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玉野市で寒割れした塩焼き瓦を差し替え・一部葺き替え、棟補修と三日月漆喰入れ替えを実施
玉野市 屋根補修工事
【工事のきっかけ】
今回ご相談いただいたのは、玉野市にお住まいのお客様です。屋根を見上げた際に瓦が割れていることに気づかれ、このまま雨漏りにつながらないかとご不安になられたそうです。お話をうかがうと、これまで大きな不具合は感じていなかったものの、築年数も重なってきたため一度しっかり見てほしいとのことでした。そこで私たちが現地調査を行ったところ、明石で焼かれた塩焼き瓦に寒割れが見られ、棟まわりにも傷みが確認できたため、瓦の差し替えと一部葺き替え、棟補修、三日月漆喰の入れ替えをご提案しました。
基本情報
- 施工内容:屋根補修工事
- 施工期間:1週間
- 築年数:48年

最初に確認したのは、屋根面の瓦が大きく割れ、一部が欠け落ちている状態です。
表面の釉薬層だけでなく瓦本体まで破損しており、欠損部からは内部の赤い素地が見えていました。
こうした症状は見た目の問題だけではなく、雨水の通り道ができやすい危険な状態です。
特に風を伴う雨では、瓦の重なり部分から水が差し込みやすくなります。
今回の屋根は明石産の塩焼き瓦で、寒暖差の影響による寒割れが進んでいると考えられました。
周辺の瓦も今後同様の傷みが広がる可能性があるため、単純なコーキング補修ではなく、傷んだ瓦を適切に交換する必要があると判断しました。

次に棟まわりを調べると、のし瓦の一部が欠け、表面には細かなひび割れも見られました。
棟は屋根の頂部にあるため風雨の影響を受けやすく、わずかな破損でも徐々に劣化が進行しやすい部分です。
写真のように欠けた箇所から素地が露出すると、吸水と乾燥を繰り返してさらに割れが広がることがあります。
また、棟の不具合は周辺の漆喰にも影響し、固定力の低下や内部土の流出につながることも少なくありません。
今回は見た目以上に傷みが進んでおり、棟補修をあわせて行うことで屋根全体の安定性を整える方針としました。

こちらの写真では、瓦の端部が崩れるように割れ、赤い素地が露出している様子が確認できます。
寒割れは、瓦が水分を含んだ状態で冷え込み、凍結と膨張を繰り返すことで起こる劣化です。
とくに古い塩焼き瓦ではこの症状が出ることがあり、ひびや欠けが小さいうちは気づきにくいのが厄介な点です。
しかし一度端部が崩れ始めると、隣接する瓦とのかみ合わせにも影響し、ズレや浮きの原因になります。
今回は部分的な差し替えで対応できる箇所と、周囲を含めて一部葺き替えを行った方がよい箇所が混在していたため、状態を見極めながら補修範囲を決めていきました。

施工ではまず、傷みの目立った棟まわりから解体を進めました。
冠瓦やのし瓦を一枚ずつ外し、内部に使われていた古い葺き土も丁寧に撤去していきます。
長年の雨風で土がやせていたり、固まって本来の役目を果たせなくなっていたりするため、ここを残したままでは根本的な改善になりません。
周囲の健全部を傷めないよう注意しながら作業を進め、再使用できる部材と交換が必要な部材を見極めました。
必要な部分だけを的確に直すことで、無駄のない補修につなげています。

棟まわりの解体後は、補修範囲の瓦をめくって下地の状況を確認しました。
写真では土やほこりが見えていますが、こうした部分に割れた瓦の破片や古い施工材が残っていると、新しい瓦を納める際の障害になります。
そのため、ただ瓦を差し替えるだけではなく、下地面を整えることがとても大切です。
表からは見えない工程ですが、このひと手間で納まりの精度や今後の耐久性が大きく変わります。
私たちは補修工事でも下地確認を省かず、見えない部分まで丁寧に整えることを大切にしています。

補修範囲の清掃と整地を行い、新しい施工に備えて屋根面を整えました。
古い土や砂、細かな破片が残ったままでは、防水紙や桟木の納まりが悪くなり、仕上がりにムラが出てしまいます。
今回のような一部葺き替えでは、既存部分との取り合いをきれいに納めることが重要ですので、段差や不陸が出ないよう慎重に調整していきました。
部分補修だからこそ、周辺とのバランスを見ながら施工する必要があります。
こうした下準備をしっかり行うことで、その後の瓦工事がスムーズに進みます。

下地調整の後は、屋根面に桟木を施工していきます。
桟木は瓦を引っ掛けて一定の間隔で並べるための大切な部材で、配置がずれると仕上がりのラインが乱れるだけでなく、固定力にも影響します。
既存屋根の寸法や瓦の働き寸法に合わせて位置を細かく調整し、周囲の屋根面と自然につながるよう施工しました。
また、ケラバ側の納まりも確認しながら、風の影響を受けやすい端部までしっかり下地を作っています。
見た目の美しさと実用性の両立には、この工程が欠かせません。

