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小山市 瓦棒屋根を部分葺き替え|既存屋根とのつなぎ目の雨仕舞いも解説
小山市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
【お問い合わせ内容】
小山市のお客様より、『台風で屋根がめくれてしまったので、見てほしい』とご相談いただいたことがきっかけです。
【ご提案】
現場調査では、瓦棒屋根の屋根材が1枚剥がれており、野地板(ざら板)が露出しているのを確認。ま
たサビが広範囲に広がっており、全面葺き替えが理想的でしたが、お客様のご要望を受け、既存屋根とのつなぎ目の雨仕舞いに配慮しながら部分葺き替えを行いました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:2日間
- 築年数:築40年
- 使用材料:タフビーム・瓦棒キャップ・棟板金・防水紙・断熱材・樹脂製芯木・樹脂製貫板
小山市 / 築40年瓦棒屋根 / 台風被害を受けた部分のみ葺き替え
こんにちは。街の屋根やさん栃木小山店です。
今回は、小山市で実施した、瓦棒屋根の部分葺き替え工事をご紹介します。
お客様から、『6月の台風で屋根がめくれてしまった』と、ご連絡いただいたことがきっかけです。現地調査では、築40年の瓦棒屋根(かわらぼうやね)でトタンが1枚部分的にめくれ、ほかの箇所にもサビや塗膜の劣化が広がっていることを確認しました。
屋根下地の補強を含めた全面葺き替えを検討しましたが、お客様は被害を受けた部分だけの修繕をご希望。そこで、既存屋根との取り合いや雨仕舞いに配慮し、『部分葺き替え』を行うことになりました(^ ^)>

こちらが今回施工した小山市の現場です。
瓦棒屋根(かわらぼうやね)は、縦長の金属屋根材を並べた構造の屋根ですが、うち1枚が台風の風でめくれていました(O_O)
屋根の土台の野地板(ざら板)がむき出しになっており、このままでは雨水が中に入ってしまいます。ただ、めくれた屋根材だけを元に戻しても、ちぎれた部分が再びめくれたり、雨水の入り口になる可能性があるので、葺き替えが必要な状態でした。

屋根全体をお調べしたところ、サビが全面に広がっており、築年数からしても『全面葺き替え』が理想的と判断しました。
『全面葺き替え』だと、屋根下地の野地板まで必要により補修できるので、台風など強風に強い屋根づくりにつながるんですよ〜
一方お客様は、破損した部分だけ直したいとご要望されていました。もちろん、部分葺き替えでは工事をしない箇所のサビや劣化が残ります。今回はその点をご説明したうえで、まずは台風でめくれた部分を修繕することにしました。
既存屋根とのつなぎ目の雨仕舞いに配慮し部分葺き替え
それでは、瓦棒屋根の部分葺き替えの様子を見ていきましょう。

まず、今回の部分葺き替えに必要な範囲の棟板金と屋根材を取り外します。
中には、『棟も解体するの?』と、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。瓦棒屋根の場合、多くは1枚ものの縦長の屋根材を使用しているので、棟板金からの撤去が必要なんですよ〜
なお、今回は屋根下地の野地板を増し張りせず、このまま防水紙を敷設します。というのも、部分葺き替えで構造用合板を重ねると、既存の屋根との間に高さの違いができてしまうからなんです。屋根全体を葺き替える場合とは違い、部分葺き替えでは既存屋根との高さをそろえることも考えなければなりません。こうした違いも、部分修理ならではの難しいところなんですよ〜
今回は部分葺き替えなので、既存の防水紙は撤去せず、その上から新しい防水紙を敷いていきます^^
防水紙は、屋根材の下に入り込んだ雨水が、野地板や建物内部に浸入するのを防ぐ重要な役割を担っています。
なお、今回は部分葺き替えなので、既存の屋根との取り合いにも注意し、雨水が適切に流れるよう重ね方や納まりに配慮して施工しました。

防水紙の施工が終わったら、新しい屋根材を取り付ける前に断熱材を敷設します。
今回使用する屋根材は、金属製の『タフビーム』です。金属屋根だと、夏場の暑さが気になりますよね。そこで、断熱材を組み合わせることで、屋根から室内への熱の伝わりを抑える効果が得られるんですよ〜
また、金属屋根では雨粒が当たる音を気にされる方もいらっしゃいます。断熱材には、雨音の軽減も期待できるため、住まいの快適性を考えるうえでも大切な材料です^^
屋根材を敷設し既存屋根との接続部は樹脂製芯木を使用

防水紙と断熱材の施工が終わったら、いよいよ新しい金属屋根材『タフビーム』を敷設していきます。
タフビームは、錆びにくく耐久性の高いSGL鋼板を使用した縦葺きの金属屋根材です。色合いも、既存の屋根のイメージに近い赤系をお選びしました。

今回の部分葺き替えで、特に重要なのが新しい屋根と既存屋根のつなぎ目です。
屋根全体を葺き替える場合とは異なり、部分葺き替えでは新旧の屋根材が接する部分ができます。この取り合い部分は、雨水の入り口になりやすいため、雨水を適切に排水する雨仕舞いを行いました。
つなぎ目には樹脂製の芯木(しんぎ)を採用しました。樹脂製だと、従来の木製瓦棒と比べて水分で腐りにくいので、屋根材を固定する建材としても安心感があります٩( ‘ω’ )و

