家の中を明るくするために屋根面から太陽の光を取り込む屋根部材（トップライト）が取り付けられていました。
このトップライトは屋根下地に対して突起して取り付けられています。
お分かりのように屋根瓦のてっぺんから流れてきた雨水はそのまま軒先の雨どいに落ちて排水されますが、トップライトがあると一度そこにぶつかって雨水の流れを止めてしまいます。
トップライトは四角い形なので水上側の水はうろうろした後、横の水切り板金に流れていきます。
今回の工事もこのトップライトの周りから雨漏りがしているとの連絡を受け、修繕工事になりました。
トップライトの雨漏りの原因はガラス部分の縁のシーリングの劣化やトップライトを取り囲む水切り板金廻りからの雨漏りが多くあります。
今回も雨漏りの原因追及のために一度トップライトの周りのカラーベストを割らないように外していきます。

順番に瓦を解体していくと赤い丸印部分からの雨漏りが確認できました。写真左はケラバ板金とトップライトの水切り板金の雨水が流れる部分が少しだけ重なっており雨水が入り込んでいました。
写真右側は雨水の流れ込む際にカラーベストに当たりますが本体部分がまっすぐなまま施工されていました。トップライト側に対して斜めにカットしていれば雨水がせき止められるのを軽減できたと思われます。
それと両サイドに言えることですが、空気中のチリやホコリが雨水とともにトップライト上部に流れていき年数とともに赤丸のカラーベストに堆積して毛細管現象が発生して雨漏りを引き起こしていました。

下葺きのゴムアスルーフィングを貼り、トップライトの周りの水切り板金をその場で合わせながら加工して取り付けていきます。
ミリ単位で調整して板金の接合部はシーリングでしっかりとボイス委処理をしていきました。

カラーベストを復旧して工事が完了しました。
今回はちゃんと排水の妨げにならないようにカラーベストを斜めにカットして復旧しております。
街の屋根やさん大阪門真店ではこのようなトップライトの周りの補修工事の他、逆にトップライトが室内を温めて暑いから取り外してほしいとの声にも対応させていただきます。
その他のお困りごとがあればお気軽にご相談ください。
ありがとうございました。