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水戸市 台風でめくれた屋根瓦を復旧|剥がれた軒天もあわせて補修
水戸市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
水戸市のお客様より、『台風で屋根瓦がめくれてしまったので修理したい』と、ご相談いただいたことがきっかけです。2026年の台風6号では、茨城県内各地に被害をもたらしました。
現場調査では、台風の強風によって屋根瓦がめくれ、下地のざら板が露出しているのを確認。風の影響を受けやすい端から4列分を、下地の状態を確認しながら補修する方法をご提案しました。
あわせて、軒天の剥がれが見つかったことから、傷んでいた軒天ボードを交換しました。
基本情報
- 施工費用:70.29万円(足場費用・残土処分費用含む)
- 使用材料:平瓦(破損交換分)・改質アスファルトルーフィング・構造用合板・樹脂製桟木・なんばん漆喰・軒天ボード
水戸市 / 台風被害 / めくれた屋根瓦の部分葺き直しと軒天補修
こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
水戸市で行った台風被害による屋根瓦の復旧工事と、剥がれた軒天の補修をご紹介します。
こちらのお住まいでは、台風の強風によって屋根瓦が大きくめくれ、下地のざら板が露出していました。前回の現場調査では、被害状況を確認したうえで、雨水が入り込まないようにブルーシートで応急養生を行いました。
今回の工事では、傷んだ野地板を補修し、防水紙と瓦桟木を新しく設置して屋根瓦を復旧。被害を受けた部分だけでなく、今後の瓦のめくれや飛散も考慮し、棟まで4列分の瓦を施工しました。また、剥がれていた軒天も張り替えています。
屋根瓦の固定方法や軒天内部の状態確認など、実際の施工写真とともに詳しくご紹介します(╹◡╹)

こちらが、現場調査の写真です。瓦屋根の端部が大きくめくれていました(>_<)
幸い、お客様にお怪我などはなかったとのことですが、あらためて台風のこわさを感じますよね。
このような時は、残った屋根瓦が落ちてくることも考えられるので、できるだけ近寄らないようにして、早めに修理しましょう。

ただ、台風6号は、水戸市をはじめ茨城県内各地に被害をもたらしたため、工事まで約1ヶ月お待ちいただくことになりました。
もちろん、ざら板を露出したまま放置できません。そこで、足場業者さんの協力により、足場を早めに仮設していただき、ブルーシートで応急処置を行いました^^

屋根瓦がめくれた場合、被害箇所だけを直す方法もあります。しかし、今回は屋根の端部が大きくめくれており、下地が傷んで屋根瓦を固定する力が弱まっていることが考えられました。
将来、再びめくれる恐れがあることから、風の影響を受けやすい端から4列分だけ、屋根瓦を再利用して下地を整える方法をご提案しました。被害が見えているところだけでは少し心配ですが、かといって屋根全体を直す必要はありません( ^ω^ )
露出していた、屋根の土台のざら板を確認すると、雨水で腐っている箇所が見つかりました。
ざら板の腐食は、屋根瓦を固定する桟木(さんぎ)のゆるみにつながり、その結果、瓦が動きやすくなるんです。
ざら板は、普段は目に入らない部分ですが、屋根瓦を安定させるために健全でなければいけません。今回は、1枚1枚状態を確認し、傷んでいる部分だけ交換しました。

ざら板の補修を終えると、防水紙を敷いて、樹脂製の桟木を取り付けます。
こちらのお住まいは、周囲に風をさえぎるものが少ない立地です。今回の復旧では、雨水や湿気などによる傷みに配慮して、樹脂製の桟木を採用しました。
もちろん、桟木の材質だけでなく、瓦をどのように固定するかも重要です。そこで、瓦の固定方法にもひと工夫しています^^

