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【東員町】「天井のシミは雨漏り?」と思ったら実は結露でした|築50年屋根カラーベスト/カバー工法をご提案した事例
更新日:2026年5月30日
東員町で発生した和室天井のシミの様子
「天井にシミがあるんです…」一本のお電話から始まった屋根調査
先日、東員町にお住まいのお客様より一本のお電話をいただきました。
「2階の天井にシミができていて、
雨漏りなのか何なのか分からないので
見てもらえませんか?」
屋根工事専門店として
日々様々なご相談を
いただいておりますが,
実はこのようなお問い合わせは
非常に多くあります。
お客様からすると、
「天井にシミができた」
↓
「雨漏りか結露か分からない」
と考えるのは当然です。
しかし実際には、
天井のシミ=必ずしも雨漏りとは限りません。
私たち街の屋根やさん四日市店では、
原因を決めつけるのではなく、
まずは現地で状況を確認し、
本当の原因を見つけることを大切にしています。
今回も、お客様は
「カラーベストが少し割れている程度なら
コーキング補修で直してほしい」
というご希望でした。
しかし調査を進めると、
想像していた内容とは大きく異なる状況が
見えてきました。
和室壁クロスへ流れた結露水の跡
結露による天井材の変色状況
現地調査を行った建物は築約50年。
屋根材はカラーベスト屋根でした。
カラーベストとは、
セメントを主成分として作られた薄型スレート屋根のことで、
軽量で住宅に多く採用されている屋根材です。
お客様のお話では、
20年以上前に一度屋根塗装を
行ったとのことでした。
屋根へ上がり確認すると、
・全体的な経年劣化
・防水性能の低下
・屋根材の寿命進行
・今後の雨漏りリスク増大
といった状況が見受けられました。
しかし、
肝心の天井シミの原因を探るためには
屋根だけでなく天井裏の確認が必要です。
そこで室内側からも詳しく調査を行いました。
調査を進める中で、
意外な事実が判明しました。
今回発生していたシミの主な原因は
雨漏りではなく「結露」だったのです。
結露とは、
暖かい空気に含まれている水蒸気が冷たい場所に触れることで水滴になる現象です。
冬場に窓ガラスへ水滴が付く現象を
イメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
今回のお住まいは
屋根勾配が約2.5寸勾配。
比較的緩やかな屋根形状です。
さらに調査を進めると、
天井裏に十分な換気設備が設けられていませんでした。
本来であれば屋根裏にこもった湿気は
換気口などから排出されます。
しかし
換気が不足すると、
室内から上がってきた湿気
↓
屋根裏に滞留
↓
温度差によって結露発生
↓
水滴となって天井へ落下
という流れが発生します。
今回もまさにこの状態でした。
築年数の古い住宅では、
屋根裏換気の考え方が現在ほど一般的ではなく、
換気口が設けられていない住宅も少なくありません。
屋根裏換気口が設置されていない建物の様子
築50年カラーベスト屋根
多くのお客様は
「結露=窓ガラスに付く水滴」
というイメージをお持ちですが、
実は見えない屋根裏でも結露は発生しています。
私たちが生活する中で発生する湿気は想像以上に多く、
料理や入浴、洗濯物の室内干し、
暖房の使用などによって日々大量の水蒸気が発生しています。
その暖かく湿った空気は
天井の隙間や点検口周辺から少しずつ
屋根裏へ上昇していきます。
本来であれば
屋根裏に設置された
換気口や棟換気によって湿気は屋外へ排出されます。
しかし
換気設備が不足している住宅では、
湿気が屋根裏に滞留してしまいます。
特に
今回のお住まいは築50年が経過しており、
建築当時は現在ほど
小屋裏換気の重要性が認識されていなかった時代です。
そのため
十分な換気経路が確保されていませんでした。
特に被害が目立っていたのは和室です。
建材の目透かし天井には
シミが発生しており、
さらに和室内のクロス壁面にも結露水が流れた跡が確認できました。
お客様は当然、
「屋根から雨が漏っている」
と思われていました。
しかし実際には、
雨水ではなく結露水が
天井内部で発生していたのです。
このようなケースは
築年数の経過した住宅では珍しくありません。
特に近年は断熱性能向上や生活スタイルの変化によって
室内湿度が高くなり、
結露トラブルが増加傾向にあります。
経年劣化したカラーベスト屋根の状態①
経年劣化したカラーベスト屋根の状態②
お客様は当初、
「割れている部分だけ補修できませんか?」
というご希望をお持ちでした。
もちろん屋根材の割れが一部だけであれば、
部分補修で対応できるケースもあります。
しかし今回の場合、
問題は屋根材1枚の割れではありません。
築50年という建物全体の経年劣化。
さらに20年以上前の塗装から長期間経過していること。
そして屋根全体の防水性能低下。
これらを総合的に判断すると、
部分補修では根本的な解決にならないと判断しました。
仮にコーキングだけで補修したとしても、
・別の箇所から雨漏り発生
・将来的な屋根材破損
・防水紙の劣化進行
・メンテナンス費用の増加
といった問題が残ります。
そのため今回は、
応急処置ではなく長期的な安心を考えたご提案をさせていただきました。
塗膜の剝がれている様子
経年劣化したカラーベスト屋根の状態③
今回の建物は
屋根勾配が約2.5寸勾配と
