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【熊本市西区】棟板金の貫板交換で釘浮きを修理|築30年スレート屋根のメンテナンス事例
更新日:2025年10月16日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は、熊本市西区のスレート屋根住宅にて、
棟板金の貫板(ぬきいた)交換工事を行った様子をご紹介します。
築10年以上経過した住宅では、貫板が劣化しているケースも多いです。今回の記事では貫板交換工事の工程に加え、貫板が劣化すると起きるトラブルについてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
屋根の一番高い部分である棟には、頂部からの雨水の侵入を防ぐために棟板金(むねばんきん)が取り付けられています。
その棟板金を取り付けるための下地材が、貫板(ぬきいた)です。
棟板金を固定する釘やビスを直接屋根材に打つのではなく、貫板に向かって打ち込むことでより強く固定することができます。
貫板が劣化すると、釘をとどめておく力が弱くなります。すると、棟板金を固定する釘が浮いてきたり、棟板金自体にも浮きが生じてきます。
浮いた箇所から雨水が侵入し、貫板の劣化をさらに進行させたり、室内の雨漏りや棟板金の落下など大きな被害にもつながります。
今回のお客様宅でも、棟板金の貫板で劣化が進行し、棟板金や釘に浮きが生じていたため、スレートの差し替えと一緒に貫板交換を行うことになりました。
まず初めに、
棟板金を仮撤去します。
棟板金をはがすと、
変色した貫板が出てきました。
木材は劣化すると木が痩せて柔らかくなり、釘を留めておく力が弱くなります。貫板には棟板金を固定する釘やビスを留める下地の役割があるため、
貫板の劣化を放っておくと棟板金がはがれやすくなり、強風で飛散する事故などにつながります。
【関連記事】熊本市中央区で劣化して強風で飛散した棟板金と貫板の交換工事
幸い、このお客様宅の棟板金自体には錆や損傷がなく、再利用できる状態でした。
棟板金は金属製で耐久性が高いため、下地の貫板が劣化していても、棟板金そのものに破損がないケースもよくあります。
棟板金は貫板交換後に再度取り付け直すため、形が崩れないように慎重に保管しておきました。
古い貫板を撤去しました。
木材が古くなると撤去の際にボロボロと破片が落ちるため、周辺の清掃も行いました。
新しい貫板をビスで屋根面に取り付けました。新しい貫板と古い貫板を並べて比較すると、その劣化具合が一目瞭然です。古い貫板は黒く変色し、表面も荒れていますが、新しい貫板は明るい色をしており、木の質感もしっかり保たれています。
仮撤去していた棟板金を、元の位置に戻していきます。
棟板金は、上から釘を打つのではなく、貫板に向かって横方向からビスを打ち込むのがポイントです。
また、今回はパッキン付きのビスを使用しているため、雨水の侵入を防ぐことができます。
棟板金同士のつなぎ目にはコーキング材を打ち、防水処理を行いました。
コーキングには防水効果があり、つなぎ目のわずかな隙間から浸入する雨水も防ぐことができます。
棟板金の釘が浮いているのですが、しばらくは放置しても大丈夫ですか?
できるだけ早い対応をおすすめします。通常時は問題がなくても、台風や突風で急に剥がれが進行するケースも多いです。落下事故や大きな被害になる前に、当店までご相談ください。
木製の貫板が一般ですが、近年は樹脂(プラスチック)製の貫板もあります。耐久性が高く、木製貫板よりも劣化しにくいという利点があります。当店でも対応しておりますので、ご希望の方はお申しつけください。
貫板は全て交換しないといけませんか?部分的な補修もできますか?
部分交換も可能ですが、劣化のタイミングは全体的に同じであることが多いです。まとめて全交換した方が、足場費用や施工費などを節約できるためおすすめです。
今回の記事では、棟板金の下地となる「貫板」の交換工事についてご紹介しました。
住宅は目に見える部分だけでなく、下地など普段見えない部分まで含めた点検・メンテナンスが大切です。
貫板の劣化は分かりにくいですが、
「棟板金や釘がなんとなく浮いているように見える」「築10年以上経過している」「屋根からバタバタ音がする」
など当てはまることがあれば、貫板が劣化している可能性が高いです。
当店では棟板金や貫板の点検・メンテナンスも承っております!
お客様ご自身では確認が難しい屋根の上の貫板までしっかり点検、最適なメンテナンスをご提案いたします。
現地調査・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
街の屋根やさん熊本店では、屋根工事が初めてというお客様でも安心してお願いしていただける体制を整えております!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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