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栃木市 棟瓦崩れの原因は漆喰不良|葺き土流出で土台弱体化
更新日:2026年4月2日
皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。
栃木市にお住まいのお客様より、「屋根瓦の一部が崩れてきているように見える」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いいたしました。
特に大棟(屋根の一番高い部分)付近の瓦のズレが気になっているとのこと(·_·;
瓦屋根はとても耐久性の高い屋根ですが、屋根の頂点にある棟部分は風や雨の影響を受けやすく、劣化が集中しやすい場所でもあります。
たとえ見た目には大きな問題がなさそうでも、内部で不具合が進行しているケースも多く見られます。
築年数は経過しているものの、これまで特にお手入れしてこなかったという栃木市の屋根は、はたしてどんな状態なのでしょうか?
栃木市のお客様宅は、築40年ほどの和風の落ち着いた外観の
切妻屋根(きりづまやね)です。
2011年の東日本大震災の際には大きな損壊もなく持ちこたえてくれた屋根ですが、そこからそれなりの年月が経過し、さすがに
「このまま放置して大丈夫なのか」と不安を感じてのご依頼です<(_ _)>
遠目には整って見える屋根ですが、実はこういった
築年数と大地震を経験している屋根には、見逃せないポイントがいくつも潜んでいるのです。
軒先に梯子をかけて、まずは2階の屋根に登らせていただきました。
瓦自体は大きく破損している様子はなく、一見すると問題がないようにも見えます。
しかし棟付近に目を向けると、そこには驚きの光景が広がっていました。
大棟の一部が崩落していますΣ(@д@;ノ)ノ
本来棟を支えているはずの
漆喰が剥がれ、その内側にある
台土(だいつち)が外へ流れ出してしまっている状況です。
台土とは、
熨斗瓦(のしがわら・棟に積み上げられる平たい瓦)をしっかり固定するために使われる材料のことで、棟を形づくるうえで土台となる重要な部分です。
その土台部分である台土が崩れて流出したことにより、支えを失った熨斗瓦やその上の半円状の
冠瓦(かんむりがわら)も大きくズレてしまっていますね(;▽;)
台土を使った棟は、土と砂を混ぜて練り上げたものと棟の中に詰めて高さや形を整えながら、その上に熨斗瓦を何段にも積み上げていきます。
いわば、棟瓦を支える
“基礎”のような役割ですね。
この台土がしっかりしていることで棟全体の安定性が保たれますが、こういった昔ながらの工法は、実は地震の揺れにはあまり強い構造とは言えません。
というのも、台土は土でできているため重量があり、屋根上部の棟に重さが集中してしまいます。
地震で横揺れが加わると、その重さが負担となってバランスを崩しやすいのです。
さらに経年劣化によって表面の漆喰が剥がれると、内部の台土が露出して流れ出しやすくなり、
結果として熨斗瓦のズレや棟の崩れにつながってしまうのです(>_<)
この状態を放置すると、さらに崩落が広がる危険性があります: ;(∩º﹏º∩);:
台土が流出している箇所以外にも、漆喰の剥がれはあちこちで見られました。
漆喰が剥がれたところの熨斗瓦や冠瓦はやはりズレてしまっていますね(>_<。)
漆喰は長期間雨風や紫外線にさらされることで徐々に劣化し、ひび割れや剥がれといった症状が現れてきます。
特に
棟部分の漆喰は、紫外線や風雨の影響を直接受けやすい位置にあるため、外壁などに比べても傷みの進行が速いのです。
漆喰が剥がれて内部が露出したところから雨水が入り込むため、内部の劣化はどんどん進行していきます。
今は大丈夫でも、放っておけば将来的に台土の流出につながってしまうでしょう(´;︵;`)
屋根面と屋根面の接続部分にあたる
隅棟(すみむね)の取り合い(接合部)でも瓦の浮きやズレが確認できました。
こういった取り合いというのは建物の中でも劣化しやすいため、土台が弱ると真っ先に影響が出ます。
瓦の固定力が失われているため、いずれは瓦の落下など二次被害につながる可能性も(;>人<)
おそらく東日本大震災の際にダメージを受けていたのだと思います。
その時点では目に見える損傷がなかったとしても、時間の経過とともに次第に崩れてきてしまった・・・と推測できました。
栃木市の現場は、できれば
今すぐにでも全体的な棟の取り直し工事を行いたい危険な状態です(>_<)
このままですと、台風や地震などをきっかけに一気に崩れてしまうリスクもあります。
続けて1階の屋根の状態を見ていきましょう。
棟の下に施工されている
三日月漆喰(みかづきしっくい)は剥がれてしまい、内部の台土も流れ出して空洞になっています(@_@;)
本来しっかり詰まっているはずの部分がスカスカのため、支えを失った台土は外へこぼれ、上に積まれている熨斗瓦も沈み込んでしまっています。
台土は瓦を支える重要な基盤ですので、それが流れてしまうと熨斗瓦を受け止めることができません。