桟木の施工後は、新しい瓦を一枚ずつ葺き戻していきました。
既存瓦との色合いや形状の違和感が出にくいよう配慮しながら納めることで、補修箇所だけが不自然に目立たない仕上がりを目指しています。
瓦は重ね方や並びが少しでも乱れると雨仕舞いに影響するため、通りを確認しながら丁寧に施工しました。
写真のように屋根面が整うと、割れや欠けで乱れていたラインもきれいに回復します。
差し替えと一部葺き替えを組み合わせることで、必要な範囲を無理なく補修できました。

屋根面の補修とあわせて、棟まわりも順に復旧していきました。
棟は屋根の中でも重要な部分で、瓦の納め方や漆喰の施工状態によって耐久性が左右されます。
今回の工事では、傷んだのし瓦を整え、冠瓦との取り合いも確認しながらバランスよく組み直しました。
棟のラインがまっすぐ通るよう意識しながら施工することで、見た目だけでなく雨水の流れも安定します。
既存屋根になじませつつ、傷みのあった部分をしっかり立て直すことができました。
全体を確認しながら仕上がりと安全性をチェックしました

施工途中には地上からも全体を確認し、補修範囲の仕上がりや棟の通り、周囲とのなじみ具合をチェックしました。
屋根の上だけで見ていると気づきにくいバランスも、離れて眺めることで確認できます。
私たちは部分補修の工事でも、遠景での見え方や屋根全体のまとまりを大切にしています。
また、補修後に新たな浮きやズレがないか、安全面もあわせて確認しました。
こうした中間確認を重ねることで、安心して長くお使いいただける屋根に近づけていきます。

続いて行ったのが、棟際にある三日月漆喰の入れ替え作業です。
古い漆喰が劣化すると、ひび割れや剥がれが起こり、内部の葺き土が露出しやすくなります。
そこから雨水を含むと、土の流出や棟のゆるみを招く恐れがあります。
新しい漆喰を施工する際は、ただ埋めるのではなく、必要な厚みと形を意識しながらコテで押さえていくことが大切です。
写真のように一か所ずつ丁寧に詰め直すことで、見た目もすっきりし、棟まわりの保護機能も回復していきます。

棟の端部や瓦の取り合い部分は、形状が複雑で施工の精度が求められる箇所です。
特に三日月漆喰は、盛りすぎても割れやすくなり、少なすぎると保護不足になるため、ちょうどよい納まりを見極めながら仕上げます。
今回も周囲の瓦形状に合わせてコテを使い分け、隙間が生じないよう注意しながら施工しました。
こうした細部の処理は完成後の印象にも大きく影響します。
雨仕舞いと美観の両方を意識し、細かな部分まで手を抜かず仕上げています。

棟の端部は風の影響を受けやすく、漆喰の剥がれや欠けが起こりやすい場所です。
そのため、単に表面を塗るだけでなく、下地との密着や厚みの均一さに注意して施工しました。
写真では職人がコテ板を使いながら、少しずつ形を整えている様子がわかります。
端部の納まりが整うと、棟全体が引き締まって見えるだけでなく、雨水のまわり込みも抑えやすくなります。
劣化した漆喰を入れ替えることは、見栄え以上に屋根を守るために重要な作業です。

屋根と壁が交わる取り合い部分は、雨仕舞いの観点から特に注意が必要です。
形が入り組んでいるため、わずかな隙間や不陸が将来的な浸水リスクになることがあります。
今回も漆喰を詰める範囲と逃がすべき部分を見極めながら、必要な箇所に適切な量を施工しました。
見た目をきれいに整えるだけでなく、水の流れを妨げないことも大切です。
複雑な部位ほど経験と判断力が求められるため、現場の状況を確認しながら慎重に仕上げました。

最終的に、割れや欠けが見られた瓦部分はしっかり補修され、棟まわりも安定感のある仕上がりになりました。
白く整った漆喰が入ることで、傷みのあった部分が引き締まり、屋根全体の印象も明るくなっています。
もちろん大切なのは見た目だけではなく、破損部や劣化部からの浸水リスクを抑えられたことです。
今回のように、瓦の差し替え・一部葺き替え・棟補修・三日月漆喰入れ替えを組み合わせることで、屋根の機能を無理なく回復させることができました。
今回の玉野市での工事では、明石産の塩焼き瓦に見られた寒割れや欠け、棟まわりの傷み、三日月漆喰の劣化に対して、必要な範囲を見極めながら補修を行いました。
屋根の不具合は、割れているのが少しだけに見えても、実際には周辺部や下地、棟にまで影響が及んでいることがあります。
だからこそ私たちは、表面だけを見て判断せず、屋根全体の状態を確認したうえで最適な工事内容をご提案しています。
街の屋根やさんでは、地域のお客様に安心してご相談いただけるよう、無料点検を通じて不具合の原因をわかりやすくお伝えしています。
屋根の割れや漆喰の剥がれが気になる方、雨漏りが心配な方は、早めの確認が安心につながります。
小さな症状のうちに対処することで、工事の規模を抑えられる場合もありますので、気になることがありましたらぜひ私たちにお声がけください!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-okayama@satogawara.com
株式会社 佐藤瓦
〒702-8025
岡山県岡山市南区浦安西町80

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