より良いご提案をさせていただいております。
費用面のこともありますので、ご提案後のご相談もお気軽にお申し付けください。
次は塗装前の高圧洗浄の様子をご紹介します。
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