こんにちは。街の屋根やさん四日市店です。
本日は、桑名市で施工した大和ハウスの賃貸アパート屋根カバー工法の事例をご紹介します。

施工前の状況

大和ハウス賃貸アパート。
既存屋根はカラーベストで、経年劣化により色褪せや割れが目立つ状態でした。

• 屋根材の反りや割れ

• 表面塗膜の劣化

• コケや汚れの付着

このような症状が見られ、塗装では対応しきれない段階にきていました。
オーナー様からも「入居者に安心して暮らしてもらいたい」とのご要望をいただき、屋根カバー工法をご提案しました。

採用した工法と材料

スーパーガルテクト

今回の屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクトです。
軽量で建物への負担が少なく、遮熱鋼板と断熱材が一体になった高性能屋根材。
見た目もスタイリッシュで、賃貸物件の外観価値向上にもつながります。

ルーフィング（下葺き材）：日新工業「カスタムライト」

屋根防水の要となるルーフィングには、日新工業のカスタムライトを採用しました。

• 粘着層付改質アスファルトルーフィング

• 寸法：1m×16m、厚さ約1.0mm

• 表層は不織布＋特殊合成樹脂で耐久性を確保

• 裏面粘着層で下地にしっかり密着

特にカバー工法では、既存屋根の上に施工するため「重ね目の水密性」が重要です。
カスタムライトは粘着層によって隙間なく貼れるため、雨水侵入リスクを大幅に低減できます。

さらに、改質アスファルトによる釘穴シール性も高く、長期にわたって防水性能を維持できます。
まさに「屋根工事の命」を守るために欠かせない高品質ルーフィングです。

棟板金の下地：樹脂製貫板

棟板金を固定する下地には、樹脂製貫板を使用しました。

従来の木製貫板は安価で加工しやすい反面、

• 雨水や湿気で腐食する

• 反りや痩せにより釘・ビスが抜けやすい
  といった欠点があります。

一方、樹脂製貫板は、

• 腐らない・反らない → 長寿命

• ビス固定が安定 → 棟板金の浮きを防ぐ

• 長期でのメンテナンスコスト削減

というメリットがあります。
初期コストはやや高めですが、賃貸物件のように長期保全が必要な建物には最適な選択肢です。

施工の流れ

1. 既存屋根の点検

カラーベストの割れやコケを確認し、下地の状態をチェック。

2. ルーフィング施工

屋根全体にカスタムライトを隙間なく敷設。
これが屋根の防水性能を左右する大事な工程です。

3. スーパーガルテクト本体施工

屋根材を下から上へ重ね葺きし、確実に固定。
軽量金属屋根なので、耐震性にも優れています。

4. 棟板金施工

樹脂製貫板の上に棟板金を固定。
長期にわたって安定した固定力を発揮します。

完工後の様子

完成後は、シックで美しい屋根に生まれ変わりました。
遮熱効果もあり、入居者様の住み心地向上にもつながります。

オーナー様からは、
「長持ちする工事をしてもらえて安心しました。見た目も新しくなり、入居者募集にもプラスになりそうです。」
と嬉しいお声をいただきました。

Q&A｜よくあるご質問

Q1. カバー工法は本当に安全ですか？
A. はい。既存屋根を撤去しないため建物への負担が心配されますが、スーパーガルテクトは非常に軽量で、地震時のリスクも抑えられます。

Q2. ルーフィングは見えなくなる部分ですが、なぜこだわるのですか？
A. 屋根の防水性能を決めるのは表面材よりもルーフィングです。カスタムライトのような高品質ルーフィングを使うことで、万一表面材に不具合があっても雨漏りを防ぐことができます。

Q3. 樹脂製と木製の棟板金下地、何が違うのですか？
A. 木製はコストが安い反面、腐食や反りで釘が抜けやすく、数年でメンテナンスが必要になることもあります。樹脂製は腐らず変形せず、ビス固定力も長期安定するため、長持ちさせたい賃貸物件には特におすすめです。

Q4. 工事期間はどのくらいかかりますか？
A. 今回のアパート（中規模）で約1週間でした。建物の大きさや天候によって変動しますが、入居者様への影響を最小限に配慮して進めます。

まとめ

桑名市の大和ハウス賃貸アパートで実施したカバー工法は、

• スーパーガルテクト

• カスタムライト

• 樹脂製貫板

という組み合わせで、長期的な安心と資産価値の維持を実現しました。

「賃貸物件の屋根を長持ちさせたい」
「入居者に安心して暮らしてもらいたい」
そんなオーナー様は、ぜひ一度「街の屋根やさん四日市店」へご相談ください。
無料点検・お見積りを承っております。