ひたちなか市で屋根材落下！ひび割れが激しいザルフグラッサでした
更新日：2025年8月28日
現場を確認したところ、「ザルフグラッサ」というスレート系の屋根材でした。
ザルフグラッサの特徴と注意点
✓ノンアスベスト製品の初期に登場：環境には配慮されていますが、その分耐久性はアスベストを含んだ従来の製品よりも劣る。
✓ひび割れや欠けが発生しやすい：特に築20年以上経過すると、表面の塗膜が失われ、セメント質がむき出しになり、割れやすさが増す。
✓補修が難しい：ひびをコーキングで塞いでも、周囲の劣化が進んでいるため、再び割れてしまうことが多い。
ひたちなか市のお客様宅のザルフグラッサも、無数のひび割れや欠けが屋根全体に広がっていました。
ザルフグラッサは、アスベスト規制に合わせて作られたノンアスベスト屋根材であり、耐久性が従来品に比べると弱い傾向にあります。
さらに築25年という年月の中で、紫外線や風雨にさらされ続けたことで脆くなり、衝撃や強風の力で剥がれ落ちてしまったと考えられます。
【注意】屋根材が落下するのは大変危険であり、通行人やご家族に被害が及ぶ可能性もあるため、早急に対処しましょうฅ•̀ㅁ•́)
メンテナンス方法は、屋根カバーもしくは屋根葺き替えの二択になります。
既存の屋根材を撤去せず、新しい屋根材を重ねる方法。
防水紙を新しく敷き直せるため、屋根の寿命を延ばせる現実的な工法です。
2.屋根葺き替え工事
古い屋根材を撤去して、新しい屋根に全面的に替える方法。
下地まで手を入れることができるので、耐久性・防水性が向上しますが、その分費用と工期がかかります。
1.基材の劣化が激しい：ノンアスベスト製品はアスベストの代わりにパルプや繊維を使っているため、水を吸いやすく経年とともに脆い状態になります。表面だけでなく中まで劣化しているので、塗装をしても密着が悪く、すぐに剥がれてしまいます。
2.ひび割れや欠けが多い：ザルフグラッサは経年で細かいひびが無数に入り、その隙間から水が侵入します。ひび割れがある状態で塗膜を乗せても、根本的な防水性は回復しません。
3.塗装では強度が戻らない：塗装はあくまで表面保護。基材そのものが割れやすくなっている場合、強度を回復させることはできません。強風や衝撃でまた破片が落下するリスクが残ってしまいます。
ザルフグラッサのように、初期のノンアスベスト屋根材は、全国的にトラブル事例が多いのが実情です。
「最近屋根材が欠けてきた」「庭に破片が落ちていた」などの小さな変化も、劣化が進行しているサインかもしれません。放置してしまうと落下事故や雨漏りにつながりますので、ぜひ早めの点検をご検討くださいね(,,ᴗ ᴗ,,)
【塗装ができない、または不向きな屋根】
✓ニチハ パミール
✓クボタ コロニアルNEO・アーバニー
✓セキスイ かわらU
✓松下電工 レサス・シルバス
ひたちなか市の住宅は、お客様のご希望もあり、屋根カバーを実施することになりました。
「屋根材落下」や「ひび割れ」といったトラブルは、今回の屋根材だけでなく、同年代のスレート系屋根材にも起こり得ます。
街の屋根やさん水戸店では、屋根の点検・お見積りを無料で承っております。もしご自宅の屋根に気になる症状がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。早めの対策で大切なお住まいとご家族を守りましょう！
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