岐阜市｜瓦屋根の点検で棟の劣化！のし瓦がまっすぐではなく上下にがたつきがあった
更新日：2025年10月9日
瓦屋根の棟は、面同士が突き当たり、大きな隙間ができます。
そこで、棟瓦を積み上げて隙間から雨水などが入らないようしているのです。
その横にのし瓦と呼ばれるブロックのような平たい瓦を積み上げ、さらに冠瓦という一番上の瓦を乗せているのです。
しかし、土台の土は経年劣化で固定力が弱くなり、瓦は積み上げるほどにズレやすくなります。
そのため、棟がゆがんで隙間ができ、雨水が侵入するなどのトラブルになるのです。
今すぐ大きなトラブルになる程ではありませんが、少しずつ棟がゆがんできているサインです。
瓦屋根の棟は、棟番線と呼ばれる針金で固定する工法が一般的です。
こちらの屋根では棟番線がなく、その代わり瓦用のボンドで瓦同士を接着しています。
しかし、このボンドもすでに弾性がなくなってきており、劣化が進んでいるようでした。
このような部分は、棟のズレによって隙間が空きやすいため、特に注意が必要です。
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