【世田谷区北烏山】スレート屋根の調査|製造年数によって塗装の向き不向きが分かります
更新日:2025年11月25日
街の屋根やさんでは、世田谷区北烏山にて
スレート屋根の点検を実施しました。
スレート屋根は日本の住宅で最も普及している屋根材ですが、
製造された年代によって塗装できるものと、塗装に向かないものが存在することをご存知でしょうか。
今回は、実際の点検写真を交えながら、その違いと注意点について詳しく解説します。
スレート屋根とは、セメントを主原料とした薄い板状の屋根材で、軽量でコストも抑えられることから多くの住宅で採用されています。
しかし、製造年数によって劣化の仕方や塗装の可否が大きく変わるという特徴があります。
◆ グリシェイドクアッドを使用した屋根でした
現場のスレート屋根には、グリシェイドクアッドと呼ばれるモデルが使用されていました。
グリシェイドクアッドは、縦に深いスリット(溝)が入っている独特のデザインが特徴です。
スリットが影を作ることで立体感があり、和洋問わず人気の高い屋根材ですが、メンテナンスの判断には注意が必要です。
■ スレート屋根は製造年数で「塗装できるか」が変わる理由
◆ 2000年代前半まではアスベスト入りで強度が高かった
昔のスレート屋根にはアスベストが含まれており、強度が高く、塗装による延命が可能です。
◆ アスベスト規制後のスレートは劣化が早い
一方、アスベストが禁止された後に製造されたスレートは、
・割れやすい
・反りが出やすい
・表面の劣化が早い
といった弱点があります。
塗装をしても 内部の劣化が止まらないため、塗装が不向きなケースが多いのです。
◆ 反りの発生
今回の点検でも、屋根材の反りが複数箇所に確認されました。

スレートの反りは、アスベストが含まれていない屋根材で特に起きやすい劣化症状です。
反りが大きくなると
塗装しても密着せず、早期剥がれの原因になります。

コケは水分を含むため、スレートをさらに劣化させてしまいます。
表面の塗膜が完全に失われた証拠でもあり、
防水性がゼロに近づいている状態です。
今回の屋根材は、見た目の状態から判断すると「塗装は可能」と言える範囲でした。

ただし、反りは進行すると
塗装しても改善しないため、
状況によっては
屋根カバー工法をご提案する場合もあります。
■ スレート屋根の製造年数をもとにしたメンテナンス判断
▼ 塗装が向いているスレート
・2000年以前製造(アスベストあり)
・反りが少ない
・ひび割れが軽微
・屋根材がしっかりしている
▼ 塗装が向かないスレート
・2001年〜2008年頃の製造(アスベスト無し初期モデル)
・反り・割れが複数箇所
・スレート自体が脆くなっている
・塗装してもすぐ剥がれる可能性が高い
◆ 屋根カバー工法
既存のスレート屋根の上から、
ガルバリウム鋼板の屋根材を重ねる工法です。
・葺き替えよりコストを抑えられる
・断熱性・防音性が向上
・メンテナンスが大幅に減る
スレートの寿命が近い場合、塗装よりも合理的な選択となります。
■ 世田谷区北烏山での屋根点検は街の屋根やさんにお任せください
スレート屋根は、見た目だけではメンテナンス方法を判断できません。
製造された年代・劣化の深さ・素材の特徴を総合的に診断する必要があります。
街の屋根やさんでは、
・ドローン点検
・屋根専門スタッフによる直接調査
・塗装かカバーかの最適判断
をすべて無料で行っております。
世田谷区北烏山周辺で屋根の状態が気になる方は、お気軽にご相談ください。
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