施工前の状況

板金部分にサビの発生、色褪せなどの劣化が見られます。

また、泥や落ち葉などのゴミが詰まり、雨樋まで水が流れていない状態でした。

既存屋根材の撤去、下地補強

既存の屋根材を撤去すると、下地木材に湿気や雨水による傷みが確認できました。

新しい屋根材をしっかり固定するために、下地に合板を増し張りして補強します。

【増し張りとは】

既存の下地をすべて撤去するのではなく、その上から新しい合板を重ねて張る工法です。

強度の確保、廃材の削減などのメリットがあります。

新しい合板を隙間なく張り、しっかりとビスで固定しました。

屋根材の施工

屋根材の施工に入ります。
今回は、耐久性に優れた「ニスクカラーPro」を採用しました。

「縦ハゼ葺き」という施工方法で、縦方向に屋根材をはぜで折り曲げて重ね合わせることで、雨水の侵入経路を最小限に抑えることができます。

従来の横葺きに比べて防水性が高く、豪雨や台風にも強い工法です😊

屋根と外壁の取り合いや端部には、雨仕舞いを考慮した役物を取り付けます。
これにより、雨水の浸入を完全に防ぎ、美観も整います！

今回の工事では、劣化した玄関ポーチの屋根を撤去し、下地を補強したうえで、耐久性に優れた屋根材を縦ハゼ葺きで施工しました。

雨漏りの原因をしっかりと解消し、美観も大きく改善されています(*’ω’*)

玄関は毎日使う大切な場所です。
小さな雨漏りでも放置してしまうと、木部の腐食やシロアリ被害につながる恐れがあります。
早めの点検と修繕が住まいを長持ちさせるポイントです！