屋根の下地が出来上がると、屋根瓦を復旧します。
屋根瓦の復旧に際しては、1枚につき2箇所、釘で固定。端部のケラバ瓦は、構造上1本しか釘を打てないので、銅線を通して補強しました。
今回屋根瓦が強風でめくれた以上、お客様に同じ不安を繰り返させないためにも、慎重に取り付けています。
また、『前後左右の瓦とゆがみがないか?』を確認しながら、固定していきました。
瓦どうしがズレてしまうと、そこから雨水が入ったり、めくれる原因となることもあります。屋根瓦の復旧作業は、職人さんの腕の見せ所でもあるんですよ٩( ‘ω’ )و
おしまいに棟瓦を元通りにしました。棟瓦も1枚1枚銅線で固定するとともに、鬼瓦の首回りは南蛮漆喰で、隙間を埋めています。
今回は、屋根瓦を再利用する『葺き直し(ふきなおし)』という修繕方法ですが、割れてしまって再利用できなかった数枚は、新しい瓦に取り替えています。傷んだ下地や固定部分はしっかり直し、使える瓦はそのまま活かしました。修理する範囲を絞ることで、お客様のご負担も抑えられました。
ただ、葺き直しなので、施工前後で見た目は大きく変わりません。それでも、傷んだざら板の補修や樹脂製桟木の設置、瓦の釘固定など、強風によるめくれや飛散を抑えるための対策を施しています(^o^)>
現場調査では、軒天の剥がれや傷みも見つかっていたことから、あわせて軒天ボードの張り替えを行いました。

こちらの写真は、屋根瓦がめくれた下あたりで、軒天ボードが剥がれていた部分です。
ちぎれたように剥がれていたことから、固定力が弱まっていたところに、今回の台風で外れたものと思われます(O_O)

軒天ボードの固定力が弱まっている場合、雨漏りの可能性も考えられます。
軒天を剥がしてみると、幸い内部の木でできた骨組みはしっかりしていました。ここまで交換する必要はなさそうで、ひと安心です(^^♪)
お客様とご相談のうえ、傷んでいる軒天ボードだけ、あわせて交換する運びとなりました。
軒天の幅は、建物によって異なるため、実際に現地で寸法を計測して、切り出し加工してから取り付けます。
また、既存のデザインに近い軒天ボードを、探してご用意しました。色こそ既存の軒天ボードと異なるものの、縦縞の線がピッタリ合っていますね〜
足場を解体する前には、復旧した瓦の固定状態や棟・ケラバ部分の納まりを確認しました。あわせて、張り替えた軒天ボードも、浮きや隙間がないかチェック。見た目だけでなく、今回手を加えた部分を最後まで確認して、作業完了です。
工事着手までお時間を頂いたものの、可能なかぎり早期に復旧できてホッとしました。これも、お客様のご理解と足場業者さんのご協力があってのことですm(_ _)m
今回は、水戸市で行った台風被害による屋根瓦の復旧工事と、軒天の張り替えをご紹介しました。
台風で瓦がめくれたからといって、必ずしも屋根全体を葺き替える必要はありません。今回のように、傷んだ下地を補修し、使える瓦を再利用して復旧できる場合もあります。一方で、見た目の被害が小さくても、周囲の瓦や下地まで傷んでいることもあるため、修理する範囲の見極めが重要です。
『全部葺き替えないとダメなのかな?』『部分的に直せないかな?』と迷っている方も、まずは屋根の状態を調べてみませんか。
街の屋根やさん水戸店では、修理方法や費用についても一緒に考えながら、お住まいに合った方法を探していきます(๑>◡<๑)

【代表 森】
※年間200件以上の現場調査を担当/自社調べ (屋根診断・外壁診断・雨漏り調査)
屋根瓦の修理と軒天補修に関するよくいただくご質問3選
台風で瓦がめくれた場合、被害を受けた部分だけ修理できますか?
はい。周囲の瓦や下地の状態によっては、部分修理が可能です。ただし、周囲の瓦も固定力が弱まっている場合があるため、状態を確認して修理範囲を決めることが大切です。
瓦を適切に釘やビスで固定することは、強風によるズレや飛散を抑えるために重要です。特に屋根の端にあるケラバ瓦は風の影響を受けやすいため、今回の工事では釘に加えて銅線でも固定しました。
軒天が剥がれたら、内部の木材も交換する必要がありますか?
必ずしも交換が必要とは限りません。軒天を撤去して内部を確認し、垂木などの下地が傷んでいなければ、軒天材の張り替えだけで対応できるケースもあります。
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