工事前の状態

調査時、サイディング材に割れが確認できました。

外壁材が割れてしまうと、隙間から雨水が入り込み、内部の防水シートや木下地を傷めてしまう恐れがあります。

今回は外壁全体の張り替えではなく、劣化箇所のみを部分補修で対応していきます。

サイディングの部分張り替え

【部分張り替えの施工手順】

①割れのあるサイディング材を切り取り、撤去
②内部の防水シートや下地の状態を点検
③新しいサイディング材を類似のデザインで差し替え
④目地部分をシーリングで防水処理

⚠️なお、サイディング材は製造時期やメーカーによって廃盤になっていることも多く、全く同じデザインや色が手に入らない場合があります。

その際は、できるだけ近いデザイン・色のものを使用し、仕上げに塗装を行うことで違和感を抑える施工をいたします( ˘ω˘ )✨

今回の現場も張り替えた部分と既存外壁とで色の差が出たため、上から塗装して色を合わせました。

外壁色合わせ塗装

サイディングを部分的に張り替えた場合、そのままでは色の差が目立ってしまいます。

そこで塗装を行い、既存外壁に自然に馴染むように仕上げました。

既存外壁と違和感なく仕上げるために、職人が塗料を調合し、微妙な色味を調整していきます。

光の当たり方や経年による色あせ具合に合わせて調整することで、補修箇所だけが浮いて見えないよう工夫しています。

こうした色合わせ塗装を行うことで、部分補修であっても全体の統一感を保ち、美観を損なわずに仕上げることが可能ですよ(*’ω’*)✨

施工完了

工事後は割れのあった部分が分からないほどきれいに仕上がり、防水性能も回復しました。

外観の美しさを維持しつつ、雨漏りの心配もなく安心してお住まいいただける状態になりました( ˘ω˘ )

今回のように、外壁全体を張り替えなくても部分補修と塗装仕上げで十分対応できるケースがあります。
劣化箇所を放置しておくと、雨漏りに繋がり大規模な修繕が必要になることもあるので、早め早めの対応が重要です！