ホーム > 【堺市堺区】築50年工場で棟板金がめくれた原因とは?|大波ス…

【堺市堺区】築50年工場で棟板金がめくれた原因とは?|大波スレート屋根の調査
更新日:2025年11月28日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
堺市堺区にて
、棟板金が一部めくれた工場の現地調査を行った様子をご紹介します。
古い工場や倉庫では、強風などによって棟板金がめくれてしまうトラブルが多く見られます。
本日は実際の調査の様子と原因、工事のご提案内容を詳しくご紹介します。
▶メールにてお問い合わせ(24時間受付中)
今回の工場は
築50年以上で、屋根材は
大波スレートの片流れ屋根でした。
大波スレート屋根は年数が経つと脆くなって踏み抜く危険もあるため、荷重が一点に集中しないよう慎重に足場を選びながら調査を行います。
屋根に上がって確認すると、
棟板金の一部が風でめくれ上がったような状態になっていました。
幸い完全に飛散はしていませんでしたが、強風が吹けば簡単に飛んでしまった可能性があります。
工場や倉庫では屋根の高さがあることが多く、板金が飛散すると近隣の建物や通行人・従業員の方にも危険が及ぶこともあるため、早めの対応がとても重要です。
▶棟板金の交換・修理ガイド|浮きや飛散の修理事例・費用も豊富に紹介
お客様は「以前の台風時に修理してもらったことがあるのに、まためくれてしまった」と不安に感じておられました。
調査を進めると、以下の要因が重なっていたことがわかりました。
①棟板金の幅に合わない固定がされていた既存の棟板金がやや大きく、固定金具のフックの位置から板金の端まで距離がありました。
この「固定されていない部分」が強風時に特に浮きやすく、風を受けやすい構造になっていました。
②フックのピッチ(間隔)が広く、固定力が弱いフックの間隔が広いため、十分な固定力がありませんでした。
さらに調査時点でフックが抜けている箇所もあり、風が入り込む隙間ができていました。
③フックが錆びて固定強度が落ちているおよそ50年という築年数を考えると当然とも言えますが、フックには錆びが進行していました。
錆びた金物は風荷重に耐えられず、外れてしまう原因になります。
固定が適切にされていた箇所はめくれなどはなく、問題は起こっていませんでした。
適切な固定ができていれば、今回の被害は防げたのではないかと思われます。
古い工場の屋根では、こうした部分的な施工の違いが原因でトラブルが起きるケースがあります。
今回のケースを含め、築年数の経った工場・倉庫では、棟板金まわりに以下のような不具合がよく見られます。
| 固定金物(フック・ビス)が錆びて効いていない | 長年雨風にさらされると金属部分が腐食し、固定力が著しく落ちてしまいます。 |
| 過去の修理でサイズの合わない部材が取り付けられている | 特に古い建物では当時の材料が既に廃盤になっていることも多く、応急的にサイズの違う部材が使われることがあります。これが後々の不具合の原因になります。 |
| 金具の固定ピッチが広く、風に弱い状態になりやすい | 昔の施工基準は現在ほど細かくなく、「固定間隔が広い」「押さえが弱い」というケースが見られます。 |
| 大波スレートが劣化し、しっかり固定しづらい | 築40~50年を超えるスレートは、表面がザラつき脆くなっており、金物が効きにくいことがあります。 |
| 強風や台風の影響が蓄積している | 一度の台風で壊れなくても、毎年の強風で少しずつ固定が緩み、ある日突然めくれてしまう…という流れが珍しくありません。 |
特に築40~50年以上の工場では屋根構造自体が当時の設計基準で作られているため、現在の台風の勢力や突風に耐えられない場合が多く見られます。
昔はここまで強風が連発する気候ではなかったため、現在の気象条件に「建物が追いついていない」という印象があります。
そのため、古い工場や倉庫での「棟板金が浮く」「強風の後にめくれる」といったトラブルが年々増えている傾向が見られます。
棟板金が少しめくれているだけでも修理した方がいいですか?
はい、早めの修理をおすすめします。 少しのめくれでも風が入り込みやすくなり、次の強風で一気に飛散する可能性があります。工場の場合は特に周囲への被害リスクが高いため注意が必要です。
築50年以上のスレート屋根ですが、修理できますか?
ほとんどのケースで可能です。 ただし劣化が激しい場合は部分的に鉄板カバーを併用するなど、建物に負担の少ない方法をご提案します。
はい、可能です。 棟板金のカバー工事や部分補修であれば、建物内部には影響せず工場を止めずに施工できます。工程は事前に調整させていただきます。
工場や倉庫は日常的に人が出入りし、機械が稼働している場合もあります。
屋根は普段見えない場所ですが、ひとたび板金が飛んだり雨漏りが起きたりすると操業にも大きく影響してしまいます。
「古い工場の屋根で時々トラブルが起きる」
「強風のたびに不安になる」
そんなご心配があれば、当店までお気軽にご相談ください。
点検・見積りは無料で行っております。
街の屋根やさん堺店では、屋根工事が初めてというお客様でも安心してお願いしていただける体制を整えております!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-sakai@osaka.zaq.jp
くまさんホーム株式会社
〒599-8237
大阪府堺市中区深井水池町3260-3
大阪府の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@39yamanaka.com
株式会社やまなか工務店
〒596-0821
大阪府岸和田市小松里町142−2 OTビル2階
電話 0120-989-742
E-Mail roofkadoma@kawaramasa.co.jp
株式会社 瓦柾
〒572-0077
大阪府寝屋川市点野5丁目1-2
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@h-o-k-s.com
東大阪瓦産業株式会社
〒578-0982
大阪府東大阪市吉田本町2丁目2−43


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。

街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。

弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。

弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。