まずは足場工事から入ります。

高所での作業となるため資材運びには階段は欠かせません。

足場を組み立てたら二階部分までしっかり養生をして覆います。

足場が完成したら、早速瓦降ろしの作業です。

瓦屋根の重さは1㎡あたり約80ｋｇとされています。

土は袋に詰めて一つ一つ降ろしていきます。

降ろした土はトラックに積み、産業廃棄物として処分されます。

瓦を剥がした下地は、このように隙間が多く雨漏りしやすい状態になっています。

新しい下地を作るため、桟木打ちしていきます。

木くずや細かい土などもを綺麗に清掃します。

桟木打ちが終わったら、コンパネ下地を葺いていきます。

これで下地は完成です。

下地工事が終わると、防水シートを葺いていきます。

瓦屋根では、葺き土が断熱効果や防水効果などの役割を果たしていましたが、改質アスファルトルーフィング(防水シート)を使用することでこの状態でも雨漏りを防ぐことができるのです。

この日は前日に台風が予想されたので、ビニールシートで養生ししっかり保護していきます。

台風シーズンになると、屋根工事を行うことができないので天候が回復するまでこの状態になります。

台風が去り、天候も回復したので最後の工程屋根葺きに入っていきます。

全体の屋根を葺き終えたら、棟板金を取り付けていきます。

棟部分に桟木を打って棟板金を葺いて大まかな工事は終了です。

オプションの雪止めも取り付けます。

最後に、破風板金の取付です。

これで屋根の葺き替えは完成です。