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大垣市で葺き替え工事を検討している瓦屋根の現地調査、不適切な漆喰の処理があり早めのメンテナンス
更新日:2026年6月16日
現地で棟部分を確認すると、熨斗瓦の継ぎ目部分へ漆喰が詰め込まれていました。本来、熨斗瓦同士の継ぎ目へ過度な漆喰施工は推奨されません。
見た目だけ整えてしまうと、内部へ湿気が溜まりやすくなるケースもあるためです。また、漆喰は経年劣化によって徐々に硬化し、ひび割れや剥離が発生します。
今回も、過去に施工された漆喰が部分的に割れ、剥がれ始めている状況でした。さらに、継ぎ目部分へ不自然に厚く施工されていたため、納まりにも違和感があります。
漆喰工事は「塗れば安心」という単純な工事ではありません!施工方法を誤ると、逆に雨水が内部へ溜まりやすくなる恐れもあります。
特に昔の補修工事では、見た目重視で過剰な漆喰施工が行われているケースも少なくありません。
さらに屋根全体を確認すると、漆喰の欠片が下屋根のトタン部分へ落下していました。ご覧のように、小さな破片が複数散らばっている状況です。
これは表面だけではなく、内部でも劣化が進んでいるサインといえます。漆喰が剥がれると、内部土が露出しやすくなります。
その状態が長期間続くと、棟瓦を固定している土台自体が弱くなってしまいます。結果として棟の歪みや瓦のズレへ繋がるケースも多く、今回の不具合とも関連している可能性が高い状態でした。
また、こちらのお住まいでは増築部分にトタン屋根も施工されています。漆喰片が落下し続けると、トタン屋根表面へ傷やサビを招く恐れもあるため注意が必要です!
今回のお住まいでは、瓦のズレと漆喰劣化が同時に進行していました。部分補修でも対応可能な範囲ではありますが、今後の耐震性や軽量化も含め、お客さまは葺き替え工事をご検討されています。
瓦屋根は非常に耐久性が高い反面、築年数が経過すると住宅全体へ重量負担が蓄積されます。そのため近年では、軽量金属屋根へ変更するケースも増えてきました。
もちろん、既存瓦を活かした補修工事という選択肢もあります!大切なのは、現在の状態を正確に把握した上で工事内容を選ぶ点です。
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