雨樋と鼻隠しの役割と不具合事例|市原市瀬又での点検レポート
更新日:2025年10月07日
まず、基本的な構造を理解しましょう。
雨樋とは、屋根を流れる雨水を集めて地上へと導く排水設備です。
屋根の軒先に設けられる「軒樋(のきどい)」、建物の縦方向に取り付ける「竪樋(たてどい)」などに分かれます。
一方の鼻隠しは、屋根の軒先に取り付けられた板で、垂木の先端を隠して外観を整えるとともに、雨樋を支える下地の役割を担います。
鼻隠しが腐食したり劣化したりすると、雨樋がしっかり固定できずに歪みや落下の危険が生じます。
こちらの住宅では、瓦屋根の軒先に雨樋が設置されていました。
写真からもわかるように、瓦の下端に位置する鼻隠し板に金具を固定して雨樋が支えられています。
しかし、経年により雨樋が下方向にたわみ、鼻隠しの表面にも汚れや雨染みが見られました。
これは、鼻隠しの防水塗装が劣化しているサインであり、放置すれば木材内部に水分が浸透し、腐食が進む恐れがあります。
続いて、雨樋を支える吊り具(受け金具)の間隔を測定しました。
計測の結果、金具間隔は約90cm前後で、基準値よりもやや広い箇所がありました。
金具が経年劣化や木部の緩みにより変形していると、雨樋に傾きやたるみが発生します。
とくに豪雨や積雪時には、樋内の水が流れにくくなり、溢れや破損の原因になります。
吊り具は地味な部材ですが、雨樋の性能を保つうえで非常に重要な存在です。
雨樋が明らかに変形し、中央部分が下がっていることが確認できます。
このような状態では、雨水がスムーズに流れず、逆流や溜まり水を引き起こす可能性があります。
特に銅製や金属製の雨樋は、長年の風雨や熱膨張収縮によって徐々に歪みが生じます。
また、吊り具が鼻隠しから外れかけている箇所もあり、部分的な補修では対応が難しい状況でした。
このような場合は、雨樋全体の交換と鼻隠し板の塗装メンテナンスを同時に行うのが理想的です。
1. 雨樋清掃
落ち葉や砂埃が溜まると、雨樋が詰まり排水が滞ります。
年に1~2回は、脚立を使ってゴミの除去や水の流れ確認を行いましょう。
2. 鼻隠しの塗装
鼻隠しの塗膜は紫外線や雨風で徐々に劣化します。
3~5年ごとの塗り替えが目安です。
木部が露出している場合は、まず防腐剤入りの下塗りを施し、上塗りでしっかり保護します。
3. 吊り具の点検と交換
吊り具のサビや緩みは、雨樋のたわみを引き起こすため要注意です。
部分交換や位置調整を行うことで排水機能を回復できます。
4. 雨樋本体の交換
銅製や塩ビ製の雨樋は、10~20年程度で交換が推奨されます。
新しい製品では、紫外線に強く軽量な樹脂素材(硬質塩化ビニル製やガルバリウム樋)も増えています。
街の屋根やさんでは、雨樋・鼻隠しの点検から修理・交換まで一貫対応しております。
高所での作業が必要な部分も、安全に・正確に・迅速に対応可能です。
「雨の日に雨樋から水があふれる」「鼻隠しの塗装が剥がれている」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
点検・お見積りは無料で承っております。
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