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高砂市で大屋根の雨漏り原因となった劣化した棟と瓦のズレを棟積み直し工事
更新日:2026年9月8日
みなさん、こんにちは!街の屋根やさん加古川店です☺️
高砂市のお客様から、大屋根のあちこちで雨漏りしているので一度しっかり見てほしいとご相談をいただきました。
実際に現場へ伺うと、青緑色の釉薬(ゆうやく)瓦が美しい屋根ではありましたが、棟まわりには傷みが見られ、全体としても雨水の入り込みが心配な状態でした。雨漏りは天井に症状が出てから気づかれることが多いのですが、原因は屋根の高い位置にある棟に潜んでいることが少なくありません。
今回も調査を進める中で、劣化した棟と瓦のズレが雨漏りの主な原因と判断できたため、私たちは棟積み直し工事をご提案し、あわせて横ラバーロックと必要箇所への縦ラバーロックも施工することになりました。
屋根全体を見ると、一見大きな破損は目立たないものの、棟のラインに乱れがあり、細かなズレが積み重なっている印象でした。
棟とは、屋根の面と面が合わさる頂上部分に積まれている瓦のことで、雨水の侵入を防ぐ大切な役割があります。この部分が傷んだり、下地の土や固定力が弱くなったりすると、風雨の影響を受けやすくなります。
また、屋根の上には長年使用されてきた朝日ソーラーの架台も設置されていました。現在は使用されていない設備だったため、屋根の点検・修理を進める前に、まずは架台も撤去していきます。
大屋根では複数箇所で雨漏りが起きていたことから、朝日ソーラーの架台を撤去したうえで、棟まわりを中心に屋根全体の状態を詳しく確認していきます。
朝日ソーラーの架台を撤去した後、棟瓦を取り外していきます。すると内部の葺き土が崩れ、のし瓦や周辺の瓦にズレが生じている状態が確認できました。
棟積み直し工事は、傷んだ棟をいったん解体し、下地から整え直して積み直す工事です。表面だけを整えるのではなく、中の状態まできちんと確認できるのが大きな利点です。
今回のように土の劣化が進むと、瓦を支える力が落ちてしまい、そこへ風や揺れが加わることでズレが広がり、雨水の通り道ができやすくなります。見えない内部の傷みこそ、雨漏り修理では見逃せないポイントです。
解体後は、古くなった材料を撤去し、棟の土台となる部分を整えていきます。
棟はただ瓦を並べれば良いわけではなく、下地の形や高さの調整がとても大切です。ここが不安定だと、せっかく積み直しても再び動きやすくなってしまいます。
今回の棟積み直しでは、下地を整える際にモルロックを使用します。モルロックは、棟まわりの固定性を高め、瓦を安定して納めるために使用する材料です。
写真には写っていませんが、この工程でモルロックを適切に施工し、既存瓦の納まりを確認しながら、無理なくしっかりと積み直せるよう棟の土台を整えていきます。
棟の中心部を整えた段階では、これから熨斗(のし)瓦を積み直すためのラインが見えてきます。
今回は既存の熨斗瓦を再利用して、棟を積み直していきました。熨斗瓦とは、棟の中段に何段か積み重ねて使用する平たい瓦のことで、棟の形を整えながら雨水が内部へ入り込みにくくする役割があります。
既存の熨斗瓦に割れや大きな傷みがなかったため、今回はそのまま再利用しました。新しい熨斗瓦を必要以上に用意する必要がないため、材料費を抑えられ、工事費用の削減にもつながります。使える瓦は活かしながら、必要な部分だけをしっかり補修することで、無駄のない棟の積み直しを行いました。
棟積み直しでは、ただ瓦を積み直すだけでなく、棟の中心ラインを確認しながら左右の瓦との取り合いも調整することが大切です。周辺の瓦にズレや隙間が残らないよう、一枚ずつ位置を整えながら、雨水がスムーズに流れる納まりに仕上げていきます。