比較的緩やかな形状でした。
勾配が緩い屋根は
屋根裏空間の空気が流れにくく、
湿気が滞留しやすい特徴があります。
さらに今回確認したところ、
軒先換気口や妻換気口などの換気設備が見当たらず、
屋根裏に入り込んだ湿気の逃げ場がありませんでした。
その結果、
冬場や季節の変わり目に屋根裏の温度が下がると、
暖かい湿気が屋根下地や野地板に触れて水滴へと変化します。
この水滴が長期間にわたり発生すると、
- 天井のシミ
- クロスの剥がれ
- カビの発生
- 木材の腐食
- 断熱材性能の低下
など様々な問題を引き起こします。
見た目は雨漏りと非常によく似ていますが、
実際には屋根の外から侵入した雨水ではなく、
建物内部で発生した「結露水」であることが大きな違いです。
私たち屋根専門業者の間では、
このような症状を
「結露による漏水症状」
と表現することもあり、
お客様からは
『雨漏りだと思っていた』というお声を
いただくことが少なくありません。
結露は単なる水滴と思われがちですが、
長期間放置すると住宅へ深刻なダメージを
与える可能性があります。
屋根裏で発生した結露水は、
野地板や垂木などの木部を常に湿らせる状態を作り出します。
その結果、
木材腐食やカビの発生が進行し、
屋根全体の耐久性を低下させてしまいます。
また、断熱材が湿気を含むことで本来の断熱性能が発揮できなくなり、
「夏は暑い」
「冬は寒い」
という住環境の悪化にもつながります。
そのため、
結露対策では単純にシミを補修するだけでなく、
「なぜ湿気が溜まるのか」
「なぜ換気できていないのか」
という根本原因を改善することが非常に重要です。
今回ご提案した屋根カバー工法では、
防水性能の向上だけでなく、
換気計画についても併せて検討し、
今後長く安心してお住まいいただける
環境づくりを目指しています。
今回ご提案したのは「屋根カバー工法」です。
屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、
その上から新しい防水シートと屋根材を施工する工事方法です。
屋根カバー工法のメリット
①解体費用を抑えられる
既存屋根を全面撤去しないため
廃材処分費を削減できます。
②防水性能が向上する
新しいルーフィング(防水紙)を施工するため
防水性能が大幅に改善します。
③断熱性向上
屋根が二重構造となり
夏場の暑さ軽減も期待できます。
④工期短縮
葺き替え工事と比較すると
施工期間を短縮できます。
⑤将来的な安心
今後10年、20年先を
見据えたメンテナンス計画が立てやすくなります。
換気設備が確認できなかった軒天の様子
「シミ=雨漏り」とは限らないことを知っていただきたい
今回の調査で改めて感じたことがあります。
それは、
「天井にシミがあるから雨漏り」
とは限らないということです。
実際には、
・結露
・換気不足
・配管漏水
・外壁からの浸水
・屋根からの雨漏り
など様々な原因があります。
だからこそ大切なのは、
経験豊富な専門業者による原因調査です。
原因を間違えたまま工事をしても、
本当の問題は解決できません。
屋根工事と併せて換気棟や換気口設置を
検討することで、
結露対策効果を高められる場合があります。
私たち街の屋根やさん四日市店では、
「なぜその症状が起きているのか」を
丁寧に調査し、
お客様が納得できるご説明を心掛けています。
今回のお客様は
「簡単な補修で済めばいいな」と思われていました。
そのお気持ちは非常によく分かります。
できることなら費用は抑えたいものです。
しかし
住宅は人の身体と同じです。
表面に現れた症状だけを見て判断すると、
本当の原因を見逃してしまうことがあります。
今回のように、
雨漏りだと思っていたら結露だったというケースは
決して珍しくありません。
だからこそ私たちは工事を売る前に、
まず原因を見つけることを大切にしています。
東員町で天井のシミや雨漏り、結露、屋根の老朽化でお悩みの方は、
ぜひ街の屋根やさん四日市店までお気軽にご相談ください。
お住まいの状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
いいえ。結露や配管漏れ、外壁からの浸水などが原因の場合もあります。まずは専門業者による調査をおすすめします。
症状だけでは判断が難しい場合があります。屋根調査や天井裏調査を行うことで正確な原因を特定できます。
Q3. カラーベスト屋根の寿命はどのくらいですか?
一般的には20~30年程度とされています。ただし立地条件やメンテナンス状況によって大きく異なります。
Q4. 屋根カバー工法と葺き替え工事はどちらがおすすめですか?
既存屋根の状態によって異なります。下地の劣化が少ない場合はカバー工法が有効な選択肢となります。
もちろん可能です。原因調査のみのご依頼も多くいただいておりますので、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた加盟店
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E-Mail yane@takumi-home.biz
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〒512-0911
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