現地調査

外壁はモルタルとケイカル板で構成されています。

調査時、外壁を手で触ると白い粉が付着するチョーキング現象が確認できました。
➡これは塗膜が紫外線で劣化しているサインです。

また、サッシ周りを中心に、シーリング材は硬化し、ひび割れや剥がれが進行していました。
➡放置すると雨水の浸入経路となります。

このような状態を放置すると、建物内部を傷める恐れがあるため、外壁全体の塗装とシーリング打ち替えをご提案しましたm(__)m

高圧洗浄

まずは外壁全体に高圧洗浄を行いました。

表面の汚れや劣化した塗膜、苔や藻を除去します。
洗浄が不十分だと、新しい塗料が密着せず、早期の剥がれにつながってしまいます。

シーリング打ち替え

シーリングは建物の隙間を埋める重要な防水材です。

劣化したシーリングを撤去→養生→プライマー塗布→新規シーリング充填→ヘラで仕上げ、という流れで施工しました。

今回は塗装との相性が良い、変性シリコン系シーリング材を使用しています。

下塗り

下塗りには、エスケー化研「水性ミラクシーラーエコ」を採用しました。

下塗りは外壁塗装の土台であり、

✔下地の補強
✔上塗り塗料の密着性アップ
✔発色の均一化

といった役割を担います。
ローラーや刷毛を使い分け、外壁の凹凸や細部まで丁寧に塗布しました。

主材模様付け

次に行ったのは、水性ソフトサーフSGによる主材模様付け作業です。

これは、下塗り材で外壁に凹凸模様をつける作業で、外壁の小さなひび割れや段差をカバーし、美観と耐久性を高めます。

職人がローラーの動かし方を調整し、均一で美しい模様を形成しました。
厚みのある塗膜ができ、防水性も向上します。

中塗り

いよいよ仕上げ工程の第一段階、中塗りです。

下塗りやパターン付けで整えた下地に、仕上げ塗料と同じ塗料を塗り重ねることで、外壁全体に均一な塗膜を形成します。

塗りムラや塗り残しが出ないように、職人が丁寧に外壁全体へ塗料を均一に広げていきます。

今回は、エスケー化研「クリーンマイルドフッソ」を採用しました。

フッ素塗料について

シリコン系より一段上の耐久グレードで、長期間の美観維持と低メンテナンスが特長です。

⭐色あせ・チョーキングが起きにくく、艶が長期間持続
⭐雨で汚れが流れ落ちやすい“セルフクリーニング性”で汚れにくい
⭐幅広い下地に対応

耐用年数は約15～20年と長寿命で、初期費用はシリコン塗料より上がりやすいですが、長期で見ると“メンテナンス回数を減らせる＝お得”という選択になりやすいですよ！

上塗り

乾燥後、再びクリーンマイルドフッソを塗布して仕上げます。

上塗りは外壁を紫外線や雨水から守る塗膜です。
フッ素塗料特有の深みある艶が加わり、新築のような外観に生まれ変わりました( ˘ω˘ )✨

完成

工事完了後の外壁は、色ムラのない均一な仕上がりになりました。

防汚性に優れたフッ素塗料の特性により、雨水で汚れが自然に流れ落ち、長期間清潔で美しい外壁が維持できます！

外壁塗装は見た目をきれいにするだけでなく、建物を長持ちさせる大切なメンテナンスですよ✨