積み直し後は棟のラインが落ち着き、屋根全体の見え方も引き締まりました。
棟が安定すると、雨仕舞いだけでなく見た目の安心感も大きく変わります。雨仕舞いとは、雨水を建物内部へ入れないように納める考え方のことで、屋根工事ではとても大切な基本です。
今回の工事では、ただ元に戻すのではなく、傷みの原因となっていた部分を見直しながら施工しているため、今後の不安軽減にもつながります。
仕上げの段階では、瓦の納まりを確認しながら、必要な箇所に縦ラバーロックを施しました。
今回の施工では、棟まわりのすべてをラバーロックするのではなく、瓦の状態やズレなどを確認したうえで、一部の必要な箇所に絞って縦方向へ固定しています。
なお、写真に見られる横方向のラバーロックは以前に施工されたもので、今回新たに施工したものではありません。既存の施工状態も確認しながら、今回は追加で必要と判断した部分のみ縦ラバーロックを行いました。
今回は横ラバーロックを基本とし、状況に応じて縦方向にも補助を加えることで、瓦のズレ再発防止を図りました。
瓦と瓦の接合部(横の継ぎ目)に専用のシーリング材(ラバー)を充填して固定する工法です。
主な特徴
- 🌀 強風・台風時に瓦が浮きにくくなる——瓦同士が固定されるため、風であおられにくくなります
- 🌪️ 飛散防止効果が高い——台風対策として非常に有効です
- 🪛 釘を使わないため瓦を傷めない——既存の瓦をそのまま活かしながら固定できます
- 💧 雨漏り予防にも効果的——横からの雨水浸入を防ぎます
- 💰 比較的低コストで施工できる——部分的な施工も可能です
瓦の縦方向(流れ方向)の継ぎ目にもシーリング材を充填して固定する工法です。通常のラバーロック工法と組み合わせて施工されることが多くあります。
主な特徴
- 🌧️ 横殴りの激しい雨の浸入を防ぐ——縦方向の隙間も塞ぐため、台風時の吹き込みに対して特に効果的です
- 🌀 より強固な固定力を実現——横方向と縦方向の両方を固定するため、瓦がより動きにくくなります
- 🏠 地震による瓦のズレ防止にも有効——縦横両方向からがっちり固定します
- 🛡️ 防水性がさらに向上——ラバーロック工法との組み合わせで二重の防水効果が期待できます
ラバーロック工法は適切に施工すれば非常に有効ですが、瓦全面にコーキングを施工してしまうと、雨水の逃げ道が完全に塞がれて雨漏りの原因になることがあります。
必要な箇所・必要な量を正しく判断して施工することが、ラバーロック工法を正しく活用するうえで最も重要なポイントです。施工は必ず専門知識を持つ業者に依頼することをおすすめします🙏
取り合い部分まで丁寧に納めて雨漏り対策を完了しました
棟が交差する取り合い部分は、特に雨水の影響を受けやすく、施工の良し悪しが出やすい場所です。こうした箇所まで丁寧に納めることで、屋根全体の防水性が安定します。
白く見える部分は納まりを整えるために使用した材料で、周囲の瓦との接続を意識しながら仕上げました。見える部分だけでなく、こうした要所をきちんと施工することが、雨漏りの再発防止には欠かせません。
今回の高砂市での工事では、大屋根のあちこちから発生していた雨漏りに対し、劣化した棟と瓦のズレを見極めたうえで棟積み直し工事を行い、モルロックの使用と横ラバーロック、必要箇所への縦ラバーロックで仕上げました。
工事後は棟の納まりが整い、屋根全体の安定感も高まっています。街の屋根やさん加古川店では、地域のお住まいを一軒一軒ていねいに拝見し、症状に合った無理のない工事をご提案しています。
屋根の雨漏りは、早めの点検と適切な補修が肝心です。高砂市で棟の傷みや瓦のズレが気になる方は、私たちへぜひご相談ください!
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