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小山市 瓦屋根の棟に生えた草木は抜いていい?漆喰の傷みや対処法も解説
更新日:2026年11月5日
こんにちは。街の屋根やさん栃木小山店です。
小山市のお客様から、『瓦屋根の棟に草木が生えているので、一度見てほしい』とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
こちらのお住まいは、切妻(きりつま)屋根が組み合わさった複雑な形状をしていました。草木が生えていたのは、それぞれの屋根の棟が接続する部分です。屋根を詳しく調べると、草木だけでなく、熨斗瓦(のしがわら)の脱落や谷板金の穴あき、棟漆喰の黒ずみなども確認されました。
今回は、棟から草木が生える原因や、無理に引き抜いてはいけない理由を解説しながら、修繕方法についてもお話しします( ^ω^ )
まずは、草木が生えている場所を地上から確認し、屋根の状態を調べていきます。
地上から確認すると、屋根の一番てっぺんにある棟付近に、草木が生えているのが見えました。
『このままでは、大木になってしまうのでは・・・』と、不安になるお客様の気持ちも十分わかります。しかし、
棟は高所にあり危険なうえ、無理に引き抜くことで屋根を傷めてしまうこともあるんです(O_O)
できれば、今回のお客様のように、屋根の専門業者に点検と対処を任せましょうね。
地上から位置を確認したら、実際に屋根に登って状態を確認します。
こちらが、現場屋根の写真です。2つの切妻屋根が組み合わさった構造でした。切妻屋根の境目には、谷板金が取り付けられています。
草木は、それぞれの切妻屋根の棟が接続する部分に生えていました。
中には『なぜ屋根の上で草木が育つの?』と、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
その疑問について、他現場の棟修繕(棟取り直し)の写真を使って説明しましょう。
以前は、葺き土(ふきつち)を使って、熨斗瓦(のしがわら)を積み上げて棟をつくっていました。
葺き土は、元々粘土質で水分を含みやすい性質があり、隙間から植物の種が入り込むと根をはって成長することがあります(>_<)
とはいえ、棟の漆喰付近から生えた草木は、無理に引き抜かないようにしましょう。
草木の根が漆喰の隙間や内部の葺き土に入り込んでいる場合、引き抜く際に漆喰や土まで一緒に崩れ、雨水が浸入しやすくなるおそれがあります。また、表面の草木を取り除くだけでは、内部の傷みは解決できません。漆喰の補修で対応できるのか、棟の取り直しが必要なのか、専門業者による点検が大切です。
草木が生えていたのは1箇所でしたが、せっかく屋根に登ったので、周辺の瓦や板金も確認しました。すると、草木とは別に、気になる傷みがいくつか見つかりました。
まず、草木が生えていた棟の接続部のそばで、熨斗瓦と漆喰が脱落しているのが見つかりました(//∇//)
外観からの確認なので、草木との関係まではわかりませんが、このままだと、雨水の浸入に加え、棟の崩れにつながるおそれがあります。
また、
熨斗瓦を固定する力が弱まっていると思われるので、ただ単に差し込むだけでは、将来的に不安が残ります。
谷板金に視線を移すと、他の部分の熨斗瓦が脱落して、引っかかっていました。さらには、谷板金の所々に穴があいています。
銅板製の谷板金は、雨水が集中する部分で、長年の摩耗や腐食によって穴があくことがあるんです。
もちろん、谷板金に穴があいたからといって、すぐに雨漏りするとはかぎりません。ただ、下にある防水紙まで傷んでいると、雨水が屋根の内部へ入り込むおそれがあります。
漆喰の脱落は、棟の接続部のそばだけでしたが、全体的にカビで黒ずんできており、よく見ると、ひび割れが生じはじめています。
黒ずみが見られたからといって、すぐに漆喰を塗り直す必要があるとは限りません。
ただ、今回は既に脱落した箇所があり、ひび割れも出始めていたので、少し気になる状態でした。
棟漆喰は、表面を塗り直すだけで対応できる場合もありますが、今回は、漆喰だけでなく熨斗瓦も脱落していました。
漆喰を塗り直しても、瓦の固定状態までは改善できないおそれがあります。そこで、棟を一度解体して状態を確かめ、必要な部分を補修してから積み直す方法を選びました。
また、穴のあいた谷板金の交換は、干渉する棟瓦を一度解体する必要があるので、棟取り直しは『谷板金交換』を行う絶好のタイミングでもあるんです。
『棟取り直し』と『谷板金交換』をご提案したところ、お客様からは『草木を引き抜くだけではだめなんですね。少し検討してみます』と、お返事をいただきました。
草木を取り除くだけのつもりが、棟や谷板金の修繕まで必要となれば、費用のことも含めて考える時間が必要ですよね。今回は屋根の状態と修繕方法をお伝えして、調査を終えました(╹◡╹)
今回は小山市で行った、瓦屋根の棟に草木が生えているお住まいの現地調査をご紹介しました。
棟の漆喰付近から草木が生えている場合、根が内部の葺き土などに入り込んでいることもあり、無理に引き抜くと屋根そのものを傷めるおそれがあります。また、瓦屋根のメンテナンスでは、目に見える症状だけでなく、周辺の瓦や板金の状態なども確認することが大切です。
もちろん、草木が生えたり、棟瓦がズレていたからといって、必ず工事するとはかぎりません。まずは、点検で状況を把握して、どのような対処ができるのかをアドバイスできたらと思います٩( 'ω' )و
屋根やお住まいのトラブルやお悩みごとをお気軽にお問い合わせください当店は、屋根をきっちりお調べして、今すぐ必要な修繕・将来必要となる修繕に分けてアドバイスさせていただきます٩( 'ω' )و
瓦屋根の棟から草が生えています。自分で抜いても大丈夫ですか?
無理に引き抜くことはおすすめしません。根が漆喰の隙間や内部の葺き土に入り込んでいる場合、草と一緒に漆喰や土が剥がれてしまうおそれがあります。
瓦屋根の漆喰が黒くなっています。塗り直しが必要ですか?
漆喰の黒ずみだけで、塗り直しが必要とは判断できません。汚れではなく、カビ、苔などが原因の場合もあるため、ひび割れや剥がれ、棟瓦の状態なども確認して修繕の必要性を判断します。
漆喰の塗り直しは、主に傷んだ漆喰を補修する工事です。一方、棟の取り直しは、棟瓦を一度解体して内部の状態を確認し、必要な補修を行ってから積み直す工事です。
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