「ちょっと気になって…」が、大きなトラブルの前兆かも？

「最近、屋根の白い部分が剥がれてる気がして…」
「あと、大雨のときに雨樋から水がバーッてあふれてくるんです」

そんなご相談をいただき、多治見市笠原町の築25年のお宅にドローン調査に伺いました。
幸い、まだ雨漏りなどの被害は出ていませんでしたが、「早めに見ておきたい」とのご判断。
この“早めの行動”が、後々の大きな出費を防ぐポイントになります。

【調査結果】漆喰の剥がれと雨樋の歪みを発見

ドローンで屋根全体を確認すると、棟（むね）部分の漆喰（しっくい）が数カ所で剥がれ落ちていました。
漆喰は、瓦のすき間を埋めて雨水の侵入を防ぎ、棟を固定する大切な役割を担っています。

この部分が劣化してくると、雨水が入り込みやすくなり、瓦のズレや崩れに繋がってしまいます。

また、雨樋（あまどい）にも歪みが見られ、特に端のほうでは傾きが狂って水がうまく流れていない状態でした。

雨樋が機能していないとどうなる？

雨樋は、屋根に降った雨を地面へと導く“排水の通り道”です。
それが歪んでいたり、勾配が狂っていると、雨水があふれたり溜まったりして、次のようなトラブルを引き起こします。

• 外壁に雨が当たり、塗装の劣化が早まる

• 基礎まわりが湿気で弱る

• 庭や玄関まわりがびしょ濡れになる

意外かもしれませんが、雨樋が正常に機能していないだけで、建物の耐久性に大きく影響してしまうんです。

【ご提案】今回は“必要なところだけ”直しましょう

調査後、お客様からは
「全部直すほどじゃないけど、悪いところは放っておきたくない」とのご相談がありました。

そこで今回は、以下のように“ポイントを絞った修繕”をご提案しました。

• 棟部分の漆喰のやり直し

• 歪みが目立つ箇所の雨樋交換

どちらも今すぐに対処すれば、大掛かりな工事にならずに済む内容です。
特に漆喰は、剥がれを放置すると棟瓦がズレてしまい、結果的に修理費が膨らむことも。
早めの補修が、最もコストを抑えるポイントです。

小さな不具合でも、まずは“知る”ことから

「大きな工事はちょっと…」と迷う方も多いと思います。
でも、今回のように“今のうちにできることを知る”だけでも十分に価値があります。

ドローン調査は無料で、安全に屋根全体を確認できます。
私たちは、お客様が安心して判断できるよう、“正確な現状”をお伝えすることを大切にしています。

雨樋と漆喰、どちらも“家のガードマン”

今回のように、屋根の白い部分（漆喰）の剥がれや、雨樋の水漏れは、
家からの“小さなSOS”かもしれません。

漆喰も、雨樋も、ふだんは目立たない存在ですが、どちらも雨から家を守る大切な役割を担っています。
そこが弱っていると、じわじわと家の寿命にも影響してしまうのです。

「うちも似たような症状があるかも…」と思ったら、ぜひ一度ドローン点検を。
気になる部分だけの修繕ももちろんOKです。
無理な営業は一切いたしませんので、安心してご相談くださいね。