屋根調査のきっかけ

みなさま、こんにちは！
街の屋根やさん高松店です！

本日は、善通寺市弘田町で実施した屋根の調査をご報告いたします！


近隣での工事挨拶の際にお声がけしたことがきっかけで、「築25年になるし、そろそろメンテナンスの時期かも…」ということで点検のご依頼をいただきました。

調査では、屋根材の乾式コンクリート特有の塗膜の変色や色褪せ、そして棟部分の漆喰の剥がれなどが確認されました。
このまま放置すると雨水の浸入や瓦の劣化につながる可能性があるため、屋根漆喰の補修と塗装をご提案いたしました。

屋根調査の結果

色褪せと汚れの付着

お客様宅の屋根材は、セメントを主成分とする乾式コンクリート瓦です。
1970年代から2000年代初頭にかけて広く使用され、現在でも多くの住宅で見られる屋根材です。

今回の調査では、屋根表面の塗膜が大きく劣化しており、変色や色褪せが進行していました。
さらに、日当たりの悪い面では苔や汚れが広がり、瓦自体の防水性能が低下している状態です。

乾式コンクリート瓦は、塗膜が防水の役割を担っているため、このまま放置すると水を吸収しやすくなり、ひび割れやさらなる劣化の進行につながる可能性があります。

関連記事：粘土瓦・コンクリート瓦・セメント瓦、瓦の種類・見分け方とメンテナンス方法

棟のズレ・棟瓦の浮き

棟部分を確認したところ、棟瓦にわずかなズレや浮きが見られました。
これは、棟を固定している漆喰の劣化や、下地の貫板の経年劣化、あるいは釘の緩みが原因と考えられます。
このまま放置すると、強風時に棟が落下するおそれがあるため、早めの修繕が必要な状態でした。

漆喰の剥がれ・欠け

漆喰が剥がれている箇所が複数あり、すでに破片が屋根面に落下しているのを確認しました。

漆喰は棟瓦を固定し、内部への雨水の浸入を防ぐ重要な役割を持っています。
剥がれたまま放置すると、棟瓦内部に雨水が入り込み、貫板や下地の腐食につながる可能性があります。

そのため、将来的な雨漏りリスクを防ぐには、漆喰の詰め直しによる補修が必要な状態でした。

今回のような、乾式コンクリートの瓦は、表面の塗膜によって防水性能を維持しているため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
理想的な塗り替え時期は、築10～15年ごととされ、今回のお住まいの築25年というタイミングはまさに適切なメンテナンス時期といえます。

関連記事：セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法


屋根劣化や不具合が気になり始めた時は、メンテナンスに最適なタイミングです。

最近、「屋根の色褪せてきた」「漆喰が剥がれて見える」など少しでも気になることがある方は、ぜひ一度街の屋根やさん高松店までご相談ください。
点検・調査・お見積もりはすべて無料で承っております。
丁寧に調査をしたうえで、お住まいの状況に合わせて、最適な工事プランをご提案いたします。

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