所沢市 屋根カバー工事を検討している方の建物診断 築17年のお宅
更新日：2021年9月30日
こちらは、築17年のお宅です。
築年数が15年を超えたので、一度建物診断で状態を見て欲しいとのご相談をいただきました。
屋根カバー工事が気になっているので、検討しているとのことです。
さっそく、建物診断にうかがいました。
まずは、高所カメラで屋根の状態を確認していきます。
スレート屋根ですが、色あせが目立ち苔も発生しています。
色が薄くなり褪せてくるのは、紫外線による塗膜の劣化です。
塗膜が劣化して剥がれてしまうと、防水機能が低下し水はけが悪くなります。
その環境を好む苔やかびが付着しだし、繁殖して広がってしまいます。
別の角度からの屋根です。
かなり苔が付着しているのがわかります。
屋根材が割れてしまっている箇所もあります。
このまま放置期間が長引くと、雨漏りに発展する深刻な状態になってきていますので早めの対策が必要です。
続いて外壁を見ていきます。
手で触ると白い粉のようなものが付着する「チョーキング」と呼ばれる症状です。
これは、塗料に含まれる顔料が劣化で粉化し表面に浮き出ていている状態ですので、こちらも塗り替えの時期がきているサインです。
その他の場所も確認していきます。
窓枠下に黒い雨染みができています。
雨水が同じ場所を伝うので、外壁の防水機能が低下してくると水はけが悪くなるその部分にホコリが付着して黒いシミを作っていきます。
外壁の細部を見てみると、クラックが入っているのがわかります。
かびのような付着も見られるので、雨水の侵入を許してしまうと建物内部の腐食や雨漏りにつながります。
塗装をおこない、防水強化をおこなうタイミングがきていることがわかります。
ベランダの床部分です。
汚れとかびが付着しはじめています。
排水溝までの水はけが悪いことがわかります。
ベランダは環境により風の通りが悪いこともあるため、防水機能が低下してくると汚れやかびで劣化が進みやすい場所です。
歩き回ることも多いので、防水強化が必要です。
これで全体の建物診断が終わりました。
点検の結果、屋根は屋根カバー工事、外壁塗装、付帯部塗装、ベランダ防水工事を施工することになりました。
次回は、高圧洗浄で建物全体の汚れを洗い流していく様子をお伝えします。
台風の多い時期となりました。
お住まいの不具合は待ってはくれません。
だからこそご相談はお早めに、街の屋根屋さん所沢店にお任せください。
緊急性を要する不具合や雨漏り、とりあえずの応急処置で支障がなくすぐに工事を着工しなくて良いのかを点検後にご提案させていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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