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山科区でいぶし瓦の点検を実施。漆喰崩落の原因と長期コスト削減の提案
更新日:2026年5月13日
京都市山科区にお住まいのお客様より、「下から見て瓦の黒ずみが気になる」「白い土のようなものが落ちてきたため点検してほしい」とのご依頼を受け、現場調査を実施しました。対象は築35年の木造2階建て住宅です。
本記事では、実際の屋根の劣化状態とその科学的要因を解説し、今後のメンテナンス費用を最小化するための具体的な工法を数値を用いて比較・提案します。
1. 棟(屋根のてっぺん)の漆喰の崩落と内部の土の露出
屋根の頂点である「棟(むね)」部分の瓦を固定している「漆喰(しっくい:瓦を固定するための白いセメントのような材料)」が完全に剥がれ落ちていました。その結果、内部の「葺き土(ふきつち:瓦の下に敷く土)」がむき出しになっています。 お客様が地上から目視された「白い土のようなもの」は、この剥がれ落ちた漆喰の破片です。現状、雨水が直接内部に浸入している状態です。
瓦の黒ずみは、いぶし瓦(昔ながらの銀色の日本瓦)表面の炭素膜(銀色に光る保護層)が剥がれたことによるものです。この膜が失われると瓦が水分を吸収しやすくなります。
屋根の平らな部分(斜面)の瓦本体には、目立った割れや大きなズレは確認されませんでした。現時点では天井裏や室内への雨漏り(実害)には至っていません。
今回の劣化は、約35年間の風雨と寒暖差による経年劣化が直接的な原因です。
保護層が剥がれ水分を吸収しやすくなった瓦は、冬場に凍結と融解(水が凍って溶ける現象)を繰り返します。これにより瓦本体の耐久性が著しく低下します。また、棟部分の土が露出している箇所からは、降雨のたびに内部へ水分が供給され続けています。
現状はいつ雨漏りが発生してもおかしくない状態であり、このまま放置すれば下地の木材を腐食させ、将来的な修繕費用が大幅に膨れ上がるリスクがあります。
雨漏りの予防、および今後の維持費と地震対策の観点から、2つのプランを提示します。
①【根本解決】軽量金属屋根(ガルバリウム鋼板等)への葺き替え工事
現在の土葺きのいぶし瓦は、屋根全体で約6,000kg(軽自動車約6台分)の重量があります。これを軽量な金属屋根へ葺き替えることで、重量を約600kgへと10分の1に減らすことが可能です。
屋根の大幅な軽量化により、地震時の建物の揺れを抑え、倒壊リスクを論理的に低減します。
コスト面においても優位性があります。いぶし瓦のまま維持する場合、約10年ごとに漆喰の詰め直し(足場代を含め1回約30万〜40万円)が必要になります。高耐久な金属屋根に替えることで、向こう25年〜30年間の足場を伴うメンテナンス費用を削減できるため、10年間、20年間の総コストで比較すると圧倒的にパフォーマンスに優れています。
なお、日本瓦は表面に波打つような凹凸があるため、上から新しい屋根材を被せる「カバー工法」は物理的に不可能です。既存の瓦を撤去する「葺き替え」となります。
予算や建物の利用計画上、すぐに葺き替えが難しい場合のプランです。劣化した棟部分を解体し、新しい土と漆喰で積み直します。
雨水が侵入している隙間を物理的に塞ぐことで、現在の雨漏りリスクを即座にゼロにします。
屋根の不具合は、目に見える実害(室内への雨漏り)が発生してからでは、建物の構造部へのダメージにより修繕費用が跳ね上がります。数値に基づいた正確な状況把握と、長期的な総コストを見据えた対策の選択が重要です。
街の屋根やさん京都南店では、山科区をはじめ、京都市内全域(伏見区、南区、中京区、東山区、左京区、右京区、西京区、北区、上京区、下京区)、および山城地方(宇治市、城陽市、京田辺市、八幡市、木津川市、長岡京市、向日市、久御山町、精華町)にて、科学的根拠に基づいた無料点検を実施しております。
建物の状態が気になる方は、実害が出る前に現場調査をご依頼ください。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yanekoji-kyoto@shoei-works.com
Kチーム株式会社
〒610-0116
京都府城陽市奈島十六71


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

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