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泉佐野市の屋根の立ち上がり壁の板金笠木の交換工事を行いました!
更新日:2025年10月2日
泉佐野市の会社事務所の屋根修理です。2018年に発生した台風21号で被害に遭い雨漏りしたとのご相談でした。こちらの建物は陸屋根と片流れのトタン屋根があり、トタン屋根の周囲に設けられた立ち上がりの手すり壁(パラペット)の板金笠木が剥がれている状態です。笠木とは手すり壁や立ち上がり壁の上部の仕上げのことで、天端からの雨水の浸入を防止する役割があります。応急処置で剥がれた板金を戻して万力という道具で固定されていましたが、すべて撤去して新しい板金(ガルバリウム鋼板)を取付けました。
手前が陸屋根で奥に見えるのが片流れのトタン屋根です。トタンとは鉄板のことで、この屋根には波型のトタン板を重ねて葺いています。重量が軽く、勾配の緩やかな屋根に施工しても雨漏りが少ないことから昔は多く使用されていました。ですが、定期的なメンテナンスを行わないと錆が発生してしまうことから、最近では錆に強いガルバリウム鋼板という板金が主流になり、トタン板を使用することが少なくなっています。
屋根の両端に立ち上がっているのが「パラペット」です。
パラペットとは、屋上や陸屋根、バルコニー等の周囲に設けられた立ち上がりの壁のことです。屋上などの平らな部分を防水する際に防水層を壁の立ち上がりまで施工するための壁です。そのパラペットの板金笠木が強風に煽られてめくれてしまいました。
笠木とは、手すり壁や立ち上がり壁、塀などの上部の天端の仕上げのことです。天端部分は雨水を受けてしまいますので、雨水が浸入しないように板金を取付けて仕上げていました。台風の強風で板金笠木が剥がれて雨漏りしたので早急に応急処置されていました。
剥がれてしまった既存の板金を撤去して新しい板金を取付けます。
板金笠木がないと、外壁の隙間がむき出しになり雨漏りしてしまいます。また、木下地が長い間雨ざらしになると腐食が進んで再利用できなくなります。
新しく取付ける板金はガルバリウム鋼板という耐久性のある板金です。ハサミでカットできるなど施工性がいいことに加えて錆に強いので屋根や外壁などの仕上げとして幅広く使用されています。
板金職人が事前に現地を確認し、工場で板金を加工して持ち込みます。繊細な部分は現場で合わせながら加工し取付けます。
板金を下地の板に向かってビス留めして固定するのですが、また飛散してしまわないように、際にシーリングを点付けしてから取付けます。シーリングを充填しすぎると密閉されるので湿気が溜まって下地の木部が傷む可能性があるため点付けしました。
続いて板金を被せてビス留めして固定します。
ガルバリウム鋼板(板金)は、黒などの濃い色のイメージがあるかと思いますが実は数種類のカラーがあります。今回は外壁や屋根の色に合わせて色っぽい色を採用しました。
パラペットは長さがあるため、数枚の板金を張り合わせて取付けました。
板金をよりしっかりと固定するために、ビスは一カ所だけでなく隣り合わせで二カ所で固定します。
笠木の端部が見えていると、板金の隙間から雨水が浸入してしまいますので、板金を折り曲げて加工しきちんと包み込みました。このように防水性を保ちながら見た目もきれいに仕上げます。
板金同士の継ぎ目やビス頭から雨水が浸入するのを防ぐためにシーリングを充填して防水しました。
ビス頭から入る雨水は少量で雨漏りに発展することはないかもしれませんが、下地の木板が腐食する原因になります。下地板が傷むとビスが効かなくなり板金が飛散する危険性がありますので、きちんと防水させていただきました。
片流れの屋根の上の方はパラペットとの高低差がほとんど無くなります。笠木板金が屋根面に接する部分は立ち上がりが短いので雨の量が多い日に雨水が溜まって内部に浸入しないようにシーリングを充填して防水しました。
トタン屋根を固定しているのはパッキン付きの傘釘です。
傘釘が錆びつくと固定力が弱くなり抜けてくることがありますし、パッキンが劣化して痩せてくると隙間があいて雨漏りしてしまいます。そのため釘頭にシーリングを充填されていましたが、割れてきていました。
傘釘周りに充填されたシーリングが傷んで切れいる箇所はすべてシーリングを充填しなおしたのでご安心ください。
傘釘の不具合を放置し続けると雨漏りの原因になりますので注意してください。
片流れの屋根の棟板金(屋根の頂部の水平部の仕上げ)を固定しているビス頭にもシーリングを充填してきちんと防水させていただきました。
笠木板金の交換完了です。
次の台風でまた飛散することがないように、しっかりと取付け・固定しました。
今後のメンテナンスとしては、トタン屋根の塗り替えです。
トタン屋根の表面の塗膜が剥がれてくると、鉄部が水と空気に晒されて酸化して錆が発生します。錆が進行すると穴があくなど塗装でのメンテナンスができなくなる可能性がありますので、錆が進行する前に塗り替えましょう。
工事中、会社の担当の方より、「陸屋根の軒天井の塗膜が膨れてきているんですが大丈夫でしょうか」とのご相談がありましたので、点検して応急処置を施すことになりました。
次はドレン周りの防水の様子をご紹介します。
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