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「湿式工法」と「乾式工法」って?
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港南区|40代男性のお客様からのご質問
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外壁材の工法は「湿式工法」と「乾式工法」とに分けられるそうですが、それぞれどのような内容なのでしょうか?
街の屋根やさんからの回答
外壁材の工法は、施工方法や使用する素材など、様々な工法や素材が開発されています。
細かく分ければ30を超える種類が存在しますが、一般的には、「湿式工法」と「乾式工法」の2種類で分けられます。
説明致しますと、外壁に断熱材を接着・密着させるのが湿式工法です。
この工法は、外壁を断熱材で支えることになるため、軽量な断熱材が求められます。また、通気層がないため、透湿性を持つ断熱材が必要になります。
湿式工法では、外壁内部を通過して室外に流れる水蒸気が断熱材に直接触れるため、水蒸気の通り道で凍結が起きると、凍害などにより耐久性に問題が発生する可能性があります。また、乾式工法に比べると夏型結露が起きにくいのが特徴です。
そして外壁内部に支持金物を設置して、そこに外装材を施工するのが乾式工法です。
断熱材と外壁材の間に、水蒸気排出のための通気層が設けられるのが特徴。湿式工法に比べると外壁材・断熱材に制限が少ないものの、イニシャルコストが上がる傾向にあります。
また、形状の複雑な建物には不向きで、デザイン的に制約を受けるケースもあります。
乾式工法の場合、外壁内部を通過して室外に流れる水蒸気や、外壁と躯体との間に浸透する雨水などを通気層で乾燥させることができます。
また、夏型結露が起きやすい工法のため寒冷地向きです。
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