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高松市でドローン点検!モニエル瓦(乾式コンクリート)の劣化と見分け方を解説!
更新日:2025年10月7日
皆さんお疲れ様です!
街の屋根やさん高松店の大下です!
今回は高松市で築30年ほどのお宅から「近所で工事をしているのを見て、うちの屋根も見てもらえますか?」とお声掛けいただき、ドローン点検を行いました。
屋根材は モニエル瓦(乾式コンクリート瓦) が使用されており、遠目には問題なさそうでも、実際には細かな劣化や浮きが確認されました。今回はその点検の様子と、モニエル瓦の特徴・見分け方・メンテナンスの注意点を詳しくご紹介します。
まずはドローンを使って屋根全体を撮影し、全体の状態を把握しました。築30年が経過しているため、色褪せや表面のムラが見られる部分が多く、ところどころで瓦のズレや浮きも確認できました。ドローン点検は、職人が屋根に上らずに全体を安全・正確に確認できるため、特にこうした高所の点検には最適です。
モニエル瓦とは、セメントを主成分とした「乾式コンクリート瓦」の一種で、1970〜1990年代にかけて日本で多く採用されました。洋風の外観に合いやすく、厚みのある形状が特徴です。
メリット
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デザイン性が高く、洋風住宅にマッチする
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耐久性があり、割れにくい構造
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遮音性・断熱性にも優れている
デメリット
つまり、見た目がきれいでも内部では劣化が進んでいることがあるため、定期的な点検が欠かせません。
ドローン映像を詳しく見ると、屋根の隅(すみ)部分にある「隅棟瓦(すみむねがわら)」が少し浮いている箇所がありました。棟部分の浮きは、台風や強風によって瓦を固定している釘が緩んでしまうことで発生します。放置すると雨水が侵入し、内部の木材や下地の腐食につながるため、早めの補修が必要です。
さらに、屋根全体が部分的にまだら模様のように変色していました。これはモニエル瓦特有の「スラリー層」が劣化しているサインです。スラリー層とは、製造時に表面に塗られた着色セメント層のことで、これが紫外線や雨風で劣化すると、表面が粉状に風化して色がムラになります。この状態のまま塗装してしまうと、塗料が密着せず、短期間で剥がれたり膨れてしまうため、塗装前には高圧洗浄でスラリー層をしっかり除去することが重要です。
見た目がよく似ている「セメント瓦」との違いを見分けるポイントは、
このような特徴があれば、ほぼ間違いなくモニエル瓦(乾式コンクリート瓦)です。
塗装や補修を検討する際は、この見分けを誤ると施工不良につながるため、専門業者による点検が欠かせません。
ドローンでの点検では、屋根だけでなく外装全体を撮影しており、ベランダ床部分にも劣化が確認されました。防水塗膜がひび割れ、雨水が溜まりやすくなっている状態でした。こうした箇所も、屋根同様に早めの補修を行うことで、建物全体の耐久性を保つことができます。
今回の高松市でのドローン点検では、
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隅棟瓦の浮き
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屋根全体のまだらな変色(スラリー層の劣化)
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ベランダ防水の劣化
が確認されました。
モニエル瓦は見た目が丈夫そうに見えても、塗装方法を誤ると早期劣化を招きます。特にスラリー層を落とさず塗装してしまうと、わずか数年で塗膜が剥がれてしまうケースも少なくありません。
当社ではドローンを活用した安全・精密な点検を行い、屋根の種類や状態に合わせて最適なメンテナンス方法をご提案しています。
「うちの屋根がモニエル瓦かもしれない」「前回の塗装からだいぶ経っている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-kotobuki@kotobukikoubou.com
有限会社寿工房
〒760-0080
香川県高松市木太町1941−12


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