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熊本市西区で割れたアーバニーの差し替え補修|廃盤スレート20箇所にグラッサ600で対応
更新日:2025年10月16日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
熊本市西区にて行った
廃盤スレート「アーバニー」の差し替え工事の様子をご紹介します。
廃盤になった屋根材は年々増えており、
「どこに頼めば直せるの?」「同じ素材はもうないの?」とお困りの方が多いです。当店では廃盤屋根材の補修やメンテナンスも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
廃盤スレート「アーバニー」に多数の割れがあった屋根
お客様からのご相談内容は「大和ハウスの住宅診断で屋根に20箇所不具合があると言われた」というものでした。
大和ハウスの住宅診断では、カバー工法(既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工法)が提案されたそうです。
しかし、お客様は費用を抑えるために最低限の補修をご希望されていました。
そこで私たちは、お客様に以下の3点をしっかりとご説明し、ご承知いただいた上で差し替え工事を行うことになりました。
| 1. 本来であればカバー工法がおすすめであること | 築30年が経過して屋根材全体が劣化していることから、長期的な視点ではカバー工法や葺き替え工事の方が結果的にコストパフォーマンスが良いです。当店でもこのようなケースの住宅にはカバー工法をご提案します。 |
| 2. 廃盤商品のため同じ形や色は手配できないこと | アーバニーはすでに製造終了しており、差し替えには別のスレート商品を使用するため、見た目に違いが生じること |
| 3. 今後すぐ別の場所に割れが起きる可能性があること | 屋根材全体が寿命を迎えているため、今回補修しない箇所でも近い将来割れが発生する可能性が高いこと |
まず初めに、安全に作業を行うための足場を設置しました。
お客様宅の屋根はどちらかというと急勾配で、作業中に職人が滑落する危険性があります。
足場の設置には費用がかかりますが、当店では工事見積書に足場費用を明記しており、お客様に費用の内訳が分かりやすいようにしています。
安全第一で工事を進めるためにも、足場は必要不可欠な設備です。
スレートを外す際に活躍するのが「スレーターズリッパー」という専用工具です。
スレーターズリッパーは先端に釘を引っ掛ける爪があり、上部のスレートで隠れている釘も引く抜くことができます。
周辺のスレートも割ってしまわないよう、慎重に作業を進めました。
差し替えを行うスレートをすべて撤去しました。撤去すると、下地のルーフィング(防水紙)が見える箇所もあり、剥がしたままで放っておくと雨漏りのリスクが上がります。
撤去が完了したら、
新しいスレートを差し込んでいきます。差し込んだスレートは釘で固定することができないため、
コーキング材で固定します。
廃盤品のアーバニーは現在入手できないため、今回はケイミューの「グラッサ600」という商品を使用しました。
グラッサ600はスリットがなく、アーバニーとは形状が異なりますが、横幅がアーバニーと同じ寸法であるため、差し替えに対応できました。
全く同じ色ではありませんが、悪目立ちしないよう、なるべく近い色の商品を使用しました。
割れたスレートすべての差し替え作業が完了しました。
アーバニーとグラッサ600では色や形状が異なるため、近くで見ると違いは分かりますが、遠目から見れば目立ちにくく、屋根としての機能は十分に回復しています。
今後も同様のメンテナンスが必要な可能性は高いですが、カバー工法よりも費用を抑えることができました。
【関連記事】ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください
今回は廃盤スレート「アーバニー」の差し替え工事についてご紹介しました。
次回の記事では、同じお客様宅で実施した棟板金の貫板(ぬきいた)交換工事の様子をお伝えする予定です。
棟板金や貫板も経年劣化で不具合が生じやすい箇所ですので、ぜひご覧ください。
差し替え工事をした後、すぐにまた別の場所が割れることはありますか?
はい、可能性はあります。特に築30年前後のスレート屋根は、全体的に劣化が進んでいるため、今回補修しなかった箇所でも近い将来割れが発生する可能性が高いです。そのため、工事前に「今後すぐ別の場所に割れが起きることもある」という点にご注意いただく必要があります。何度も差し替え工事を繰り返すことを考えると、やはりカバー工法がおすすめです。
アーバニー以外にも廃盤になっている屋根材はありますか?
はい、あります。特に1990年代~2000年代初期のスレートはノンアスベスト商品が出始めの時期で、十分な品質が確保されていなかったため、廃盤品が多く存在します。
うちの屋根材は何が使われているかわからないのですが・・・
当店で無料調査を行い、使用されている屋根材も確認します。廃盤屋根材が使用されている場合でも、最適な工事をご提案しております!
今回は廃盤になった屋根材「アーバニー」の差し替え工事をご紹介しました。
もし皆様のお宅でも
「屋根に多数の不具合を指摘された」「スレート屋根に割れやひび割れが見つかった」「廃盤になった屋根材の補修方法が分からない」
などのお悩みをお持ちでしたら、ぜひ街の屋根やさん熊本店にご相談ください。ご予算やご要望に合わせて、最適な補修方法をご提案いたします。
現地調査・お見積りは無料で承っております。まずはお気軽にご相談ください!
街の屋根やさん熊本店では、屋根工事が初めてというお客様でも安心してお願いしていただける体制を整えております!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

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