塩尻市塩尻町のお客様、町の屋根やさん松本諏訪平店のホームページをご覧いただいて、弊社が近所だったのでご来店いただきました。ご相談内容は雨樋の新規取付、お隣の家にに雨水がオーバーフローして当たるという苦情が来たので付けてほしいというものでした。私もちょうど事務所にいたので車で3分ほどの現地にお施主様とご一緒しました。広い敷地で裏の畑に車を止めて、畑の中を３０ｍほど歩いてようやく建物につきました。

建物に着いたのですが、切妻（三角屋根）の屋根で軒先には雨樋がついています。？と思っているとお施主様がここに付けてほしいと指をさされました。それが切妻の妻側という傾斜になっている面です。どうやらお隣の建物と密接していて、こちら側の屋根に落ちた雨がオーバーフローしてお隣の壁や物置の屋根に落ちるのだそうです。お隣からそう言って苦情があり今回雨樋を妻側に付けてほしいというご依頼でした。興明があるのでそのまま流れるとは思うのですが、お隣からの苦情ということなら対策を練らないとご近所トラブルになってしまいます。少なくとも私はやったことのない工事ですが何とかしなければいけません。

南北に流れている切妻屋根です。北側はお家の敷地なので集めた雨水を流すのはどうにでもなると思ったのですが、南側は国道が走っています。下手なことをすると国から怒られる可能性があるのでこちらは慎重に設計しなければなりません。

幸い南側には下屋根があり、軒樋がついていました。この軒樋は集水桝を使って地面に流れるようになっていたので、この下屋根の軒樋に妻側の樋に集まった雨水を流せば国道にも迷惑が掛からず、お隣とのトラブルも失せげると思います。なかなかやったことのない工事は未知数のこともありますが、いろいろ考えながら、調べながらできるので楽しいものもあります。工事の出来上がりが楽しみです。