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多治見市の瓦屋根|棟からの雨漏り原因を徹底確認し大回し工法で棟瓦を積み直し工事⓶
東濃地域 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
お客様より「かなり昔に葺いた瓦屋根から雨漏りがする」「丁度棟の辺りが気になる」との相談を受けました。確認させて頂くと、棟瓦に経年劣化とみられるズレが見つかりました。旧方法で施工されている棟ということもあり、雨漏りの原因究明を兼ねたメンテナンスをすることになりました。
皆さん、こんにちは! 街の屋根やさん東濃店です。
多治見市の住宅で、瓦屋根の棟付近から雨漏りがあるとのご相談を受け、棟瓦の積み直し工事をご提案しました。今回はその続編です。
前回のブログでは、棟からの雨漏り対策として下葺き材を追加敷設し、劣化や穴あきが見られた箇所の補修を行いました。
【前回の施工の様子はこちら】多治見市の瓦屋根|棟からの雨漏り原因を徹底確認し大回し工法で棟瓦を積み直し工事①
今回はその続きとして、棟瓦の積み直し作業の様子をご紹介します。棟は屋根の頂点に位置する重要な部分であり、施工精度が雨漏り防止や耐久性に大きく関わります。
下葺き材の施工が完了した後は、その上から漆喰を使用して瓦を固定していきます。昔ながらの工法では葺き土を使用することもありましたが、現在では土台から漆喰で施工する方法が一般的です。漆喰は固まることで高い防水性を発揮し、雨水の浸入を抑える効果があります。また、施工後の安定性にも優れているため、棟の耐久性向上につながります。
屋根の頂点部分の寸法に合わせて加工した「半端瓦(はんぱかわら)」を敷き詰めました。半端瓦は棟の長さや寸法を調整するために使用される瓦です。隙間なく納めることで雨水の浸入経路を減らし、防水性能を高める役割があります。また棟に適切な高さを確保できるため、土台となる漆喰も安定し、強固な棟づくりにつながります。
続いて鬼瓦から水糸を張ります。水糸とは、熨斗瓦や冠瓦をまっすぐ積み上げるための基準となる糸のことです。わずかなズレでも棟全体の見た目や排水性に影響するため、この工程は非常に重要です。職人は水糸を見ながら高さや通りを確認し、美しく正確な棟を形成していきます。
棟の最下段となる台熨斗瓦(だいのしがわら)の施工を行いました。台熨斗瓦は棟の土台となる重要な瓦で、この上に複数段の熨斗瓦が積み上げられます。今回は一枚一枚をしっかり緊結しながら施工しました。土台部分が強固になることで、棟全体の安定性も向上します。
2段目の熨斗瓦(のしがわら)を積み直しています。熨斗瓦は棟の高さを形成するとともに、棟内部を保護する役割を持っています。各段ごとに漆喰でしっかり固定し、瓦同士も緊結線を使用して確実に固定することで、強風や地震によるズレを防ぎます。見えない部分ですが、長持ちする棟づくりには欠かせない工程です。
漆喰を充填しながら熨斗瓦を積み上げていきます。こちらの棟は伝統的な五段積みの棟で、今回は5段の熨斗瓦を施工しました。積み上げる際は瓦の通りや高さを常に確認し、水糸に沿って丁寧に施工します。真っすぐ整った棟は見た目が美しいだけでなく、排水性能や耐久性にも優れています。
熨斗瓦を積み終えた後は、棟の最上部に冠瓦(かんむりがわら)を設置します。冠瓦とは棟の頂点を覆う仕上げ用の瓦で、雨水が内部へ浸入するのを防ぐ重要な役割があります。また、棟全体を押さえ込む役目もあり、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた瓦です。棟積み直し工事の最終仕上げとなる工程です。
最後に緊結線でしっかり固定し、棟瓦の積み直し工事が完了しました。施工前は雨漏りの原因となる葺き土の劣化や瓦のズレが見られましたが、棟を一から積み直すことで防水性と耐久性が大きく改善されました。見た目も整い、安心して長くお住まいいただける屋根へと生まれ変わりました。
今回の棟の積み直し工事は、単に瓦を元に戻す作業ではなく、
- 下葺き材の補修
- 漆喰による防水性の確保
- 半端瓦による寸法調整
- 水糸による通りの管理
- 熨斗瓦の緊結
- 冠瓦による仕上げ
といった工程が積み重なって完成する工事です。そのため、読者の方にも「屋根の棟は見えている瓦だけではなく、内部の施工がとても重要」ということが伝わる内容になっていると思います。
屋根の棟は、屋根面と屋根面が交わる頂点部分を保護し、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。その棟を構成する棟瓦は、屋根内部への雨水侵入を防ぐだけでなく、屋根全体の強度や美観にも大きく関わっています。しかし、長年の風雨や地震の影響によって漆喰の劣化や瓦のズレが発生すると、雨漏りの原因になることがあります。そのため、劣化した棟は早めに点検し、必要に応じて積み直し工事を行うことが大切です。適切な補修を行うことで、大切な住まいを長期間にわたって守ることができます。
街の屋根やさん東濃店では、熟練の職人が屋根や外壁の補修を承っております。どのような相談も、お気軽にお問い合わせください。お客様のご希望に沿った解決策をご提案させていただきます。
≫ここまでやります無料点検
≫これまでの瓦を再利用して屋根を葺き替える屋根葺き直し
≫傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
≫屋根の雨漏り修理方法や費用相場は?自分で直さずに専門業者へ依頼すべき理由を解説
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