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上益城郡嘉島町 地震でずれた太陽熱温水器を撤去|足場なし費用146,000円の事例
嘉島町 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
今回ご相談いただいたのは、上益城郡嘉島町にあるご実家についてです。
離れて暮らすご家族より、「令和8年熊本地震のあと、屋根の太陽熱温水器(天日)がずれてしまった」とご連絡をいただきました。
現地調査にお伺いすると、2階の瓦屋根に設置された太陽熱温水器が軒先(のきさき)側へせり出し、固定ワイヤーも切れている状態でした。
ご高齢のご両親がお住まいということもあり、落下事故が起きないか大変心配されていました。
余震や台風で落下すれば、瓦の破損だけでなく人身事故につながりかねません。再設置のご予定も当面ないとのことでしたので、撤去工事をご提案し、ご依頼いただきました。
令和8年熊本地震の被害状況|軒先へせり出した太陽熱温水器

屋根に上がって確認すると、太陽熱温水器が地震の揺れでずれてしまい、軒先側へはみ出していました。
本体を固定していたワイヤーも切れており、いつ落下事故が起きてもおかしくない状態でした。
天日(てんぴ)・太陽熱温水器とは?
屋根の上に設置し、太陽の熱でお湯を沸かす設備です。熊本では「天日」と呼ばれることも多く、昭和〜平成初期に広く普及しました。水を含んだ状態では200kgを超えるものもあり、固定が外れたまま放置すると非常に危険です。
【関連記事】屋根に使用していない太陽熱温水器(天日)があれば撤去しましょう!
今回は職人2名・工期1日で作業を行いました。
屋根の勾配と設置位置の条件から、足場を組まず梯子での搬出が可能と判断しました。
太陽熱温水器は、お湯を貯めるタンク部分とガラスパネル部分に分かれています。
そのまま動かすと重量とバランスの問題で非常に危険なため、屋根の上で分解し、部材ごとに順番に降ろしていきました。
太陽熱温水器の撤去では、本体だけでなく水をくみ上げる給水管とお湯を出す出湯管の扱いも決めておく必要があります。
お客様とお打合せのうえ、配管はすべて撤去せず、必要な箇所で切断して切り口を処理しました。
配管を残しておくことで、将来あらためて設置される際の手間や費用を抑えられます。
一方、使わなくなった配線は撤去し、外壁まわりもすっきりとした状態にしています。
また、太陽熱温水器は屋根下地にビスを打ち、ワイヤーで固定されていました。
このビスを抜いた後の小さな穴は、雨水の侵入を防ぐためコーキングで確実に埋めています。撤去工事で見落とされやすい部分ですが、ここを放置すると雨漏りの原因になります。
撤去後の屋根点検|瓦の割れ・ずれはありませんでした
撤去が終わると、温水器が載っていた範囲だけ、瓦にくっきりと跡が残っていました。
これは白っぽい水アカ(雨だれの跡)と、金属部材から流れたサビによる茶色い筋です。
長年、温水器の下に雨水が溜まりやすい状態が続いていたことが分かります。
汚れは残っていますが、瓦そのものの割れ・ずれはなく、屋根の防水性に問題はありません。
地震被害を受けやすい棟(むね)も健全な状態を保っていました。
重量物がなくなったことで屋根への負担が軽くなり、次の地震や台風へのリスクも下がります。
ただし、瓦の下にあるルーフィングなど見えない下地部分は経年で劣化している可能性があります。今後も定期的な屋根点検をおすすめしています。
ルーフィング(防水紙)とは?
屋根材の下に張られている防水シートのこと。屋根材の隙間から侵入した雨水や、内部で発生した結露が野地板に染み込むのを防ぐ、雨漏り対策の要となる建材です。
【関連記事】防水紙(ルーフィング)の重要性
太陽熱温水器の撤去工事が完了しました。
今回は足場を組まずに作業できたため、足場費用がかからず、工事費用を抑えられました。
なお、撤去した太陽熱温水器は当社が責任をもって搬出・処分いたしますので、お客様側で処分の手配をしていただく必要はありません。
離れて暮らすご家族にとって、ご実家の屋根の状態が分からないのは大きな不安だと思います。今回は工事の前後で写真を撮り、現場でも一つひとつご説明しながら進めさせていただきました。
工事後、お客様からは「写真や現場での説明等、丁寧に対応いただき感謝しております」「自然災害が再発する前に撤去していただいたので、ほっとしております」とのお言葉をいただきました。落下する前に撤去できて本当によかったと感じています。
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必ずしも必要ではありません。今回のように屋根の勾配や設置位置の条件が整っていれば、梯子を使った作業で安全に撤去できる場合があります。屋根が急勾配の場合や、隣地が近く落下物のリスクが高い場合は、足場の設置や高所作業車での作業となります。現地調査のうえ、安全に作業できる方法をご提案いたします。
当社が責任をもって搬出・処分いたします。お見積りには処分費も含めてご提示しますので、お客様側で処分の手配や追加費用をご負担いただくことはありません。
切断した箇所を適切に処理しておけば問題ありません。将来あらためて太陽熱温水器やエコキュートなどを設置される可能性がある場合は、配管を残しておくことで再設置時の手間と費用を抑えられます。再設置のご予定がない場合は、配管の撤去まで含めたご提案も可能です。
はい、撤去後の屋根面は必ず点検し、瓦の割れ・ずれや下地の状態を写真付きでご報告しています。太陽熱温水器の下は普段確認できない場所のため、撤去は屋根の状態を知る良い機会でもあります。
太陽熱温水器撤去・屋根点検は街の屋根やさん熊本店へ
当店では、令和8年熊本地震で被害を受けた屋根の点検・応急処置・修理のご相談を承っております。
屋根の上の温水器やアンテナのずれは、地上からはなかなか気づきにくいものです。「屋根の天日が傾いている気がする」「軒先から何かはみ出している」と感じたら、落下事故が起こる前に一度点検をご依頼ください。
離れて暮らすご家族のお住まいについてのご相談や、工事中の写真報告にも柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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