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名古屋市名東区にて袖瓦取り直し工事、既存袖瓦取り外しと鳥の巣の撤去
更新日:2025年11月26日
前回、住宅の屋根にて行った現場調査では、漆喰の変色やひび割れ、袖瓦周辺のコーキング切れ、そして雨樋で大きく成長した雑草など、さまざまな経年劣化が確認できました。
このように、劣化が進行した状況が明らかになったことから、棟瓦および袖瓦の取り直しやコーキング打ち替えなどのメンテナンスを行っていくことが決定しています。
まずは、袖瓦の取り直しからです。
ちなみに、袖瓦は、瓦屋根の斜めになった左右の端部分に取り付けられている瓦役物のことをいい、屋根の側面を風や雨の影響から守る重要な役割を担っています。
また、屋根の輪郭を美しく見せる外観上のアクセントとしても機能する部分でもあります。
しかし、袖瓦は耐久性が高く長寿命が期待できる一方、その袖瓦を支える下地や周辺で使用するコーキング、板金などは、どうしても早い段階で劣化してしまうことは、要注意です。
とくに、袖瓦の下地が著しく劣化すると、固定力の低下により、地震や台風で袖瓦そのものが落下してしまうリスクが高まるので、正常な機能を維持するためのメンテナンスは欠かせません。
今回は、既存の袖瓦をいったん取り外し、下地を補強した後、あらためて復旧する取り直し工事を行っていきます。
既存の袖瓦を取り外した状況です。
袖瓦を固定する木下地は、雨水の影響からか、部分的に変色している様子が確認できます。
木材が継続的に雨水の影響を受け続けると、腐れが生じ、著しく強度が低下するようになります。
そうなると、ビスにも緩みが生じ、強風などの強い力が加わったときに耐えられなくなってしまう恐れがあるわけです。
袖瓦の下には、その一部に鳥の巣があった形跡も見られます。
鳥の巣は、屋根の裏側など、隙間があるとつくられてしまうことがあり、騒音や糞などの問題が生じるケースもあるので、しっかりと対策を講じておくことが重要です。
この後は、袖瓦の木下地に水切り板金を被せて補強していく工程となります。
なお、袖瓦の木下地に対する板金補強の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
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