葺かれてから40年近くの陶器和形瓦から、フジフレート製のエアルーフ・フレンチ瓦に葺替工事をさせて頂きました。

• 日本瓦: 粘土を焼成した陶器製で、強度を保つためにある程度の厚みと重さが必要となります。1枚あたり約2.6kg～3kg弱の製品が多く、1平方メートルあたり約16枚葺くため、総重量が重くなります。
• エアルーフ・フレンチ: 無機質基材に高分子樹脂繊維や軽量骨材などをハイブリッド化した軽量瓦（セメント系屋根材）です。従来の陶器瓦に比べて約40%の軽量化を実現しており、1平方メートルあたりの重量は約30kgです。

ですので、かなりの軽量化が図れますので、お客様のご要望にも合致した瓦と言える訳です。

では、工事の内容をご覧下さい。

まず初めに既存の日本瓦を解体していきます。
瓦の下には写真のように葺き土があり、かなりの重量になります。
瓦を解体した後、下地の構造用合板を貼っていきます。近年の瓦は葺き土の代わりに釘やビスで瓦を固定していきますので、下地工事が必須です。
雨樋が無い面には新しくガルバリウム鋼板の谷板金の工事とかも必要です。

瓦本体工事写真です。
瓦の裏側に突起があり写真の桟木に引っかかっていきます。尚且つステンレスの釘で軒先は3本止め、次の段からは2本止めで施工していきます。

家の端はケラバと言い、その箇所にはケラバ板金や写真のような同質のケラバ瓦がつきます。
菱の部分は強風をまともに受けるのでこの瓦は75ｍｍと100mmのパッキン付きのビスでガッチリ締めていきます。

棟部は地震で崩れやすいので家の棟木という柱に強力棟金具を取り付けその上に45角の垂木を這わせます。
その垂木にめがけて棟瓦をケラバと同様のパッキン付きのステンレスビスで固定していきます。

反対側は隣とぶつかっていたので水切り板金でカバーしていきました。
街の屋根やさん大阪門真店では古来の日本瓦から最新のハイブリット瓦まで取り扱い、熟練した職人が多数在籍しております。
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