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高島市にて銅めっき製の雨樋補修と隅棟漆喰補修工事について
【工事のきっかけ】
高島市のお客様から先日の強風で樋が外れてしまって、雨が落ちてきているので見に来てほしいと連絡を受け、調査に伺い後日工事をいただきました。
基本情報
- 使用材料:銅めっき製の雨樋(集水器・竪樋・エルボ・継ぎ手)、南蛮漆喰(白色)
雨風に強いと言われている銅めっき製の雨樋(いぶし雨樋)ですが取付けられてから20年経過しており、竪樋と集水器の取り合いが破損しています。
また、ビスも錆びていました。
まずは竪樋の材料の加工を行います。
寸法を測っておき、サンダーで切断しました。
新しい集水器を取り付けて、エルボと呼ばれる部品を取り付けます。
エルボとは縦樋の軌道を変えるときに使う部材です。
肘(ひじ)のように見えるため「エルボ」という名前になりました。プロレスが好きな方はわりますよね!
その後は先ほど加工した竪樋の部品を取り付けて完成です。
もちろん、差し込んで工事終了ではなく接着剤であるボンドを注入しておりますので外れることはないでしょう。
次にこちらの漆喰の剥がれている部分を補修していきます。
こちらが2階建て住宅の下屋部分の隅棟です。
写真中央と右側が欠けているように見えますが、実は右側はもともと少ししかありません。
なぜなら下屋の棟部分から流れてきた雨をわざと流れるようにしてある為です。
トンネルのようなイメージです。
ですので右側を除いた漆喰を補修していきます。
こちらは漆喰工事に使用する専用の道具です。
その名も「鶴首鏝(つるくびこて)」。
前回紹介した「瓦鏝(かわらこて)」よりも小さいコテで、漆喰の補修に使います。
新しい漆喰をバケツに練って、鶴首鏝を使って補修していきます。
完成致しました!
右側の雨のトンネルを除いて漆喰の欠けていた部分はすべて補修致しました。
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