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野木町 ガイドライン工法の棟瓦を解体|固定釘に雨水の浸入跡を確認
更新日:2026年9月28日
皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
今回は、野木町のお客様宅で行っている棟取り直し工事の模様をお届けいたします。
こちらの屋根は「ガイドライン工法(耐震工法)」で施工されていましたが、棟瓦がぐらぐらしている状態でした(>_<)
本来、地震や台風に強い瓦屋根を実現するために設けられた新基準の工法なのに、なぜぐらつきが出てしまったのでしょうか?
実際に棟瓦を解体していくと、外からではわからなかった内部の状態が少しずつ見えてきました。
それでは工事の様子をご紹介していきましょう~( ´ ▽ ` )ノ
今回棟取り直しを行うのは、屋根の頂上にある大棟と、そこから下方向へ伸びる隅棟部分です。
こうした複数の棟が連なる屋根は
「寄棟屋根」といい、昔ながらの日本家屋によく見られる形状ですね。
ガイドライン工法で施工された棟は全体的にぐらつきが見られ、現場調査時に手でつかんだ棟瓦はカタカタと動いてしまう状態(゚д゚lll)
ガイドライン工法(瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに基づく工法)とは、
地震や台風などの自然災害に強い瓦屋根を実現するために定められた施工基準です。
瓦のずれや脱落を防ぐため、棟瓦を金具や芯材などを使ってしっかり固定します。
野木町の現場は、東日本大震災をきっかけにガイドライン工法による大掛かりなリフォーム工事を行いました。
しかし数年前にも強風の際に棟瓦が数枚脱落したとのことΣ(゚д゚;)
「ガイドライン工法で施工されている=絶対に不具合が起こらない」というわけではありませんが、棟内部の状態が気になるところですね。
ここからは施工の模様をお届けいたします。
今回は3つの棟をいったんすべて解体し、内部を確認しながら取り直していきます(๑•̀ - •́)و✧
まずは棟瓦を固定している釘を外していきます。
留め具に使用されているのは長さ約7.5cmの釘です。
バールを使って抜いていくのですが、そのまま工具を瓦に当ててしまうと、まだ使用できる棟瓦が傷ついたり欠けてしまう可能性があります。
そこで、
瓦とバールの間に当て布をしてしっかり養生。
ちょっとしたひと手間ですが、今回の棟瓦は状態を確認しながら再利用しますので、解体するときも大切に扱っていきます。
「壊して新しくする」のではなく、
使える瓦は再利用し、傷んでいる内部を整えるのも棟取り直し工事の特徴ですね(*^_^*)
釘を抜いた棟瓦を取り外してみると、内部の
木製垂木がまだらに変色していました。
よく見ると、釘が打たれていた部分を中心に木部の色が変わっており、雨水が入り込んだ跡が確認できました。
現場調査時に釘浮きが気になっていた部分でしたが、
浮いた釘の隙間から雨水が浸入し、木製垂木を傷めていたものと思われます(。•́ - •̀。)
釘に浮きができると、わずかな隙間から入った雨水が釘を伝って内部へ入り込むことがあります。
現時点ではそこまで深刻な腐食は見られませんが、この状態を長期間放置すると、雨水の影響によって垂木の腐食がさらに進行する可能性があります。
垂木は棟瓦を支える大切な下地です。
腐食によって固定力が低下すると、
棟瓦のずれや崩れにつながり、台風などの強風時には瓦が落下する危険性もあります(;>人<)
「浮いた釘」の下ではこんな症状が起きていたのですね(·_·;
続いて、棟瓦の内部に施工されている木製垂木を取り外します。
木製垂木の周囲に施工されている白い材料は
「なんばん」です。
なんばんは棟瓦を積む際の土台として使われる材料で、硬化するとしっかり固まり、棟瓦を安定させる役割があります。
カチカチのなんばんは簡単に取り除けるものではなく、ハンマーを使って少しずつ砕きながら解体していきます。
こうして棟瓦、木製垂木、なんばんと順番に取り除いていくと、普段は瓦の下に隠れている棟の骨組みが見えるようになってきました。
