更新日：2015年03月02日

春になると必ずやってくる、強風の１日、春一番。
夏になるとやってくる台風。台風については近頃は温暖化の影響からか夏だけと言っていられないようになりました。

こういった強風の後に、たくさんのお問い合わせをいただくのが「板金工事」の依頼です。

先日２月中旬、品川区のＴ様より、強風でスレート屋根の棟板金部分が剥がれてしまったため、板金工事の依頼を承りました。

実は品川区のＴ様は、街の屋根やさんの無料点検でスレート屋根の現地調査を行い、棟板金の浮いている箇所や棟板金と貫板を固定する釘が抜け落ちそうになっていることから、板金工事で棟板金の交換のみを行う屋根工事をご提案させていただいておりましたが、Ｔ様のほうで、どうせ板金工事をするなら、スレート屋根の屋根塗装工事も一緒にお願いしようか？と迷われていたところでした。

　

そこへタイミングが悪く板金工事と屋根塗装工事を検討中の２月中旬に、低気圧の影響でかなりの大風がふいて、浮いた板金が強風であおられ、剥がれてしまったようです。
急いで雨水が浸入しないよう、強風で飛んでしまったスレート屋根に仮養生を行いに伺いました。
Ｔ様にお断りしてブルーシートで雨水の浸入を防ぐため、仮の養生を行います。

　

こうやって飛んでしまった板金、結構な大きさですので人にぶつかったり、道路の真ん中などに落ちてしまうと大変危険です。
棟板金が剥がれた下には貫板がありまが、貫板自体もボロボロに腐食して強度がない状態でした。貫板が劣化していると棟板金と貫板を固定するはずの釘も安定して固定できない状態になり、抜け落ちてしまいます。今回の強風による棟板金の飛散は貫板の劣化も原因と考えられます。

とりあえずの仮養生をしましたので、雨の侵入を防ぐことができ、一安心です。
あとはＴ様と再度現状のご報告と今後の屋根工事についてご相談させていただき、早めに板金工事を行う段取りをしました。また、スレート屋根の屋根塗装とを行うかどうかは、スレート屋根自体は色褪せが少しあるだけで目立って傷んでいる箇所はございませんでしたので、再度しっかりとご検討いただくことになりました。
せっかく行う屋根工事ですから、どんなに小さな工事でも後悔のないようご納得された上でお客様が気持ちよく屋根工事をご依頼いただけると嬉しいですね。