その上から専用のキャップを取り付け、新旧の屋根材が接する部分を覆いました。
なお、キャップの継ぎ目には防水コーキングを充填し、接合部分から雨水が入りにくいように納めます。
これで、既存屋根との接続部の雨仕舞いの完成です。

新しい屋根材の敷設が終わったら、屋根の頂部にある棟部分を仕上げていきます。
まずは、棟板金を固定するための下地となる『貫板(ぬきいた)』を取り付けます。貫板には木製と樹脂製がありますが、今回は樹脂製を採用しました。樹脂製貫板は、木製と比べて水分で腐りにくく、固定力が低下するリスクを抑えられます。
棟板金は、強風の影響を受けやすい部分でもあるので、しっかりと固定できる下地を選びました(^_^)v

棟部分には、雨水の浸入を防ぐために『エプロン面戸(めんど)』も取り付けました。
エプロン面戸とは、屋根材と棟板金の間にできる隙間を塞ぐための金属の板です。今回のような瓦棒屋根では、屋根材に凹凸があるため、棟板金をかぶせた時に隙間が生じてしまいます。
そこで、エプロン面戸の出番です!屋根材の形状に合わせて隙間をふさいで、風を伴う雨などが棟の内部に入り込みにくいようにしました。もちろん、既存の屋根側にも取り付けていますよ〜

おしまいに、樹脂製貫板を覆うように棟板金を取り付けます。
継ぎ目部の内側にはコーキングを充填し、固定箇所にも注意しながら、棟全体を仕上げていきました。
今回は部分葺き替えのため、新しい屋根と既存屋根が接する部分の納まりにも配慮しています。
拭き掃除や仕上がりの点検を終えると工事の完了です。なお、今回は雨樋の破損が見つかったことから、手元にある材料で補修しました。

最後に、新しい屋根材の表面を丁寧に拭き掃除し、施工中に付着した汚れなどを取り除きます。
特に今回は部分葺き替えのため、新しい屋根と既存屋根のつなぎ目が適切に納まっているか、キャップや棟板金の取り付け状態もチェックしました。
屋根の修繕では、見た目を整えるだけでなく、施工箇所の仕上がりを確認して完成なんですよ〜
屋根工事中に、職人さんが雨樋の破損箇所を見つけました。
雨樋は、屋根から流れてきた雨水を集め、適切に排水するための設備です。破損したままでは雨水が途中からこぼれ、外壁や建物の周囲に流れ落ち、雨だれの音が気になることも・・・
そこで、職人さんの手元にあった雨樋のパーツを取り付けました。もちろん、職人さんのサービスです。けど、施工箇所でなくても不具合を見て見ぬ振りできない職人さんって、さすがですね(๑>◡<๑)

新しい屋根材と棟板金の取り付けが終わり、瓦棒屋根の部分葺き替えが完成しました♪
なお、今回はお客様のご希望に沿った部分葺き替えのため、施工していない箇所には既存の屋根材や防水紙が残っています。築40年が経過していることもあり、今後もサビや屋根材の浮きなどに注意し、定期的に屋根の状態を確認していくとよいでしょう。
とはいえ、部分的であっても、既存屋根の接続部に気を配りながら無事施工を終えることができました(^ ^)/
小山市で行った、台風でめくれた瓦棒屋根の部分葺き替え工事をご紹介しました。
今回は屋根全体にサビが広がっていたため、全面葺き替えもご提案しました。ただ、お客様が今直したいのは、台風でめくれてしまった部分です。そこで、既存屋根とのつなぎ目から雨水が入り込まないよう施工方法を考え、部分葺き替えで対応しました。
屋根の修理は、必ずしも全部交換することが正解とは限りません。反対に、部分修理だけでは対応しきれない場合もあります。
街の屋根やさん栃木小山店では、その違いをきちんとお伝えしながら、お客様と修理方法を考えていきます( ^ω^ )
調査・商談担当(街の屋根やさん栃木小山店代表) / 工務担当職長

【森 代表】
※年間200件以上の現場調査を担当/自社調べ (屋根診断・外壁診断・雨漏り調査)

【職長 鶴田】
※職人歴25年以上の建築板金職人!屋根工事・外壁工事・雨漏り修理・雨樋工事などを担当しています
当店は、建物の状態を確認したうえで、今すぐ必要なこと・急がなくていいことを分けてお伝えしています。
現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
瓦棒屋根の部分葺き替えに関するよくいただくご質問3選
瓦棒屋根は傷んだ部分だけを葺き替えることができますか?
屋根材や下地の状態によっては、部分的な葺き替えが可能です。ただし、既存屋根とのつなぎ目から雨水が浸入しないよう、適切な雨仕舞いが欠かせません。
瓦棒屋根を部分葺き替えする場合、野地板も新しくできますか?
野地板の補修や交換は可能ですが、既存の屋根との高さをそろえる必要があります。今回の工事では、構造用合板を重ねると段差が生じるため、下地の増し張りは行っていません。
金属屋根は雨音が気になりますが、軽減する方法はありますか?
金属屋根は雨音が気になる場合がありますが、断熱性や遮音性が高い屋根材を使用すると、雨音の軽減が期待できます。今回の工事では、新しい屋根材『タフビーム』の下に断熱材を敷設しました。
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