工事前：シーリングの劣化症状

施工前の状態を確認すると、シーリング材にひび割れや痩せが見られました。
一部では奥に入っている青い部材（※バックアップ材）が露出していました。

※バックアップ材は、シーリング材が奥に密着しないように設置されている発泡材で、通常は表面から見えない部分です。

👉「シーリングの防水機能が低下している」明確なサインです！

🔶主な劣化症状のご紹介

・ひび割れ：硬化が進み、表面に細かいひび割れが発生
・剥離：外壁とシーリング材の間に隙間ができる
・痩せ・肉やせ：シーリングが縮んで隙間が広がる

既存シーリング材の撤去

今回、打ち替えを行うため、古いシーリング材を丁寧に撤去します。

カッターなどの専用工具を使い、外壁材を傷めないように注意しながら作業を行います。

マスキングテープ養生

撤去後は新しいシーリングを美しく仕上げるため、目地の両側にマスキングテープを貼って養生します。

全ての箇所打ち替えを行うため、既存シーリング材撤去→養生作業でも結構な時間が必要です😌

仕上がりの美観に影響を与える工程なので、丁寧さ重視で作業を行っていきます。

プライマー塗布

次に、シーリング材と外壁材の密着性を高めるためにプライマーを塗布します。

プライマーは接着剤の役割を果たし、剥がれを防止する大切な工程です。

シーリング材充填

新しいシーリング材を奥までしっかりと充填していきます。
今回使用しているのは『変性シリコン系シーリング材』です。

変性シリコン系は、外壁塗装の上からでも塗料がしっかり密着するので、今後外壁塗装を行う際にも安心して使用できます。

また、柔軟性と耐久性が高く、サイディング外壁の目地や窓まわりに最適な材料ですよ🙆

充填の際には空気が入らないよう注意し、厚みを確保することで防水性と耐久性を高めています( ˘ω˘ )

➡屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

ヘラで均し作業

充填したシーリングをヘラで押さえながら均し、表面を整えます。
この工程でしっかり押さえることで、耐久性と美観を両立させます！

均した後は、乾燥前に養生を剥がします。

打ち替え完了

打ち替えが完了しました( ˘ω˘ )✨
シーリングが新しくなり防水性も見た目も大きく改善しました！

シーリングの寿命は一般的に7〜10年程度と言われていて、
築10年前後での点検・メンテナンスが推奨されています🙆

✔外壁塗装の際に一緒に打ち替える
✔ひび割れや剥離を見つけたら早めに補修

といった対応が重要です！

✔塗装が上からのらず、外壁塗装時に剥がれやすくなる
✔硬化が早すぎて施工不良になる
✔外壁材の動きに追従できず、すぐに再びひび割れが発生する
✔高所作業による落下の危険性

こうした不具合を防ぐためにも、長期的に安心できる施工を希望される場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです😌✨