結果として棟全体が不安定になってしまいます(>_<)
棟の端には
「鬼瓦(おにがわら)」と呼ばれる飾り瓦が取り付けられていますが、特にこの鬼瓦の台座部分の漆喰の剥離が激しく、本来内部にあるはずの台土がむき出しの状態。
今にも崩れ出しそうな、かなり不安定な状況です(>_<)
2階の屋根と同様に、隅棟との取り合いに施工されている漆喰も劣化して脱落しており、このままでは雨水が浸入する可能性が高まってしまいます。
1階と2階の複数箇所で同様の劣化が進行していることは、単なる部分的な不具合ではなく、
漆喰劣化から始まる土台の崩れにより、棟全体が崩落の危機を迎えていることに他なりません。
表面的・部分的な補修ではなく、
棟全体の状態を踏まえたメンテナンスが必要な状況です;:(∩´﹏`∩):;
栃木市の現場の棟部は、「漆喰の劣化」がきっかけで「台土の崩れ」が進行し、その結果として棟瓦がズレて崩れてきている状態でした。
棟部は、防水と固定の役割を持つ漆喰で雨水の侵入を防ぎ、その内側の台土が瓦をしっかり支えています。
しかしこの漆喰が経年劣化で剥がれてしまうと、そこから雨水が入り込み、少しずつ台土が流れ出してしまいます。
この状態をそのままにしておくと、まず心配なのが棟瓦の落下です。
棟は屋根の一番高い位置にあるため、崩れた場合には落下の危険性もあり、非常に危険な状態です。
また、漆喰が剥がれて内部が露出しているのは、雨水が入り放題になっている状態でもあるため、今は雨漏りが起きていなくてもいずれ室内へ影響が出てくる可能性は十分に考えられます。
こうした劣化は時間が経つほど広がっていくため、結果的に工事の範囲も大きくなってしまうことも多く、なるべく早めに手を入れたいところですね。
お客様には撮影した写真をお見せしつつ、丁寧にご説明させていただきました。
現場の状態を見る限り、漆喰だけを詰め直すような部分的な補修では対応しきれないでしょう。
すでに内部の葺き土が流出し、土台そのものが弱くなっている状態で
表面だけを整えても、また同じように崩れてしまう可能性が高いからです。
そこで今回は、
一度棟をすべて解体して土台から作り直す「棟取り直し工事」をご提案させていただきました。
少し大掛かりにはなりますが、長く安心してお住まいいただくためには必要な工事です。
お客様は、普段なかなか見ることができない屋根、しかも内部の様子までご覧になり、とても驚かれているご様子でした。
部分補修では難しい理由についても順を追ってお話しさせていただき、ご納得いただいたうえで今後ご検討していただくことになりました(*^_^*)
棟瓦の崩れは、今回のように単なる瓦ズレではなく「内部で進行していた劣化症状が表面に出てきた状態」である可能性もあります。
特に漆喰の劣化は外から見えにくいため、知らない間に台土の流出が進み、気づいた時には今回のような崩れにつながっているケースも少なくありません。
屋根は普段見えない場所だからこそ、こうしたサインを見逃さないことがとても大事です。
屋根の状態はご自身では確認しにくく、不安に感じる方も多いと思います。
街の屋根やさん栃木小山店では、無料の現地調査によりお住まいの状態を分かりやすくご説明させていただきます!
大切なお住まいに長く暮らしていくためにも、少しでも気になる症状があればぜひお気軽にご相談くださいね( ´ ▽ ` )ノ
当店は、屋根の状態を確認したうえで、今すぐ必要なこと・急がなくていいことを分けてお伝えしています。現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿
棟瓦が崩れてきている場合、その原因は瓦自体ではなく内部にあることもあるのでしょうか?
棟瓦のズレや崩れは、瓦そのものではなく内部の漆喰や台土の劣化が原因となることがあります。今回も漆喰の剥離によって台土が流出し、土台が弱体化したことで瓦が支えられなくなっていました。表面だけでなく内部の状態まで確認することが重要です。
漆喰の剥がれを放置すると、どのように棟の崩れへとつながっていくのでしょうか?
漆喰が剥がれると内部の台土が雨水にさらされ、徐々に流出していきます。台土が減ることで棟瓦の固定力が弱まり、ズレや浮きが発生し、最終的に崩れへと進行します。今回の屋根も複数箇所で同様の流れが確認され、棟全体の不安定さにつながっていました。
棟瓦が崩れている状態では、漆喰の補修だけで対応できるケースはありますか?
台土が流出して棟の土台自体が弱っている場合、表面の漆喰を補修するだけでは根本的な改善にならないことが多いです。今回のように内部の崩れが進行している状態では、棟を解体して作り直す棟取り直し工事が必要と判断されました。状態に応じて補修範囲を見極めることが重要です。
この記事を書いた加盟店
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E-Mail machiyanetochigioyama@efc-fy.co.jp
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