岐阜市にお住まいのお客様より、陶器瓦の重量が気になるため軽量屋根材へ葺き替えたいとのご相談をいただきました。屋根の軽量化は耐震性に直結するため、近年とても注目されています。さまざまな屋根材をご説明し、その中から**ケイミュー社の軽量屋根材「ルーガ」**をお選びいただき、今回の工事がスタートしました。元々は土葺きの陶器瓦だったこともあり、葺き替えによる大幅な軽量化が見込める点も大きなポイントとなりました。

現地調査の様子

屋根面の陶器瓦の状態確認

最初の調査写真では、既存の陶器瓦がしっかりと並んでいる様子が見られました。表面には大きな破損は見られなかったものの、陶器瓦特有の重量感があり、屋根への負担が大きいことがうかがえます。また、棟部分の納まりなども古い工法が使われており、現代の耐震基準を考えると見直しの必要性を感じました。

南面屋根の全体状況

次の写真では、屋根面全体を上部から確認でき、瓦同士の重なりや土葺きの痕跡が明確でした。瓦自体は整って見えますが、土葺きの場合、内部で土が水分を含みやすく、結果として屋根がさらに重くなる傾向があります。この点がお客様が抱えていた「軽量化したい」という悩みに直結していました。

棟瓦および土台の確認

棟部分の写真では、既存の棟瓦がしっかり固定されているように見えましたが、古い工法のため内部構造まで確認する必要がありました。土台に使われている土の状態や劣化具合が耐風性にも影響するため、葺き替えで下地から見直す判断が妥当な状態でした。

隣接屋根との取り合い確認

別角度からの写真では、周囲の建物との距離や屋根形状も確認しました。施工時に材料搬入や作業スペースを確保できるかを調査する重要な工程で、こうした細かな段取りが工事の安全性と効率に影響してきます。

複数面にわたる瓦の収まり状況

最後の調査写真では、複雑な屋根形状に瓦が葺かれており、ルーガへの変更後も同様に美しく収まるよう施工計画を立てる必要がありました。経験豊富な職人が瓦のラインや勾配を確認し、後の施工に向けて細かくイメージを固めていきました。

工事の様子

既存瓦の撤去と下地調整

工事写真の1枚目から、既存瓦をすべて撤去し、防水シートを新しく敷き直した様子が確認できます。土葺きだったため撤去作業は大掛かりとなりましたが、職人が丁寧に土を取り除き、下地の不陸を調整しながら作業を進めました。ルーガの性能を最大限発揮するためには、下地の精度がとても重要であり、ここで手を抜かないことが屋根全体の寿命に直結します。

ルーガ本体の荷揃えと配置

次の工事写真では、ルーガ本体を屋根上に並べ、施工しやすいよう事前に配置している様子が写っています。軽量屋根材の利点は施工時の扱いやすさにも現れ、作業効率を高めてくれます。職人同士で声を掛け合いながら、屋根形状に合わせて適切な位置に材料をセットする姿が印象的でした。

ルーガ本体の葺き込み

別の工事写真では、ルーガが順に葺き込まれている様子がわかります。瓦風の美しい陰影を再現しながらも、重量は大きく抑えられており、見た目と機能性のバランスが取れた仕上がりになりました。勾配がある屋根でも安定して取り付けられるよう、専用ビスでしっかり固定していきます。

棟部分の施工と仕上げ

最後の工事写真では、棟の仕上げが進んでいる段階が確認できます。ルーガ専用の棟部材を使い、屋根全体の耐風性と防水性を高める工夫が施されています。仕上げの段階では、職人が細かいラインを何度も確認し、美しい屋根に仕上げようとする姿勢がとても印象的でした。

まとめ

今回の岐阜市での葺き替え工事では、
陶器瓦からルーガへ変更したことで屋根が大幅に軽量化され、耐震性が向上する結果となりました。
見た目も新築時のように整い、お客様からは「安心して暮らせる屋根になった」と嬉しいお言葉をいただいています。

土葺き屋根の軽量化は建物にとって大きなメリットがあり、将来的な安心感にもつながります。
屋根の重さや老朽化が気になる方は、街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。

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