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泉大津市で谷樋の際の漆喰を詰め直し割れた瓦を交換しました!
更新日:2025年9月16日
泉大津市の屋根修理工事です。H様邸は2階建ての瓦葺きの屋根で、台風の強風で降り棟(軒先方向に向かて降りる棟)に被害が集中しました。棟は屋根面よりも高く積み上げられているため、風の影響をまともに受けてしまいます。強風で崩れた降り棟を修復し、すべての棟を銅線とシーリングで補強させていただきました。この記事では谷樋の剥がれた漆喰の詰め直しや下屋の割れた瓦の差し替えの様子をご紹介します。
谷樋は屋根の谷になった部分に設ける雨樋のことです。屋根面に落ちてきた雨水が流れ込んできますので、普段から劣化しやすく雨漏りの原因になることが多い部分になります。谷樋の両際には屋根面に葺いている地瓦の葺き土があるため、土が雨水の影響を受けないように、そして谷樋の向こうに雨水が乗り越えないように漆喰を詰めています。H様邸の漆喰は鬼瓦の取り合い部も劣化が進んで剥がれてきている状態でしたので、雨漏りを防ぐためにもこの工事で詰め直しました。
前回の記事でご紹介した降り棟の修復です。
降り棟の4箇所のうち3箇所に被害がありました。
台風直後に業者に依頼してきちんと応急処置されていましたが、シートが剥がれないかと心配されて、早く工事をしたいとお考えでした。
降り棟の瓦が飛散した部分を修復し、鬼瓦の取り合いの漆喰も剥がれてきていたので詰め直しました。
今後の台風や地震が発生した時に被害を最小限に抑えるために、被害に遭いやすい棟に太い銅線を仕込んでしっかりと固定し、更にシーリングで瓦と瓦を繋いで補強させていただきました。
H様邸は下屋(1階の屋根)にも被害がありました。
大屋根(一番高い屋根)の瓦が落下してきたのか、台風時の飛散物の影響か分からないですが、下屋の瓦が数枚割れていました。割れた瓦には防水テープを貼って処置されていましたが、この工事できちんと差し替えます。
下屋は大屋根よりも低い位置にありますので、大屋根に比べると風の影響は少ないのですが、大屋根から落ちてきた瓦がぶつかって下屋の瓦が大量に割れた住宅もたくさんありました。
下を確認すると、応急処置されていない部分もありました。
軒先瓦とその上にある地瓦です。軒先瓦が飛散しても、裏側は軒裏になりますので部屋内に雨漏りすることが無い為、そのままにしておいたのでしょう。また、屋根の上に乗って作業をする時、軒先まで体を持っていくとバランスを崩した時に落下してしまうため、被害に遭っていても様子を見ることが多いようです。
H様邸は工事で使用する足場を全周に設置しました。
足場は建物の形状に合わせて安全に設置されています。場合によっては塀の上に足場の単管を載せたり、テラスの波テラスの波板を外して単管を通すこともあります。H様邸は下屋が手前に出ている形状で、屋根の上まで足場を真っすぐ建てることができなかったので、下屋の上に足場の単管を載せて屋根の上まで設置しました。ちょうど瓦が割れている箇所に足場の単管に取り付けた保護カバーが干渉してしまったので、単管を持ち上げて修理します。
足場の単管を浮かせて保護カバーを取り外し、割れた瓦を撤去しました。
このように足場の単管を一部浮かせて作業することはよくあることで、一時的なら問題ありません。(たくさんの単管を一度に浮かせると耐久性が落ちるので危険です)
割れた瓦を撤去し、新しい瓦に差し替えました。
下地の葺き土が痩せたり流れている場合は新しい葺き土を足して固定します。この時、葺き土の量が多すぎるとその部分の瓦だけ浮いてしまい、見た目が悪くなったり隙間が生じるので調整して復旧します。
割れた軒先瓦も撤去して差し替えました。
軒先瓦が飛散しても部屋内に雨漏りすることはありませんが、長い間放置し続けると軒先から雨水が染み込んで野地板を腐食させたり軒裏を傷めてしまいますので必ず修理しましょう。
下屋の瓦は全体的にカタカタと動いていたので、シーリングを充填して瓦同士を繋いで固定させていただきました。
このようにシーリングで瓦同士を繋いで固定する作業のことを「ラバーロック」といい、瓦のズレや飛散を防ぐ効果があります。
続いて谷樋の漆喰の詰め直しの様子をご紹介します。
谷樋は屋根の谷になっている部分に設置する雨樋のことです。屋根面に落ちてきた雨水が流れ込んでくるため普段から劣化しやすく雨漏りの原因になりやすい部分です。谷樋の両際には屋根面に葺いている瓦の下地の葺き土がありますので、谷樋に流れてきた雨水で土が流れないように漆喰が詰められています。その漆喰は谷樋の内側に雨水が廻るのを防ぐ役目もあります。
漆喰は外気の影響で劣化して剥がれてきますので雨漏りを防止するためにも定期的な詰め直しが必要です。
H様邸は谷樋の際の小さな瓦がズレて漆喰が剥がれてきていたので、瓦を固定しなおして漆喰を詰め直します。
劣化した既存の葺き土を剥がした時に葺き土も少なからず一緒に剥がれますので、新しい葺き土を詰めて表面を整えました。
葺き土の表面に漆喰を詰めていきます。
今回は黒い漆喰を使用しました。黒い漆喰も白い漆喰も色が違うだけで成分は同じです。(価格は多少異なります)白い漆喰の汚れが気になる方は黒い漆喰をご希望されることがあります。
谷樋の漆喰詰め直し完了です!
漆喰の奥には谷樋と屋根面の取り合い部がありますので、そこに雨水が廻るのを防ぐために漆喰は必要不可欠です。
谷樋の漆喰が劣化すると雨漏りのリスクが高くなってしまいますので注意しましょう。
街の屋根やさん岸和田店は漆喰の詰め直し工事や谷樋交換などの工事も承っております。もしかしたらその雨漏りは谷樋が影響している可能性があるかもしれません。お困りの方はお気軽にご相談ください。
台風被害に遭いやすい棟をすべて補強しました。
飛散した降り棟の瓦は修復し、しっかりと補強しています。
鬼瓦の漆喰は雨水が浸入しにくいように厚みを持たせて施工させていただきました。見た目も美しくなり良かったです!
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