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下益城郡美里町|地震で崩れた下屋の隅棟調査と葺き直しのご提案
更新日:2026年9月17日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は
下益城郡美里町のリピーター様より
「地震で下の段の屋根瓦が崩れてしまったので見に来てほしい」とご連絡をいただき、現地調査へ伺った様子をご紹介します。
立派な大型の日本瓦住宅でしたが、激しい揺れによって下屋(1階の屋根)の棟瓦が倒壊し、大量の葺き土が露出している危険な状態でした。雨漏りを防ぎ耐震性を高めるため、既存の瓦を再利用しながら防水下地を一新する「下屋の葺き直し工事」と「強化棟工事」をご提案しました。
下屋が地震で壊れやすい理由や、費用を抑えつつ住まいを守る復旧プランについて詳しく解説いたします。
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下益城郡美里町で瓦屋根の地震被害|リピーター様からのご相談
今回ご連絡いただいたのは、以前にも外回りの工事でお世話になった下益城郡美里町のお客様です。
お住まいは敷地も建物も大変広く、風格ある立派ないぶし瓦のお屋敷です。
しかし屋根が大きい分、ひとたび被災するとメンテナンス面積も広大になります。迅速に安全を確保すべく、調査スタッフが2名体制で現地へ向かいました。
梯子を架けて下屋(1階の屋根)に上がらせていただくと、棟瓦が崩壊しているのを確認しました。
土台となっていた黄色の
葺き土(瓦を固定する粘土)が完全に剥き出しになり、周囲にパラパラと散らばっています。
また、崩れた瓦の衝撃によって下にあった
平瓦(平らな面の瓦)も複数枚がひび割れていました。
棟瓦が崩れたことで屋根に穴が開いた状態になり、下地がむき出しになっています。
現状では雨漏りが起きていないそうですが、この状態が続くと雨漏りや下地の腐食につながります。
大屋根(2階の屋根)も点検しましたが、こちらには大きな問題はありませんでした。
地震の揺れは上に上がるほど大きくなりますが、下屋も意外と被害が大きくなる箇所なのです。
下屋が地震の被害を受けやすいのには、木造住宅特有の明確な構造的理由があります。
| 1階と2階の揺れの周期の違い | 地震が発生すると、1階と2階では揺れ方にズレが生じ、2階部分がより大きく横に揺れるため、2階の外壁と1階の屋根がぶつかる「接合部(取り合い部)」に凄まじいねじれの負荷がかかります。 |
| 傾斜の複雑さと隅棟の多さ | 下屋は建物の周囲を取り囲むように作られるため、屋根の谷や四隅(隅棟)が多くなります。部材が複雑に合わさる部分ほど、揺れの衝撃で瓦同士が突き合わさり、崩落しやすくなります。 |
| 2階からの落下衝撃 | 2階の屋根から瓦の破片や漆喰が滑り落ちてきた場合、直下にある下屋を直撃して瓦を割ってしまうケースも多発します。 |
今回の下益城郡美里町の現場でも、下屋の面積が260平米以上と非常に広大であったため、揺れの歪みによって棟瓦が耐えきれず倒壊していました。
地震の衝撃により、下屋の壁際にも様々なトラブルが発生していました。
下屋の壁際の漆喰に、剥がれや割れが生じていました。
漆喰は瓦同士の隙間を埋め、雨水の侵入やズレを防ぐ効果があります。このままでは瓦が外れたり、雨漏りの原因になります。
外壁にも地震による揺れで複数のひび割れ(クラック)が発生していました。
外壁のひび割れから入った雨水は、壁の中を伝って真下の下屋の天井へと漏れ出します。 雨漏りや下地の腐食の原因になるため、ひび割れを埋める補修が必要です。
大きなお住まいの場合、屋根をすべて新しい材料へ葺き替えると莫大な費用がかかってしまいます。
しかし、今回のお住まいで使われている「いぶし瓦」は非常に良質な焼き物であり、瓦自体の寿命はまだ十分に残っていました。
そこで当店では、費用を大幅に抑えつつ屋根の防水性と耐震性を大きく向上させる「下屋の葺き直し工事」および「強化棟取り直し工事」をご提案いたしました。
葺き直しとは、既存の瓦を一旦すべて丁寧に取り外し、痛んだ下地(防水シートや下地木材)を新しく敷き直した上で、元の瓦を再び葺き直す工法です。
また、強化棟工法とは、棟瓦の内側に金具や木材を入れて、瓦をビスで固定する工法です。
「葺き替え」は古い瓦をすべて破棄し、新しい屋根材に丸ごと交換する工事です。一方、「葺き直し」は瓦自体に割れや劣化が少ない場合、既存の瓦をそのまま再利用し、下地の防水紙や野地板だけを新品に取り替える工事です。瓦の購入費や処分費を大幅にカットできるため、日本瓦の美しさを残しながらリーズナブルに屋根の防水性と耐震性を大きく向上させることができます。
2階の屋根は触らず、下屋(1階)だけを葺き直すことは可能ですか?
はい、十分に可能です。屋根工事では被害の出ている下屋のみを先行して葺き直すケースが多くあります。ただし、下屋を施工する際は2階外壁との取り合い部分(雨押え)の雨仕舞いが極めて重要になります。街の屋根やさん熊本店では、2階屋根の状態もしっかり点検した上で、ご予算に応じた最適な部分施工プランをご提案いたします。
はい、普段通り生活していただけます。葺き直し工事は屋外での作業となるため、家の中への立ち入りは基本的にございません。日中の工事音や埃への配慮として、近隣の皆様への事前のご挨拶や、養生シートによる防塵対策を徹底して施工いたしますのでご安心ください。
下益城郡美里町の和風住宅で行った、地震による下屋の被害調査とご提案内容をご紹介しました。
大きなお家ほど、「どこに頼めば適正な費用で直してくれるのか」「無理な全取り替えを迫られないか」と不安になられる施主様が多くいらっしゃいます。特に地震の後は気持ちの余裕もなくなり、業者選びも難しくなるのではないでしょうか。
街の屋根やさん熊本店では、お客様の住まいに適した無駄のない修理方法をご提案いたします。
屋根に上がって撮影した鮮明な写真をお見せしながら、修繕が必要な箇所と不要な箇所を分かりやすくご説明いたします。
「瓦が崩れて困っている」「葺き直しと葺き替えのどちらが良いか迷っている」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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