すると、ここでも気になるところが・・・Σ(゚д゚;)
ガイドライン工法の棟は、垂木を固定するための
「棟金具」が野地板に等間隔で取り付けられています。
野木町の現場では、棟金具同士の間隔が
約135cmあいていました。
棟金具の取付間隔は、使用する金具や棟の仕様などによって定められています。
今回の現場の仕様では
90cm(3尺)以内で設置する必要がありますが、それよりもかなり広い間隔で施工されていることになります(@_@;)
このままでは棟を支える箇所が少なく、十分な固定力を確保できません。
棟金具は垂木や棟瓦を支える重要な部分ですので、
間隔が広すぎるとそれだけ棟を支える箇所が少なくなり、固定力にも影響します。
これは棟を解体しないことにはわかりようがなかった部分ですね(◜०﹏०◝)
ガイドライン工法は、大きな地震や強風にも耐えられるよう固定部材などが細かく定められています。
ただし、どれだけ優れた工法でも、
決められた施工方法を守らなければ本来の性能を十分に発揮することはできません。
使用する部材についてもメーカーの施工基準をしっかりと守り、一つひとつ確実に取り付けることが大切なのです('ω')ノ
お客様には現状をご報告し、必要な分だけ新しい棟金具を増設いたしました。
既存の金具だけでは広かった間隔を補い、このあと新しい垂木と棟瓦をしっかり固定できる下地をつくります。
お見積り外の作業ですので追加費用はいただきません(。•̀ᴗ-)✧
棟瓦をきれいに積み直してしまえば、こうした内部の金具はほとんど見えなくなります。
ですが、
完成すると見えなくなるところこそ、棟の安定性を支える大切な部分です。
屋根工事は表面の瓦をきれいに並べるだけでなく、その下にある下地を確認し、必要なところを整えてから次の工程へ進むことが重要です!
解体した棟周辺をきれいに清掃したところで、この日の作業は終了です!
次回は、今回撤去した木製垂木に代わって新しい芯材を設置し、なんばんで土台を整えながら棟瓦を積み直していく工程へ進みます。
一度すべて解体した棟が、どのように組み直されていくのでしょうか?
続きはまたの機会にご紹介しますね~o(*^▽^*)o
今回のお客様宅のように、屋根を解体してから初めて判明する不具合は、リフォーム工事の現場では決して珍しいことではありません。
事前の調査では確認が難しい部分だからこそ、状況をしっかりと見極め、適切な施工方法を判断することも重要になります。
街の屋根やさん栃木小山店では、現場の状況に合わせて必要な施工を検討し、お客様にとってより良い方法をご提案しながら工事を進めてまいります(*'▽')
調査は無料で行っておりますので、お住まいのことで気になるところがありましたら、ぜひお気軽にご相談くださいね~( ´ ▽ ` )ノ
当店は、屋根の状態を確認したうえで、今すぐ必要なこと・急がなくていいことを分けてお伝えしています。現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
ガイドライン工法の棟瓦がぐらついていた原因は何だったのでしょうか?
解体すると固定釘から雨水が入り込んだ跡や、棟金具の間隔が広い箇所が確認されました。棟を支える下地や固定方法に問題があったことがわかりました。
棟瓦の固定釘が浮くと、どのような問題がありますか?
釘の隙間から雨水が入り、内部の木製垂木を傷めることがあります。腐食が進むと固定力が低下し、棟瓦のずれや脱落につながる恐れがあります。
棟金具の間隔が広かった部分は、どのように対応しましたか?
今回の仕様では90cm以内で設置する必要があったため、不足している箇所へ新しい棟金具を増設しました。新しい芯材と棟瓦をしっかり固定できる下地へ整えています。
この記事を書いた加盟店
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E-Mail machiyanetochigioyama@efc-fy.co.jp
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