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天理市で屋根点検を実施、和形瓦の棟瓦ズレや谷板金の錆びと瓦棒屋根の塗装劣化を確認
更新日:2026年10月7日
天理市のお客様から、屋根が古くなってきたので一度しっかり見てほしいとご相談をいただき、私たちで現地調査に伺いました。
築年数は40年ほどとのことで、これまで大きな雨漏りはないものの、最近は瓦の並びや金属屋根の色あせが気になってきたそうです。
到着して建物全体を拝見すると、2階は和形瓦、1階の下屋根は瓦棒葺という造りで、屋根の形状が複雑なぶん、取り合い部分や谷部の状態を丁寧に確認する必要がある印象でした。
見た目にはまだしっかりしていても、経年劣化が進みやすい箇所はいくつかありますので、実際の状態を一つずつ見ていきます。
建物全景を見ると、2階の和形瓦屋根と下屋根の瓦棒葺が組み合わさった構成で、築年数相応の落ち着いた佇まいでした。
その一方で、屋根材ごとに傷み方が異なるため、同じタイミングで不具合が出やすい住まいでもあります。
和瓦は耐久性の高い材料ですが、長年の風雨や地震の揺れでズレが生じることがあり、金属屋根は塗膜が弱ると表面保護の力が落ちていきます。
外から見た時点でも、
屋根全体のメンテナンス時期に入っていることがうかがえ、放置すると部分的な不具合がやがて雨漏りにつながる心配があります。
和形瓦は全体として並んでいても細部の確認が重要です
2階の和形瓦屋根は、面全体で見ると大きく崩れている様子はなく、瓦の列もおおむね整っていました。
ただ、瓦屋根は表面がきれいに見えていても、棟や端部、谷まわりに不具合が集中しやすいのが特徴です。
築40年ほど経過していることを考えると、固定力の低下や下地の傷みが進んでいても不思議ではありません。
こうした屋根は、見える部分だけで判断せず、役物まわりを重点的に確認することが大切です。
棟付近では、面戸漆喰が痩せて剥がれ、内部が見えている箇所が確認できました。
棟瓦にもわずかなズレがあり、長年の風雨や乾燥収縮の影響が積み重なっている状態です。
面戸漆喰が傷むと、雨水や風が内部に入り込みやすくなり、葺き土や下地の劣化を早める原因になります。
さらに棟のズレが進むと、強風時に棟全体の安定性が落ちるおそれもあるため、
棟部の不具合は早めの対処が大切です。
棟下の瓦には、はっきりとしたひび割れが入っていました。
割れた瓦をそのままにすると、そこから雨水が回り込み、下地の防水紙や野地板に負担をかけてしまいます。
すぐに大きな雨漏りになるとは限りませんが、
ひびが入った瓦は防水性が低下した状態ですので、周辺への影響が広がる前に見ておく必要があります。
谷になっている部分のケラバ部分の瓦がズレて外れています。この部分は瓦がズレても下に谷板金があるため雨漏りなどは起こてませんでしたが、落下したりする可能性があるので放置は危険です。
別の角度から見ると、谷板金の傷みはよりはっきり確認でき、継ぎ目まわりにも不安が残る状態でした。
谷部は常に水が通るため、ほんの小さな隙間や変形でも雨水の影響を受けやすくなります。
周囲の瓦にズレが出ると谷板金への負担も増し、さらに傷みが進行する悪循環になりがちです。
谷板金の腐食は雨漏りの原因になりやすいため、屋根点検では特に見逃せないポイントでした。
1階の下屋根にあたる瓦棒葺では、表面の色がまだらになり、塗膜の劣化が進んでいました。
金属屋根は塗装によって表面を保護していますが、その塗膜が弱ると紫外線や雨の影響を直接受けやすくなります。
現時点では大きな穴あきは見られないものの、この段階を過ぎると錆びが発生しやすくなり、メンテナンスの負担も大きくなります。
見た目の変化は、屋根が出している傷みのサインでもあります。
下屋根を上から確認すると、広い範囲で退色と塗膜の摩耗が見られました。
瓦棒の山と平部で色の出方が異なっており、風雨や日当たりによる劣化の差も感じられます。
こうした状態は、すぐに雨漏りする段階ではなくても、保護機能が落ちてきている証拠です。
放置すると表面の劣化が進み、やがて錆びや板金の傷みへ発展してしまうため、
塗り替え時期の見極めが重要になります。
外壁に接する下屋根の取り合い部分でも、金属屋根の色あせが確認できました。
こうした箇所は雨水が滞留しやすく、板金だけでなく取り合いのシーリングや下地にも負担がかかります。
屋根面そのものの劣化に加えて、外壁際の納まりに不具合が出ると、気づかないうちに内部へ水が回ることもあります。
目立ちにくい場所ほど点検の価値が高く、早めの確認が住まい全体を守ることにつながります。
今回の天理市での屋根点検では、2階の和形瓦屋根で棟瓦のズレ、ケラバ瓦のズレや割れ、谷板金の錆び、面戸漆喰の劣化を確認し、下屋根の瓦棒葺では塗装の傷みが進んでいました。
優先順位としては、まず雨水の通り道である谷部の補修、次に棟の取り直しや積み直し、割れた瓦やズレたケラバ瓦の是正を進めるのが安心です。
谷板金は新しい板金への交換、棟部は南蛮漆喰を用いた積み直し、割れた瓦は差し替えでの対応が考えられます。
下屋根の瓦棒葺については、下地の状態を確認したうえで、ケレン作業後に錆止めを施し、耐候性の高い塗料で塗装メンテナンスを行う方法が適しています。
私たち街の屋根やさんでは、地域密着ならではの細やかな対応で、無料調査と無料見積もりを行っています。
屋根は見えにくいからこそ不安になりやすい場所ですが、状態をきちんと確認すれば必要な工事もはっきりします。
気になる症状がある時は、どうぞ無理をせず早めにご相談ください!
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